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新潟県でタクシー共同配車事業を立ち上げ

新潟県でタクシー共同配車事業を立ち上げ

タクシー配車アプリの普及の目覚ましい発展を遂げています。

その一方で、地方都市や過疎地では、まだ配車時の際に電話でタクシーを呼ぶスタンスが定着しているのも事実です。生活のスタイルをなかなか時代に合わせて「今日から変えてください」とはユーザーには提案しにくいものですし、右へならえで変わることはまずありません。(そもそもその選択肢はユーザーの自由なわけです…。)

今回は新潟県のタクシー会社が開始した配車サービスのニュースです。

新潟県でタクシー共同配車事業を立ち上げ

新潟市のタクシー事業者「万代タクシー」は、複数のタクシー会社の配車業務を一括で担う「タクシーステーション新潟」を立ち上げました。タクシー会社の業務負担など、コスト面を減らす狙いがあります。電話番号は0120-607-362

万代タクシーの中山真代表取締役は「タクシー会社の垣根を超えて、迅速にタクシーが駆けつけるようになれば利便性が高まり、地域活性化にも繋がっていく。今後も「移動インフラ」を通して、地域の皆様の発展に貢献したい」と語っています。

現在、「タクシーステーション新潟」の加盟事業者は万代タクシーのみですが、今後は新潟市内3社が加盟予定となっており、2023年3月までには配車業務を「タクシーステーション新潟」に統合し、300台前後の配車を管理できる体制にする考えです。

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一つの番号から複数事業者を呼び出し

この「タクシーステーション新潟」のサービス開始によって、新潟県下のタクシー移動をよりスムーズに行うことが可能となります。

各タクシー車両にGPSを搭載した専用のタブレットを設置し、お客様が「タクシーステーション新潟」に連絡し配車依頼を行うと、配車オペレーターが利用者に一番近いタクシーをタクシー事業者に関係なく配車してくれるというシステムとなっています。

一つの番号から、複数のタクシー事業者を呼び出すことが可能で、これにより「1社毎のタクシー事業者へ連絡」という手間が省けるという訳です。

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電脳交通のシステム導入

「タクシーステーション新潟」は、徳島県に本社を構える次世代のタクシー配車システムの開発・提供を手掛ける「電脳交通」のシステムを活用しています。

電脳交通はこれまでも自社で開発したクラウド型配車システム「電脳交通®」をタクシー事業者へ提供し、地域ニーズに適した次世代型の配車サービスのシステムをサポートしております。

さらに今回のように『複数のタクシー事業者の配車を1拠点に統合』という仕組み作りを、独自のノウハウを以て構築しており、2020年10月よりタクシー共同配車支援サービスを提供しています。
現在北海道、香川県で展開しており、今回の新潟県は全国で3例目となります。

【クラウド型配車システム】東京交通新聞 より(2020年7月20日抜粋)

再開発の新潟駅に期待

現在新潟駅周辺では大規模な、再開発整備事業が進んでおります。

駅の高架化によって南北の往来を容易に行えるようになり、幹線道路も2019年に開業の新潟鳥屋野線をはじめ、新潟駅西線、東線、明石紫竹山線の4本の幹線道路の整備を行っております。

そして一番の目玉は駅前広場の整備です。
長らく新潟駅は鉄道による「南北の分断状態」が続いていたため、駅周辺活性化の起爆時として、南北市街地の一本化を目指していました。
以前からそういった声が多くあり、高架下交通広場を整備し、万代口と南口それぞれのバスターミナルを駅直下に生まれるスペースに集約し、お客様にとっても、バス・タクシー乗り場が今まで以上に利用しやすいターミナル駅となります。(あの新潟駅独特の昭和らしい万代口も味があっていいんですが…)

新潟駅の前面開業は2024年春を目指しており、今後ますます発展を遂げる新潟駅周辺の再開発に期待が高まる中で、「タクシーステーション新潟」の役割は大きな意味を成すと言えましょう。

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