タクシーに外国人観光客を乗せる機会が増えています。乗客側が、片言でも日本語が分かる外国人であればまだいいのですが、まったく日本語が分からない場合だと、行き先すら分からず、あたふたした接客になりがちです。
やはりタクシー運転手としては、少しでも外国語、とりわけ英語が分かったほうが、外国人の乗客との接客やコミュニケーションが円滑に進みます。
会話の事例
英語をすぐに流暢に話すことは難しいでしょう。しかし、予め仕事で使うであろう英文を知っておくだけで、最低限必用な行先、金額提示からの支払までこなすことができるでしょう。
はじめは基本的な接客英語から始めて、慣れて来たらボキャブラリーや使える英文を増やしていくと、乗車中の会話も楽しめるようになってきます。
運転手)こんにちは。どちらに行きますか?
Hello. Where are you going?
乗客)東京スカイツリーまでお願いします。
Tokyo Sky Tree,please.
運転手)承知しました。
Sure.
乗客)東京スカイツリーまで何分ぐらいで行けますか?
How long would it take to arrive there?
運転手)30分ぐらいで着きます。
It’s about 30 minutes.
乗客)タクシー代はどのぐらいですか?
How much ?
運転手)1500円ぐらいですね。
It’s about 1,500 yen.
運転手)シートベルトをお締めください。
Please fasten your seatbelt.
運転手)もうすぐ着きます。
I will arrive soon.
運転手)1400円です。
It’s 1400 yen.
ご存じの方も多いと思いますが、海外ではチップを渡すことが習慣となっている国が多くあります。もしチップを渡された場合どの様に対応すればいいのでしょう。チップを受け取る場合と、受け取らない場合両方ご紹介します。
運転手)チップは要りません。
I don’t have a chipping custom system.
運転手)ありがとうございます。
Than you very much!
運転手)ご乗車いただきありがとうございます。
Thank you for your ride.
運転手)良い一日をお過ごしください
Have a nice day.
日本では「お気をつけていってらっしゃいませ」や「またよろしくお願いします」などが下車の際使われますよね。
英語圏では誰かと別れる時、お店から出る時や、会計後など、この「Hava a nice day」がとてもよくつかわれます。単に乗車のお礼を言うだけでなくこの一言を添えるだけで、海外のお客様もより気持ちよく下車していただけるでしょう。
会話を楽しもう
一通りの流れの英文を覚えたら、今度は海外の方と会話をしてみましょう。英語はしゃべるほどに身に付きますので、機会があればどんどん挑戦しましょう。
運転手)あなたはどちらの国から来られましたか?
Which country are you from?
乗客)アメリカから来ました。
I came from America.
運転手)観光ですか?それとも仕事ですか?
Is it sightseeing? Or business?
乗客)観光で来ました。
For sightseeing.
運転手)楽しんでくださいね!
Great! Enjoy your stay in Japan,
今後も増加する見込みの外国人旅行者。いつ、乗客になってもいいよう、普段から練習して置くことをおすすめします。上手く接客できると自信にもキャリアにも繋がり、よりやりがいのある仕事ができるでしょう。
タクシードライバーの英会話がテレビに取り上げられた事例もあるので、英会話を楽しみながら仕事を出来る様になりたいですね。
MXテレビ「5時に夢中!」で弥生交通の乗務員、中山哲成さんが独学4年で英語ペラペラになった記事が紹介されてました。
マツコさん曰く「(弥生交通は)いい会社よぉ~」と。
業界の良いイメージアップになりますね。#弥生交通 #KM #国際自動車 #タクシー #英会話 pic.twitter.com/lk9DC1f8B7— 三和交通/東京・荒川区【kmグループ】 (@sanwataxi) March 23, 2020