街中でタクシーを見ているとたくさんの車種に遭遇します。
よく見るセダン型の車両が一般的ですが、近年はトールワゴン型やワンボックス型、ハイブリット車両など…実は非常にバラエティに富んでおります。
ではタクシー車両の車種が多い会社について紐解いてみましょう。
◆タクシー知恵袋「担当車両はどのように決められる?」
◆タクシー知恵袋「黒タク車両に乗れる基準って?」
◆タクシー知恵袋「ハイグレード車両のみの会社ってあるの?」
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タクシー車両の車種が多い会社とは
タクシー車両の多い会社は、様々なシーンに対して対応できるのが特徴です。
通常の送迎だけでなく、大人数での移動やバリアフリー面など、活躍の場は事欠かせません。
一般的にタクシー車両は、全国的にセダン型の車両が多いのが現状です。
セダン型のタクシー車両が普及し始めたのは、今から約60年前の1960年代。当時の日本は戦後の高度経済成長期の真っ只中でありました。
また1964年には東京オリンピックが開催され、開国以来初めてとなる外国から訪れる多くのお客様をはじめ、観光客の方々の移動をスムーズにするためにタクシーは初めて自動ドアを搭載し大活躍しました。
現在急激に普及し始めているトールワゴン型の次世代タクシー「ジャパンタクシー(トヨタ)」もそうですが、タクシー車両の転換期は、どうやらこの「オリンピック」というのが大きな転換期と言えましょう。
そんなタクシー業界も5年以内にはセダン型の「クラウン(トヨタ)」「セドリック(セドリック)」から「ジャパンタクシー」へ置き換えが完了するのではないかと言われています。(2020年現在)
タクシー車両の多い会社は多様化の進む現代において、タクシードライバーだけでなく、ご乗車になるお客様にも快適に過ごしていただけるように多種多彩な車種を通じて様々配慮が行き届いているのが特徴です。
タクシー車両の車種が多い会社はどんなメリット?
タクシー車両の車種が多い会社のメリットは、様々な車種で営業が出来るということです。
基本はジャパンタクシーや現行のセダン車両がメインにはなりますが、お客様からのご予約やニーズに応じて対応が可能ですので、地域の方からも信頼の厚いタクシー会社が多い傾向があります。
たとえばタクシードライバーを除いて、1~3名のお客様に対応するのであれば、セダン型やトールワゴン型でも賄えますが、イベント関連や冠婚葬祭などで多くの方をお乗せしなければならない場合、或いはお身体の不自由な方がご乗車を希望される場合などにおいては「ワンボックス型」の車両が活躍します。
トールワゴン型のJPNタクシーを含め、ワンボックス型の車両はお身体の不自由な方が乗降可能な『ユニバーサルデザインタクシー』となっており、車いすの方もお気軽に乗車が可能なタイプとなっています。
タクシー会社へ就職・転職し、ある程度経験を積まれると、様々な車種で乗務が出来るようになることもあります。せっかくなら多種多様なハンドルを握って経験を積んでみたいですよね。
タクシー車両の車種が多い会社はどんなデメリットがある?
タクシー車両の車種が多い会社のデメリットはというと、タクシー会社へ入社後いきなり「車種の選択」は出来ないということです。
もしあなたが「セダン型ではなく、ワンボックス型やハイブリット車を運転したい!」と思ったとき、まずは割り当てられたタクシー車両で日々乗務をこなして行きましょう。きっと必ずお好みの車種を運転できる時が来ることでしょう。
ただし、「交代制」もよくあることなので、必ずしも半永久的に固定の車種で営業という訳ではありませんのでご注意ください。
タクシー車両の車種が多い会社を選ぶ際に注意すること
タクシー車両の車種が多い会社を選ぶ際に注意することは、車種ごとの特性、いわば『クセ』があるので、運転の際に注意をすることが重要です。
どうしても運転席の景色や座り心地、アクセルやブレーキの利き具合などで「相性の良い車種がある」という車好きの方もいらっしゃると思います。
それに加えてタクシードライバー自身の運転のクセが融合する訳ですから、いつもの安全運転にプラスマイナスで少々の誤差が生じることに戸惑いがあるかもしれません。
ですがきちんと運転時にアジャスト(調節・修正)していくことが事故防止や苦情防止へのカギとなります。
またタクシー会社によっては「全車種セダン型」の会社もありますし、逆に「全車種ジャパンタクシー」というタクシー会社もございます。
LPガススタンドや自動洗車機などの設備面同様、もし事前に確認できるようであれば、チェックすることをおススメします。
まとめ
今やタクシー車両もセダン型からジャパンタクシーを筆頭に次世代タクシーへの置き換えが進んでいます。
全国的にも間違いなくあと5年以内には置き換えが進むとさえ言われていますが、それでもまだバラエティに富んだタクシー車両が各タクシー会社ごとに配備されています。
通常のタクシー車両でなく、ワンボックスタイプの車両などは、また運転の技術が少々異なってきますが、経験を積んで任されることも珍しくありません。
タクシー会社によって配備されている車種は偏りがあったりと多種多様ですが、基本はお客様を快適に目的地まで送り届けること。
それはどのような車種で営業しようと変わらない事でしょう。
◆タクシー知恵袋「担当車両はどのように決められる?」
◆タクシー知恵袋「黒タク車両に乗れる基準って?」
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