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コロナ禍における豊島区池袋の京北自動車交通株式会社の現状と対策
豊島区池袋エリアにある京北自動車交通の採用担当者にインタビューしました。コロナの影響でどのくらい売上が下がってしまったのか？コロナ渦の中でも効率よく売り上げを担保するために行っていることや感染対策など様々なことをお話しして頂きました。
売上について
記者（以下「記」）・まず皆さんが気になる売上について、8月の隔日勤務の営業収入はいかがでしたか？
京北自動車交通採用担当（以下「京」）・隔日勤務は先週木・金・土曜日1台づつ乗務したんですけどそれぞれで3万円、4万円、5万円でした。現在は隔日勤務よりも日勤をメインにしているんですが隔日勤務の乗務員は月間12出番出勤しています。
昼だけ乗務し、夕方には帰庫して残りの分は休業手当で1日分支給する形にしているので12日出勤して残りの12日は休業手当ということになります。今月入って延べ130台くらい稼働して売上は平均すると18,000円くらいですね。
時給換算で最低賃金も超えているし稼いでいる人は３万円近く普通に稼いでいます。しかし、中にはなかなか売上を上げることが出来ず苦労している乗務員が若干いて、その人たちは6,000円～8,000円くらいになってしまっているのでそれが無ければ平均売上はもっと上がるかなと思っています。
記・普段通り仕事をしていれば2万円近くは稼げるという感じなんですね。
京・最低賃金割れは大丈夫だと思っています。弊社は無線の集客率が悪いのでちゃんと無線を利用すればもうちょっと売り上げは上がるんじゃないでしょうか。
記・コロナのこの時期と去年の同じ時期では売り上げはどのくらい変わりましたか？
京・現在で大体7割減ですね。タクシーだけでみると。やはり飲食店の短縮営業などの影響で夜のお客様がいないのが一番影響していますね。
記・アプリ配車の方はどうですか？
京・まさにそのアプリ配車の応答率が悪いんです。現状は乗務員が結構キャンセルしてしまうんでそこを改善したいですね。
記・原因はなんでしょうか？
京・タクシードライバーに限ったことではないと思いますが人間って新しいことにあまり手を出したがらないというか複雑に感じて使おうとしないんですね。利用する人としない人の売上の差がとても激しいです。
記・積極的に配車を応答する乗務員は売上が高くなるということなんですね。
記・ハイヤー部門の状況はどうですか？
京・フジテレビの方は7割の車両で稼働していますがそれでも売上が悪いのでハイヤー乗務員に状況を聞いたりしているんですけど「ちょっと厳しいですね」と言っています。
記・やはりテレビのロケが少ないからなどが理由なんでしょうか？
京・取材関係がないのとフジテレビ自体が動いていないことですね。リモート出演なども増えているのでスタジオが使われなくなっていますよね。そういったモノが原因かと思います。
京北自動車交通で行っているコロナ対策・営業方法
記・御社で現在行っているコロナ対策を教えてください。
京・マスク、アルコール消毒などは初めから行っていることですがその他には外気導入でエアコンをつけて後ろの窓を開けていたりなどですね。
記・コロナの影響が出てそれから営業方法などは変わりましたか？
京・やはり夜のお客様が減っていますから昼と夜の配分を変えています。いままでは昼が3割で夜が7割という配分でやってましたがいまは逆に昼間をメインに集中してやって夜は少なめにしています。
そのように状況に合わせて変化させて仕事出来る乗務員と変化させることが出来ない乗務員の売上差は大きいです。
池袋エリアで働く利点、採用状況
記・御社がある豊島区池袋のエリアで働くメリットやデメリットはありますか？
京・皆さんが思っているイメージよりも意外と夜の池袋はお客様が少ないというのはあるかもしれません。また、池袋は繁華街からの抜け道が多いので初めのうちはそれを覚えるのが大変かもしれないですね。
あとは早朝はお酒に酔われたお客様が多いです。そのため昼日勤でお酒に酔われたお客様を乗せたくないっていう乗務員には池袋駅方面には行かないで川越街道の方に入っていた方がいいよとアドバイスをしてます。
メリットは池袋という事もあり、営業所から出庫したらすぐにお客様がたくさんいるという部分ですね。すぐにお客様のいるエリアに入れるということは繁華街に移動する時間をかけることなく、売上を上げることもですね。
明治通りまではすぐですし山手通りの内側っていうのが一つの武器ですよね。都心に入るのがとても楽なんです。あとは色々な路線があるので通勤がしやすいところですね。
記・コロナの影響でリモート面接を希望される求職者が増えています。御社ではリモート面接は可能でしょうか？
京・リモートで面接をする環境が現在整っているわけではありませんが希望があれば対応していくことは可能です。
まとめ
今回京北自動車交通様とお話をさせて頂きました。やはりどこの会社も休業を取り入れたり昼と夜の勤務比率を変えたりして効率よく売上を担保しつつコストを抑えていくというやり方をしていますね。
大変な時期だからこそ勤務形態や乗務員教育の見直しをしてこの現状でもそれなりの成果を上げられるようにサポートしていくという気持ちを伺うことができました。
