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チェッカーキャブはどんな会社?特徴・メリットも紹介します【元タクシー会社社員が解説】

この記事を読んで分かること

・タクシー会社「チェッカーキャブ」の概要・メリット

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専属ライターO
専属ライターO
【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

努力次第で高収入を得られるタクシードライバー。他の職業からの転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。東京都にはさまざまなタクシー会社がありますが、中でも「チェッカーキャブ」は東京都内でも有名なタクシー会社のひとつです。

そこでこの記事では、以下の内容を解説していきます。

・チェッカーキャブの特徴
・チェッカーキャブで働くメリット

転職時の参考になる情報を記載してありますので、現在転職を考えている人はぜひ最後までご覧ください。

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チェッカーキャブとは

チェッカーキャブとは、東京特別地区(東京23区と三鷹市・武蔵野市)、神奈川県横浜市を営業地区としているタクシー会社です。正式には「チェッカーキャブ無線協同組合」といいます。

1964年「トヨペット研究会(トヨペット車を使用している事業者の集まり)」を主体とし、都内の中小タクシー会社の協力のもと結成されました。

現在も数多くのタクシー会社が加盟しており、都内では大規模なタクシー無線グループ会社として知られています。

チェッカーキャブの基本情報

チェッカーキャブの基本的な情報は以下の表のとおりです。

会社名 チェッカーキャブ無線協同組合
設立 昭和39年6月
資本金 1億2000万円
本社所在地 東京都中央区銀座8-11-1 GINZA GS BLD2 8階
営業所数 タクシー会社48社加盟
加盟会社 50社
車両台数 3270台(2020年6月16日現在)

チェッカーキャブの特徴

チェッカーキャブの大きな特徴は以下の3つです。

・無線配車に力を入れている
・チェッカーモバイル
・チェッカーネットワーク

以下詳しくご説明します。

特徴:無線配車に力を入れている

チェッカーキャブでは、無線配車に力を入れています。全3800台のタクシーのうち、無線機を搭載しているタクシーは1800台以上。1日あたりの配車依頼は1500~2500回と、需要は高まる一方で、徐々に無線機搭載車両の台数を増やしています。

さらに近年は自動配車システム「IVR」を導入しており、乗客が登録した情報をもとにオペレーター無しでの配車が可能です。

また、ほとんどのタクシー会社では一つの無線しか使用していませんが、チェッカーキャブでは、本社の無線とは別にグループ内の会社が独自で無線を展開しています。

このように、2つの無線を利用することで本社からの配車依頼と自社での配車依頼があるため、単独の場合よりも多くのお客さんを乗せられます。つまり、よりたくさん稼ぐことが可能になるのです。

また、無線配車が多いということは、自ら乗客を探す必要がなくなるので未経験者でも安定した収入を得やすく、安心して働けます。

無線機を搭載していない車両もありますが、無線による配車依頼がない場合はドライバー自身の裁量で自由に営業が可能です。そのため、自分なりのノウハウを身に着けたあとは、無線配車よりも効率のいい営業ができるでしょう。

特徴:チェッカーモバイル

「チェッカーモバイル」とは、携帯電話の電波を利用して配車をおこなうシステムのこと。チェッカーキャブの無線機には、IP電話(IP:Internet Protocol・インターネットプロトコルという通信方式を利用し、インターネット経由で行う通話方法)を採用しています。そのため、素早いタクシー配車依頼の連絡が可能です。

また、配車センター側では、CTIシステム(電話がかかってくるのと同時に、電話先のお客さんの情報を表示するシステム)を採用しているため、お客さんに最適な車両の選択を迅速に行います。

このように、チェッカーモバイルによる素早い配車で、お客さんを待たせないだけでなく、ドライバーとしては効率よく営業できるのです。

特徴:チェッカーネットワーク

チェッカーキャブでは「チェッカーネットワーク」という、都内だけでなく全国各地の提携タクシー会社でもタクシーチケットを使用できるようなネットワークを展開しています。

タクシーチケットとは、タクシーの利用料金を後払いできる乗車券のこと。乗車時、現金の代わりにタクシーチケットで支払い、利用した分の請求書は後日タクシーチケットの契約者の元へ届く仕組みです。

