疑問・質問について全国のタクシー会社の採用担当者が回答します。
回答
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理論上はおっしゃる通りですが、タクシー会社の基本給はどこの会社もほぼ同じだと思います。基本給=一か月あたりの総所定労働時間×時間給(都道府県ごとの最低賃金程度)ということになります。例:タクシーの勤務形態が朝から翌日の明け方、いわゆる隔日勤務の場合。1日の所定労働時間(残業を含まない)が14時間、月の乗務数が12回、時間給として¥1,000と規定されている場合の基本給は14×12×1,000=¥168,000となります。
それに対して、タクシーの給料は歩合制を採用している会社が多いのですが、言葉よりも実際の金額で説明をしますと、月の売り上げが¥600,000で、それに対する賃金率が60%の場合。※通常売り上げが高くなれば賃金率が高くなり、下がれば賃金率も下がります。また、賃金率は会社ごとに設定しているものですが、あまり大差はないでしょう。
上記の場合、¥600,000×0.6=¥360,000←これが給料の合計となります。
どちらがどのように支払われるかは次の式になります。
給料=基本給¥168,000+深夜手当+残業手当+その他諸手当+能力給(インセンティブ)=¥360,000ーとなります。
各社ごとに細かい規定はありますが、ほとんどの会社は上記の形として給料を支払っていると思います。
求人票には基本給を記載しなければいけないので、実際の給料との差が多いことで不安に感じられる方も多いのは事実だと思います。
また、上記の歩合給と基本給を両方もらえると思われている方もいらっしゃると思いますが、そういうことはございません。-
- 回答者:
- 日立自動車交通第二株式会社
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- 回答日時:
- 2017-03-23 15:54:57
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