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タクシー窓ガラスに広告スクリーン搭載!6月に首都圏で開始

タクシー窓ガラスに広告スクリーン搭載!6月に首都圏で開始

何か欲しいものがあるとき、私たちがまず手にするのは「情報」です。
その情報の多くを「広告」という媒体を通じて手に入れますよね。

ましてやこのインターネットやSNSが飛び交う情報社会の真っ只中を生きている訳ですので、嫌でも気になる情報は入ってくるものです。それは時として生き方さえも豊かにしてくれるものです。

タクシーも車内はもちろん、近年は車体にまで各種広告を塗装したりと道行く人やお客様の目に留めていただけるように、広告主の方とタックを組んで経済を循環させるべく努力をしておりますが、この度面白い広告表示機能がタクシー業界で誕生するとのこです。

タクシー窓ガラスに広告スクリーン搭載!6月に首都圏で開始

コンテンツ制作や電信看板を手掛ける『ニューステクノロジー』社とタクシーアプリサービスの『S.RIDE』社は、車窓モビリティサイネージサービス「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」のサービスを開始することを発表しました。

タクシーの車窓から広告がスクリーン形式で表示される非常に画期的なサービスとなります。開始時期は2021年6月1日からとのことです。

ACG社が独自開発!国内初の車窓サイネージ導入。

注目の広告を映し出す車窓は、世界最大手のガラスメーカー「AGC」社が独自開発したガラス製の透明スクリーン「グラシーン」を使用。賃走時など広告の映像を投影しない際は通常の透明な窓ガラスとして使用可能です。
そして空車時はクリアな広告映像を映し出すことが可能。

いわゆる“車載モビリティサイネージサービス”である。
ちなみにグラシーンを導入するのは日本初とのことです。

空車時間を上手に活用

今回の広告スクリーンは「空車時のタクシー車両」向けになります。
そのため、交差点などで信号待ちしている方や歩行者の方にとっては非常に目につきやすい視点になるではないかと思います。

例えばサービス提供先である配車アプリの「S.RIDE」で取得した位置情報と連携したキャンペーンの広告や、真夏の『熱中症に警戒』『ゲリラ豪雨に注意』といった公的な注意喚起の表示も、今後開発を進めているとのことです。

将来的に『天気予報』や『鉄道遅延情報』なども見れると良いですよね。

大手四社の国際自動車と大和自動車交通でサービススタート

今回の「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」ですが、東京特別区を走行する大手四社の国際自動車と大和自動車交通の2社でサービススタート。

2社の保有するする次世代型タクシー、トヨタ社の『JPN TAXI』100台で運用を開始します。
広告のリーチは1カ月で600万人を想定しています。

将来的に2022年には1000台に増加する予定で、タクシーアプリ『S.RIDE』に加盟のタクシー会社が保有しているJPN TAXI全車両に搭載する予定です。

これから~Opinion~

民主主義国家たるもの、「広告収入で稼いでなんぼ」の精神が否めませんが、広告の掲載方法も時代の波と共に多様化してまいりました。

今では首都圏の鉄道広告ですら既存の紙面広告スペースはごく僅かで、現在はテレビモニターで躍動感あふれる広告を見ることが出来ます。『鉄道+アルファ』は別の公共交通機関とはいえ、多方面で進化が進んでいますよね。
タクシーもただお客様を目的地に快適に運ぶだけの時代は終わったと見ていいでしょう。
接遇・おもてなしと言った点はもはや当たり前なのかもしれません。

『タクシー+アルファ』は、コロナ禍の産物だけでなく、時代の進歩とともに変化していくのは自然の摂理かもしれません。
携帯電話・スマートフォンも、単純に電話機能だけしか無いのであれば、今日ここまで世間一般に浸透しなかったのと同じく、タクシーも時代とともに+アルファの付加価値を見出して進化をしていく…しかもそれがまだ途中であろうということでしょう。6月1日が待ち遠しいですね!

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