タクシードライバーの高齢化も進み、元気のない業界だと思っている人もいるかもしれません。一方で、どんどん稼げる業界ととらえ、日々充実した業務を送っているタクシードライバーが大勢いるのも実情です。
どうすれば、そのような日々充実した業務を送るドライバーの仲間入りができるのでしょうか。
販売や営業経験を持つ人の行動や考え方を知る
前職で販売や営業担当として良質な顧客対応や営業成績を追求してきた人などに、タクシー業界に転職後も、それまでの経験を応用することで、すぐに好成績につなげる事例が多く見られます。
ただ、このような経験を積んでいないとタクシー業界では稼げないということではありません。販売や営業経験を持つ人の行動パターンやプラスの考え方(マインド)を知り、それを根気よく真似していくことで、自分自身にもプラスの考え方が定着し、やがて成績向上という形で効果が表れるようになります。
目的・目標・手段を明確化する
何事をするにも、目的や目標を定めることなく、流されるがままに日々の生活や仕事を送っている人もいます。目の前に起きたことを場当たり的に処理するだけになりますし、少し嫌なことがあっただけでモチベーションを大きく下げ、乗客に不愛想な態度を取ってしまったり、仕事をサボったりすることにもつながります。
やはり目的(自分は将来どうなりたいのか)や、目標(目的を叶えるために、何を実現する必要があるのか)、手段(目標を達成するための具体的な方法)を定めておくことがとても重要です。これらが明確であれば、苦労や気がかりな事があっても、目的に達するまでの通過儀礼だと捉えることができ、モチベーションを大きく下げることもなくなります。また、感情のブレだけでなく行動のブレがあっても、早期に軌道修正することができます。
逆に、これらを定めていないと、自分自身の進むべき方向も定まらず、右往左往することになりますので、一番大切自分の軸となるでしょう。
適度なプラス思考で過ごす
タクシードライバーは自動車の運転を業としておこなうことで報酬を稼ぐ職業です。
マイナスの感情が心を強く支配してしまうと、運転に悪影響をもたらし、最悪の場合は交通事故を招く恐れがあります。もちろん、プラスの感情が強すぎると、人によっては怖いものなしの自己過信へとつながったりして、こちらも交通事故の要因となり得ます。
あくまで適度なプラス思考で過ごせるようにすることが、持続的に稼げるタクシードライバーとして必要なスキルだと言えます。