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運転代行(求人)VSハイヤー(求人)働きやすいのは?【年収や仕事内容を比較して解説!】

この記事を読んで分かること

・運転代行の年収

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専属ライターO
専属ライターO
【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

30代〜40代で転職を考える方々の間で、運転代行の仕事に注目が集まっています。運転代行の業務は、よくタクシードライバーなどと比較されますが、今回の記事では運転代行の業務をハイヤー運転手と比較しながら解説していきます。

運転代行の年収VSハイヤーの年収比較

仕事先を選ぶにあたって真っ先に気になる項目のひとつが収入ではないでしょうか。運転代行の収入とハイヤー運転手の収入について、年収ベースで比較します。

運転代行の年収

運転代行の収入は多くは日給制です。日給の相場は東京・大阪のような大都市とその他の地域の間で隔たりがあります。
東京・大阪の場合、日給の相場は8,000円から10,000円ほどになります。一方で、その他の地域では3,000円〜6,000円が相場とされています。

運転代行のドライバーを募集している会社によっては、日給に加えて売上に連動したインセンティブを支給している会社もあるようです。

運転代行に従事するドライバーの多くは、運転代行を本業ではなく副業と位置づけています。
この背景としては、運転代行の内容が飲酒したドライバーの運転代行である以上、働く時間がほぼ夜間に限られるので、昼間は別の仕事を本業とするケースが多いようです。

仮に東京・大阪のような大都市で月に15日のペースで働くと、月収は12万円から15万円、年収ベースに換算すると140万円〜180万円となります。副業としては十分な水準かもしれませんが、運転代行一本で食べていくとなると、追加でインセンティブを受け取れる可能性もあるとはいえ、やや厳しい水準ではないでしょうか。

引用:求人ボックス給料ナビ

ハイヤー運転手の年収

参考:国際自動車株式会社

ハイヤー運転手の年収相場は500万円と、運転代行業と比較した場合はもちろん、タクシー運転手の平均年収330万円と比較しても高い水準にあります。

また、タクシー会社の場合は歩合制を採用していることもあり収入のバラツキが大きいのに対して、ハイヤーを運営している会社の場合は歩合制ではなく固定給を採用している場合が多いので収入差が小さい傾向です。

さまざまなドライバー系職種の中でも高水準な金額を固定給を受け取れるのはハイヤー運転手のメリットと言えるでしょう。

運転代行VSハイヤー仕事内容の違い

運転代行の仕事とハイヤー運転手の仕事とでは、同じドライバー系の職種でありながら仕事内容に大きな違いがあります。年収の違いも、この仕事内容の違いが起因している部分もあります。どちらの仕事が向いているかの判断材料にするためにも、仕事内容について見てきましょう。

運転代行の仕事内容

運転代行の主な仕事は、車の持ち主の所へ出向き、持ち主に代わって運転を行うことです。お酒を飲んで運転ができなくなった持ち主に代わって運転を行い、家まで送り届けるという利用用途が多いようです。

上記のような仕事内容であるがゆえに、運転代行の主な稼働時間は宮型から早朝にかけてとなります。

ハイヤー運転手の仕事内容

ハイヤーの主な顧客は企業です。企業の重役を送迎するためのドライバーとして、業務終了後の退社時間など、あらかじめ指定された時間に企業へ出向いて目的地まで送り届けます。

タクシー運転手の仕事内容の違いは、客を探し求めて巡回したり道路上で「客待ち」
することはなく、はじめから送迎に向かう地点や時間、乗せるお客さんがスケジューリングされていることです。

上記のような仕事内容ゆえ、運転代行やタクシーのような形で「運転手次第で売上が増減する」ということは基本的にありません。これが、ハイヤー運転手に歩合制の報酬体系がない理由です。

運転代行とハイヤー向いている人の違い

運転代行業とハイヤー運転手合わせて務内容・客層などが異なるため、向いている人のタイプにもギャップがあります。どちらの職を選ぶかについて、自分自身の性格やライフスタイルに合わせて慎重に選びましょう。

運転代行に向いている人

運転代行のドライバーに求められる要素の1点目としてあげられるのは、「危険なシチュエーションに対処する力」です。運転代行ドライバーにとっての主な顧客はお酒を飲んでいる人なので、酔っている人を相手にする以上、顧客との間でトラブルが生じる可能性がどうしても高くなります。

お酒に酔って攻撃的な態度をとる人に対して毅然と対処できるかどうかが、運転代行の仕事に向いている人とそうでない人との分岐点のひとつでしょう。

運転代行のドライバーに求められる要素の2点目としてあげられるのは、常に安全運転をキープする慎重な性格です。運転代行のドライバーが運転するのは、会社の車ではなくお客さんの車です。したがって、ハイヤーやタクシーの運転以上に事故に気をつけなければいけません。

次にライフスタイルの点から検証していきましょう。これまでもご説明したように、運転代行業の主な稼働時間は夜間です。したがって、睡眠のリズムを夜型に適応させる必要があります。

また、多くの運転代行ドライバーは昼間に別の仕事を本業として持つことが多いので、長時間労働に耐えられる体力がなければ過酷に感じられるでしょう。実際、運転代行の仕事に就くのは20代から30代の若い世代が多数派です。

ハイヤー運転手に向いている人

ハイヤー運転手が相手にするのは企業の重役をはじめ、社会的地位が高い人たちです。このような相手の気を損ねることのないよう、相応のビジネスマナーを備えておく必要があります。

さらに、企業の重役をはじめとしたエグゼクティブはタイトなスケジュールで動いており、目的地までスムーズに送ってもらいたいというニーズがあります。このニーズを満たすためには、優れた運転技術に加えて、道や信号機について習熟することが求められます。

この点、運転代行のドライバーは飲酒後のお客さんを家へ送り届けることが主なミッションなので、ハイヤー運転手に比べればスピード感を求めるシーンはあまり多くありません。この点に関してはハイヤー運転手のほうがシビアだと言えるでしょう。

まとめ

転職を検討する際にもっとも気になる人の多い年収においては、ハイヤー運転手に軍配があがります。各種ドライバー系職種の中でも、ハイヤー運転手は高収入の部類に入ります。

運転代行のドライバーは専業だと生活費を賄うのが難しいので、昼間は会社員として勤めるなど、他の仕事と兼ねている人が多数派です。

仕事内容に関しても運転代行とハイヤー運転手の間には大きな違いがあります。運転代行はお客さんの車を代わりに運転することが仕事内容であるのに対して、ハイヤー運転手は業の重役をはじめとしたエグゼクティブを送迎するのがミッションとなります。おのずと、求められる接客の態度や作法も変わってきます。自分自身の性格がどちらにマッチしているのかをじっくり考えて、後悔のないキャリア選択に活かしましょう。

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専属ライターO
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【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

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