チェッカーキャブは、東京都内の大手タクシー会社である「東京無線」との共通乗車券、通称タクシーチケットを発行しています。

そして、チェッカーネットワークの構築により、お客さんの利便性向上につながるのはもちろんのこと、より多くの顧客の確保と利益の向上を可能にしています。

チェッカーキャブで働くメリット

チェッカーキャブで働く主なメリットは、以下の2つです。

・アットホームな雰囲気のなかで働ける
・充実したサポート体制で未経験者でも安心して転職できる

以下、詳しくご説明します。

メリット:アットホームな雰囲気のなかで働ける

チェッカーキャブは何千人もの人々が働くような会社とは違った、少人数ならではのアットホームな雰囲気が魅力です。

チェッカーキャブは、中小企業による協同無線組合ため人数は多くはありません。しかし、社員同士の交流が深く、和やかな雰囲気の会社が多くあります。また、それぞれの会社で特色が異なり、自分に合った会社を見つけやすいのも特徴です。

また、チェッカーキャブでは、社員の新しいアイデアを積極的に拾って活用してくれるのも特徴のひとつ。

たとえば、行灯にチェッカーキャブのキャラクターがデザインされた「チェックルタクシー」やアニメのキャラクターで車体をラッピングした「痛タク」などは、実際に社員の声から生まれました。これらのタクシーは、今でもチェッカーキャブならではのタクシーとして活躍しています。

このように、チェッカーキャブなら「こんな風に働きたい」「こんなことをしてみたい」という意見が通りやすく、仕事にやりがいを感じながら働くことができるでしょう。

メリット:充実したサポート体制で安心して転職できる

チェッカーキャブは、未経験者を歓迎の会社です。そのため、初乗務までは以下のような5段階のサポート体制が取られています。

1.二種免許の取得
2.地理試験の合格
3.社内研修
4.新人乗務員研修
5.初任適性検査

それぞれどのようなサポートを受けられるのかご紹介します。

〈1. 二種免許の取得〉

まず、二種免許の取得にかかる費用は全額会社負担。短期(9日間)で取得が可能です。その間は日給1万円が支給されます。二種免許をすでに持っている人でも、研修期間中は日給1万円です。

〈2.地理試験の合格〉

チェッカーキャブでは、地理試験の対策も行ってくれます。会社によっては、教官による指導や専門学校へ入学して対策をおこなうこともあり、充実した指導のおかげで、重要ポイントを抑えたうえで効率よく勉強できます。

〈3. 社内研修〉

社内研修では、ドラブレコーダーやカーナビなど、タクシーに搭載されている機器について徹底的に教わります。また、売り上げ向上のための営業研修や、都内の主要スポットを巡る実技研修もあるため、この段階である程度のノウハウを身に着けられるでしょう。

〈4. 新人乗務員研修〉

接客サービスやタクシーチケットの取り扱い、無線の取り方などを2日間に渡り学びます。不慣れなうちは戸惑うものですが、まずは新人乗務員研修でしっかり学んでおきましょう。

〈5.初任適性検査〉

安心・安全な業務を行うために必要なテストです。「自動車事故対策機構(NASVA)」でドライバーの長所や短所などを判定し、個々の運転上の注意点を割り出します。アドバイスを活かして、交通事故の防止に努めましょう。

チェッカーキャブには充実したサポート体制が整っています。そのため、未経験者からの転職でも安心して転職できるでしょう。

まとめ

この記事では、タクシー会社「チェッカーキャブ」の特徴やメリットなどをご紹介しました。チェッカーキャブは、都内では大規模なタクシー無線グループ会社です。

そのため、保有台数や配車依頼の数も多く、社内サポートも充実しており、タクシードライバーにとっては安心要素が大きな会社といえるはず。

また、大手であるにも関わらず、各会社はアットホームな雰囲気で、働きやすい環境が整っているのも魅力です。

今、タクシードライバーへの転職を考えている人は、チェッカーキャブへの転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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専属ライターO
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【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

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