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タクシー会社の取り組み|しっかりした防犯対策で安全・安心

タクシー会社の取り組み|しっかりした防犯対策で安全・安心

乗客の安全を守るのはタクシー運転手の仕事の内ですが、タクシー運転手自身の安全は都のように確保されているのでしょうか。今回はタクシーがと入り組む防犯対策についてお話しします。

タクシーの正確な位置情報の把握

【1月】タクシー会社の取り組み|しっかりした防犯対策で安全・安心
タクシーは、乗客を任意の場所まで安全に送り届ける柔軟な機動性こそが最大の持ち味です。但し、基本的に乗務員はドライバーが1名だけなのに対し、乗客は少なくとも1名以上乗っています。

しかも、乗客の指定する場所が人里離れたさみしい場所、誰もいない深夜の山林や人の気のない工業地帯などを指定される可能性もあります。そのような場所で、運転手に危害が加えられるようなことが無いよう、タクシー運転手の安全も確保しなければいけません。

そこで、乗客の態度や言動などに何らかの違和感や異変の兆しを察知したような場合は、配車センターにその旨を知らせます。以前であれば、タクシー無線を経由して、乗客に分らないように隠語を使って異変を知らせる必要がありましたが、今では通信環境の進歩により、携帯電話やスマートフォンのメッセージ機能を使って異変を知らせることができます。

加えて、現在の多くのタクシーにはGPS装置が設置されており、タクシーの正確な位置情報を、配車センターで簡単に把握することができるようになっています。

防犯機器の設置

【1月】タクシー会社の取り組み|しっかりした防犯対策で安全・安心(2)
最近のタクシーには、後部座席と運転席後方とを隔てる透明強化プラスチック製の防犯プロテクターが設置されるようになりました。これにより、乗客が運転手に直接手を触れることが難しく、危害も加えづらくなっています。加えて、大音量を発する防犯サイレンの設置事例もあり、運転手が危害を加えられそうになった場面でも、車外へ逃げるための時間を確保できるようになっています。

防犯ビデオカメラの設置

そして、乗務員の安全確保を図る上で最も効果的な防犯対策の一つと言えるのが、タクシーの車内を撮影する防犯ビデオカメラの設置です。防犯ビデオカメラにより、車内での運転手と乗客の様子を音声とともに随時記録し保存することで、「見張られているから悪いことはできない」という犯罪抑止効果が期待できます。

また、不幸にして犯罪行為がタクシー車内で起きてしまった場合でも、犯人の早期の特定や検挙につなげやすいという効果もあります。一方で、防犯ビデオカメラの設置には乗客のプライバシー保護の問題もつきまといます。これについては、捜査当局や裁判所からの依頼があった場合以外にはデータを提供しないといったプライバシー保護対策を明確にすることで、乗客の理解を得るように努めています。

最近ではタクシーのみならず、路線バスや鉄道車両でも防犯カメラの車内設置が進められています。基本的に録画映像は責任者しか見られないようになっています。もし、乗客よりプライバシーについて質問があった際は、運転手や他職員がむやみに見られるものではないことを説明しましょう。

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