【第3回】タクシードライバーの高齢化
2013/04/04
タクシー業界専門誌、東京交通新聞の2013年3月25日号に東京特別区におけるタクシードライバーの年齢の統計が掲載されていた。
25歳未満 0.13%
25際~39歳 5.95%
40歳~59歳 44.92%
60歳~64歳 25.58%
65歳~69歳 16.06%
70歳~74歳 6.38%
75歳~79歳 0.93%
80歳以上 0.05%
【参考:東京交通新聞 2013年3月25日(月曜日)】
これを見ると、40歳~74歳まででそのほとんどを占めているのがわかる。
よく言われる、「タクシードライバーは40代でも若手」だというのもうなずける内容だ。
退職や引退、リストラなどにあった人たちの再雇用にも一役買っているのがタクシー業界。
ただ、どこかの年齢層に隔たってしまうと問題もある。
この数字を参考にすると、10年後あたりにはタクシードライバー人口が激減、もしくは超高年齢化が容易に考えられる。
年金支給額がどんどん減らされている現状、おそらくは後者が濃厚だろう。
減車問題や利用者の減少がよく取り沙汰されるが、タクシー業界にはこういった問題を抱える側面も持つ。
今後のタクシー雇用の動向から目が離せない。