タクシー運転手としてお客様を安全に目的地へ運ぶためには、営業エリアの地理や交通事故が発生しやすい場所を知っておく必要があります。しかし、交通事情は地域によってさまざまです。
この記事では、福岡の交通事情や地域特有の運転マナーについて解説します。福岡でタクシー運転手を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
福岡でタクシー運転手を目指すなら交通事情のチェックが必要
タクシーの運転手は、お客様を目的地まで安全に運ぶ仕事です。そのため、地理や道路の混み具合、交通事故の発生状況を知っておくことが大切です。
地理に不慣れな場合、最短ルートでない道を通ってしまい、お客様から不満を持たれたり、道に迷ったりする可能性があります。道路の混み具合も時間によって異なる点に注意が必要です。
こういった地理と道路の混み具合を事前に知っておくことで、お客様からの満足度も向上します。これらは経験によって自然に得られるものではありますが、事前に知識として知っておくとよいでしょう。
また交通事故の発生状況を知っておくことで、事故が発生しやすい場所を避けたり、より気をつけて運転できたりします。タクシー運転手を目指すのであれば、こういった交通事情をチェックしておきましょう。
福岡の交通事情
ここでは、福岡の交通事故発生状況と運転マナーの特徴を紹介します。
福岡の事故発生状況
一般社団法人日本損害保険協会の『全国交通事故多発交差点マップ』によると、令和2年の福岡県内の交通事故多発地点は以下の通りです。
・針摺交差点(福岡県筑紫野市):22件
・六本松交差点(福岡市中央区):15件
・安部山入口交差点(北九州市小倉南区):11件
・二先山交差点(福岡県京都郡苅田町):10件
・西体育館前交差点(福岡市西区):9件
・徳永交差点(福岡市西区):9件
上記の交差点だけでも76件の交通事故が発生しています。交通事故が多発する交差点では、なぜ事故が発生しやすいのか知り、事前に対策や注意をして運転することが大切です。
出典:「一般社団法人日本損害保険協会/全国交通事故多発交差点マップ」(福岡県)
福岡の交通マナーの特徴
交通マナーも地域や県民性によって違いがあります。福岡では、地元住民から「交通マナーが悪い」という意見があるのも事実です。
ブランド総合研究所の2019年アンケート『交通マナーの悪さに悩む都道府県&主要都市ランキング』では、2位に香川県と福岡県がランクインされています。
福岡にも地域ごとの「ご当地運転」があり、それは主に以下の4つです。
・バリ遅ウインカー:車線変更や右折時にウインカーを出すのが遅い
・我が先運転/急いどっちゃけん運転:無理な割り込み、自分勝手な運転
・修羅の国運転:車間距離を詰めてくる
・カルガモ走行:狭い車間距離で車が連なる
すべてのドライバーの運転マナーが悪いわけではありませんが、危険な運転をするドライバーがいることを考慮して運転する必要があります。
まとめ
交通事情は地域によって異なります。タクシー運転手を目指す場合は、その地域の地理や交通事情、交通事故発生状況を知っておきましょう。
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