タクシー運転手への転職を考えている人のなかには、長距離客に当たった場合には、どうすればよいのか気になる人もいるでしょう。決まったルールなどがあれば、把握しておきたいところです。ここでは、タクシーでの長距離客への対応方法を説明します。
タクシーで長距離客を乗せるメリットとデメリット
タクシーで長距離客を乗せると、メリットになることもあれば、デメリットになることもあります。
メリット
タクシーの料金は乗車距離で決まるため、距離が長いお客さんを乗せればそれに比例して多く稼げるのがメリットです。同じ金額を稼ぐなら、短距離客を何人も見つけるよりも、長距離客ひとりの方が楽に感じることもあるでしょう。
また、長距離客だと高速道路を使うこともあるかもしれません。その場合にはお客さんが高速料金を負担してくれます。
デメリット
長距離の移動をすると、普段はあまり行かない場所に行くことになるでしょう。慣れない道を走る場合があることがデメリットに感じられる点です。
また、長距離客を乗せた後は営業エリアまで戻らなければなりません。タクシーは営業エリアが決まっています。営業エリア外では、ほかのお客さんを乗せることができません。
そのうえ、遠距離割引という制度があります。地域によって具体的な内容は異なりますが、福岡県では9,000円以上で10%引きという内容です。
長距離客を乗せることで、売上が普段より減少することもあるでしょう。
タクシーでの長距離客への対応方法
タクシー運転手の仕事をしたくても、長距離客にはできれば当たりたくないと思っている人は多いでしょう。しかし、タクシーでは、特別な場合を除いて乗車拒否はできません。ただ、営業地区から50km以上離れた場所が目的地の場合には、乗車拒否できることもあります。
たとえば、勤務時間内に会社まで戻れなくなる場合や、次のドライバーと交代できなくなるような場合です。
長距離移動では慣れない道を走ることになるため、想定以上に戻るのに時間がかかる可能性があります。時間内に戻れるかどうか、交代できるかどうか判断する際には、その点をよく考慮しておきましょう。
また、地域によって乗務距離が決まっていることもあります。その乗務距離を超禍する場合には、断らざるを得ません。
まとめ
長距離客を乗せるのはメリットもありますが、デメリットが大きく感じられるかもしれません。しかし、乗車拒否できるケースもあるため、条件に該当する場合には、断るのが無難です。どんなときなら問題ないのかよく理解しておきましょう。
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