長いブランクは転職の際にどれくらい不利?
ブランク期間が長いことは転職する際にどの程度、不利な材料となるのでしょうか。人事担当者の話を聞くと、「ブランクが何もしていない失業期間」という意味なのであれば、マイナス評価につながるという意見がほとんどです。
たとえば1年程度、何の仕事もしていなかったとすれば、仕事に関する意欲や現場感覚が薄れている可能性も考えられます。加えて「ブランク中に何をしていたかが問題、そこが気になる」「病気などのやむを得ない事情があるのならそれを知りたい、就職していなかったとしても何か活動をしていたのかという説明が欲しい」という人事担当者が多いようです。
ブランク中の活動をまとめよう
ということは、ブランク中に「こんな活動をしていました」ということがいえれば、マイナス評価を取り戻すことができるかもしれません。もちろん、やってもいないことをいうのはNGですが、仕事をしていなかったときにやっていたことがあるなら、それをリストアップしましょう。
勉強や習い事をしていた、セミナーやイベントに参加していたといった仕事にかかわることはもちろん、スポーツをやっていた、旅行をしていた、趣味に打ち込んでいたなど、あまり仕事と関係のないことであっても興味を持ってもらえる可能性はあります。
ずっと転職活動をしていたのならそのことを率直に話すのもよいでしょう。面接で聞かれたときに話してみるのもよし、アピール材料になると思うことなら履歴書に書くのも悪くありません。
ブランク中にやっておきたいこと1:アルバイトをする
ここからはブランク期間中にやっていてアピール材料になり得ることを挙げてみます。まずはアルバイトです。知り合いの仕事を手伝っていたということでも、短期のアルバイトでもかまいません。長期のアルバイトなら履歴書の職歴の欄に書くこともできます。
アルバイト経験は働く意志があったことを伝えられ、期間や内容によっては経験として評価されることもあるはずです。加えて、収入的にも助かることなので、転職活動をしながらアルバイトを行うことはメリットしかないといえるでしょう。
ブランク中にやっておきたいこと2:資格を取得する
もうひとつ確実にアピール材料になるのは、ブランク期間中の資格取得です。次の仕事につながる資格なら理想的で、転職活動をしながらスキルアップのための勉強をしていたという評価にもなるでしょう。
仕事に直結する資格や難関資格は転職に有利な条件にもなります。ブランクが長くなりそうな事情があるのであれば、資格取得を視野に入れてみてはどうでしょうか。
ブランク期間が長いことは転職に不利ですが、そのイメージを変えることは不可能ではありません。何かアピールにつながることはないか、ブランク期間中はそのことを意識して過ごしてみてはいかがでしょうか。