この記事を読んで分かること
・面接でのマナー・注意点
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日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。
・面接時の基本的なマナーを知りたい
・不採用にならないためには何を準備したらよいのだろう…
このように面接のマナーについて疑問を持っていませんか?
初めて転職活動をされる方は、基本的なマナーが分からないと不安に感じてしまいますよね。
この記事では、大手タクシー会社「日本交通」に勤めていた私が、面接時のマナーや服装・髪型の注意点を分かりやすく解説します。
最後まで読めば転職活動のマナーについて必ず理解できますので、ぜひ参考にしてください。
見出し
1 面接におけるマナーの重要性
転職活動の面接において、面接マナーはとても重要です。
なぜなら、基本的なマナーを守れる人の方が、入社した後も活躍してくれそうなイメージが持てるからです。
「メラビアンの法則」によると、第一印象の55%は見た目などの視覚情報で決まるとのこと。
この法則からも、面接における「見た目などの視覚情報」=「マナー」がいかに重要であるかが分かると思います。
2 面接のマナー・注意点!ステップで分かりやすく解説
さっそく面接でのマナーや注意点を確認していきましょう。
ここでは、以下の4ステップにわけて解説していきます。
・丁寧な行動が大切:入室時のマナー
・立ち振る舞いも評価対象:面接中のマナー
・最後まで意識を持とう:退室時のマナー
2-1 面接前でも気を抜かない:訪問~受付までのマナー
面接前だからといって気を抜いてしまうと、不採用につながるリスクがあります。
訪問~受付までに守るべきマナーは、以下の4つです。
・指定された時間の10分前には到着する
・面接会場に入る前に身だしなみをチェックする
・受付をするときも気を抜かない
・控室では心を落ち着けて静かに待つ
2-1-1 指定された時間の10分前には到着する
会場への到着時間は早すぎても失礼にあたります。
やむを得ず遅れる場合は、到着予定の時間も合わせて必ず連絡するようにしましょう。
2-1-2 面接会場に入る前に身だしなみをチェックする
コートやマフラーを着ている場合は、会場に入る前には脱いで手に持っておいてください。
携帯電話の電源も、このタイミングで切っておくようにしましょう。
2-1-3 受付をするときも気を抜かない
受付をすることも面接の一部であると自覚をしてください。
姿勢を正して堂々とした立ち振る舞いを心がけ、面接の約束がある旨を簡潔に伝えましょう。
2-1-4 控室では心を落ち着けて静かに待つ
企業によっては、面接の準備ができるまで控室に案内されることがあります。
ネガティブな印象を与えないためにも、周囲の人と話したり携帯電話を触ったりすることはやめましょう。
緊張する気持ちは分かりますが、面接資料を確認するなどして静かに過ごしてください。
2-2 丁寧な行動が大切:入室時のマナー
入室時のマナーは以下の4つです。
ドアを2~3回ノックして返事があったら入室する
ドアの方に振り返って丁寧にドアを閉める
ドアの前であいさつをして用意された席に進む
面接官の指示に従い席に着き、カバンをイスの横に置く
2-2-1 ドアを2~3回ノックして返事があったら入室する
ドアをノックした後に「どうぞ」と返事があったら入室します。
入室する際は「失礼いたします」と断りを入れるようにしましょう。
なお、集団面接で前の人に続いて入室する場合は、ドアのノックは不要です。
2-2-2 ドアの方に振り返って丁寧にドアを閉める
ドアを後ろ手で閉めることはマナー違反です。
ドアの方を振り返り、両手でドアノブを持って丁寧に閉めてください。
2-2-3 ドアの前であいさつをして用意された席に進む
ドアを閉めたら「○○と申します。本日はよろしくお願いいたします。」と明るい声であいさつをします。
あいさつを終えたら、用意された席に進みましょう。
2-2-4 面接官の指示に従い席に着き、カバンをイスの横に置く
席に進むと面接官から「どうぞ」と指示があります。
指示を受けたら席に腰かけ、その際カバンをイスの横に置くようにしてください。
