営業職
自社製品やサービスを顧客に販売し、契約をいただいて利益を上げる仕事が営業職です。どれだけ商品が優れていても、その価値を知ってもらえなければ売り上げを伸ばすことはできないため、企業の根幹を支える重要なポジションになります。
そんな営業職は、「未経験者歓迎」の代表的な職種です。なぜなら、営業に求められるのは知識や技術よりも、人間性やコミュニケーション力が重要視されるからです。顧客の本音やニーズを察知し、信頼関係を築いた上で最適な商品を提案する能力が求められます。
そのため未経験者でも正社員として登用されやすく、さらに努力次第では好成績を残すことも可能です。営業職は各種メーカーや保険会社、通信業界に不動産業界とあらゆる業界で募集されているので、間口が広い職種ともいえます。
アパレルなど販売職
顧客と直接対面し、アパレル商品や携帯電話、食品、電化製品などの自社製品を売る仕事が販売職です。もちろんレジ業務だけでなく、商品整理や在庫管理、ディスプレイや店内清掃などさまざまな業務を担当します。
いずれも特別な技術が必要というわけではなく、未経験者でも正社員として採用されるケースは多いです。また接客業のため、コミュニケーション力やセンスが重視されます。仕事を覚えて経験を積めば、他業界と比べて短期間でマネージャーや店長などの管理職に昇進することも可能です。
介護職
介護を必要とする高齢者に対し、食事や入浴、排せつや着替えなどの介助を通じて日常生活のサポートをする仕事が介護職です。老人ホームやデイサービスの施設スタッフ、ホームヘルパーなどさまざまな形態があります。
高齢化社会に突入し、介護を必要とする高齢者の数は急速に増えています。一方で介護業界は慢性的な人手不足です。そのため未経験でも正社員として登用されやすい職種だといわれています。
専門知識や技術がなくても研修があるため、入職後の心配もありません。また全国各地で募集されており、求人数の多い仕事です。介護職に就くために資格は必須ではありませんが、「介護職員初任者研修」などの資格を取得しておくと転職が有利になるでしょう。
テレフォンオペレーター(コールセンター勤務)
コールセンターには、営業や契約を目的として電話を発信する「アウトバウンド」と、注文受付やカスタマーサポートなどで電話を受信する「インバウンド」があります。このうち後者の代表職がテレフォンオペレーターです。
自社の商品やサービスを電話で案内し、アポイントを獲得して利益を上げます。売り上げを左右するコールセンターに力を入れている企業は多く、求人数も安定しているのでチャレンジしやすい職種だといえるでしょう。
この仕事は声だけで商品を案内するため、話し方やコミュニケーション力が重視されます。経験よりもはなくとも、話すことが得意であったり、コミュニケーション能力が高かったりすれば、オペレーターとして実力をつけることができれば、マネージャーやスーパーバイザー、センター長などの上級職への昇格も視野に入れることができます。
転職が当たり前になりつつある現代では、未経験者でも正社員として働くのはそう難しいことではありません。「経験がないから…」と最初から諦めるのではなく、自分の持つ力を活かした職に就けるよう、正社員登用を目指して頑張りましょう。