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お知らせ
朝日新聞7月28日号に掲載されました
掲載先:朝日新聞 2009年7月28日
以下掲載先引用
漁業・タクシー・・・特化して応募増
新卒採用でも中途採用でも、就職活動をする人にとってサイト上の求人情報はなくてはならないものとなった。
全国求人情報協会によると、求人広告の掲載媒体としては有料情報誌が長く一般的だった。 90年代後半にウェブサイトや無料情報誌が登場し、徐々に掲載件数を増やした。 05年には広告掲載件数全体に占める割合で無料誌が有料誌を逆転。今年4月には、 サイトが無料誌を抜いて初めてトップとなった。
同協会の佐藤日出男総務部長は「情報誌や折込み紙も地方限定では需要があるが、 情報更新の早さや多くの人の目に触れる点でサイトは圧倒的に強い」。
無数あるとも言える求人サイトでは、職種の特化も進む。人材会社インテリジェンスは、運営する転職情報サービス「DODA」 にエンジニア、オフィスワーク、障害者などの専門サイトを次々と開設。8月からは看護師向けサービスも始める。
「専門サイトが目立ち始めるのはここ5~6年。求人ニーズがあるため、人手不足の業界に専門サイトも集中する傾向が強い」と 同社の原野司郎執行役員は説明する。
慢性的な人手不足に悩むタクシー業界の人材紹介サービスを5年前に始めた日本総合ビジネスには、サイトを見て応募してくる 人が月400人にのぼる。
求職者への窓口を広げようとその後、首都圏の企業を中心としたタクシー業界の専門サイト「転職道.COM」を開いた。 昨年は携帯電話のサイトも開き、問い合わせ数が飛躍的に伸びたという。
同社への相談では、企業単独の求人広告を見ても条件や専門用語が分かりにくくて判断できないという人も多い。 「専門サイトなら各企業の比較も簡単で、もちろん企業に直接応募ができるし、迷った時には相談申込みもできる。」 (黒澤健次専務)
結果的に求職者の不安と、求人企業の「誰が来るか分からない」というリスクが軽減され、ミスマッチも少なくなる。 求人を出したタクシー会社も「以前より新人の定着率が上がった」と強調する。
インテリジェンスの原野執行役員は、「求人情報サイトが中心になり、さらにニーズの多様化に対応する形で専門化、 細分化が進んでいく」とみている。(横田千里)