2-3 立ち振る舞いも評価対象:面接中のマナー
面接中のマナーは以下の5つです。
・姿勢を正し、視線は話をしている人に向ける
・面接官の質問に対して簡潔に答える
・面接官の話をさえぎらない
・面接官の話にリアクションをする
・名刺を出されたら名前を名乗り丁寧に受け取る
2-3-1 姿勢を正し、視線は話をしている人に向ける
姿勢や視線が乱れていると、自信がない印象を与えてしまいます。
面接時の姿勢は、背筋を伸ばし両手はひざにのせるようにしてください。
面接官が複数いることもあるので、視線は話をしている人に向けることを意識しましょう。
2-3-2 面接官の質問に対して簡潔に答える
緊張していると、質問とは異なる内容を長々と話してしまいがちです。
結論から話したり、「3点あります。1点目は~」など話の流れが分かりやすいように工夫したりしましょう。
2-3-3 面接官の話をさえぎらない
面接官の質問が終わる前に、話を始めてしまう人がいます。
適切に会話ができないと思われないためにも、面接官の話をさえぎることはやめましょう。
2-3-4 面接官の話にリアクションをする
話を静止した状態で聞くと、内容が伝わっているか分からず面接官を不安にさせてしまいます。
うなずいたり相づちをうったりして、適度なリアクションをするようにしてください。
2-3-5 名刺を出されたら名前を名乗り丁寧に受け取る
名刺の受け取り方は通常のビジネスマナーと変わりません。
名前を名乗り、両手で丁寧に受け取るようにしましょう。
いただいた名刺は、テーブルの向かって左側に置きます。
なお、在籍している(していた)企業の名刺を渡す必要はないので安心してください。
2-4 最後まで意識を持とう:退室時のマナー
退室時のマナーは以下の3つです。
・面接が終了したら面接官の目を見てあいさつをする
・ドアの前で再度あいさつをしてから退出する
・会場を出るまで気を抜かない
2-4-1 面接が終了したら面接官の目を見てあいさつをする
面接が終了したら「ありがとうございました。」と伝え、出口に向かいます。
ドアの前で再度あいさつをしてから退出する
ドアの前では再度「失礼いたします。」とあいさつをしてから退出するようにしてください。
2-4-2 会場を出るまで気を抜かない
企業によっては出口まで見送られたり、入館証を受付に返却したりすることがあります。
会場を出るまでが面接という意識を持ち、最後まで気を抜かないようにしましょう。
3 服装・髪型のマナー・注意点
服装・髪型のマナーや注意点を解説していきます。
・好印象な服装を意識:スーツのマナー
・きちんとした印象が大事:私服の際のマナー
・清潔感がもっとも重要:髪型のマナー
・小物も気を抜かない:カバン・靴などみだしなみのマナー
3-1 好印象な服装を意識:スーツのマナー
面接時のスーツは「清潔感」を感じられることが何よりも重要です。
高価な物である必要はないので、アイロンがけをしたりクリーニングに出したりして、好印象を与えられる服装を意識してください。
男女ともに、スーツの色は黒や紺、グレーなどのベーシックな色がおすすめです。
男性のネクタイは、青系などの派手すぎない明るい色が無難です。
女性のスーツは、パンツタイプでもスカートタイプでも構いません。
ただしスカートタイプを選ぶ場合は、足が必要以上に見えないように、膝が少し隠れるくらいの丈の物をおすすめします。
3-2 きちんとした印象が大事:私服の際のマナー
私服で面接を受ける場合は、オフィスカジュアルのスタイルをイメージするとよいでしょう。
スーツの際と同様に清潔感が感じられ、かつきちんとした印象を与えられる服装がおすすめです。
男性は襟付きのシャツにジャケットスタイル、女性はブラウスにカーディガンなどのスタイルが一般的です。
不安に感じる場合は、応募先の企業に勤めている方の服装を参考にすると分かりやすいかもしれません。
3-3 清潔感がもっとも重要:髪型のマナー
髪型においても、清潔感を感じられることがもっとも重要です。
顔に髪がかかっていると表情が伝わらないので、顔周りはすっきりさせておくとよいでしょう。
長すぎる前髪はカットしたり、女性は髪を結んだりして表情が伝わるようにしておいてください。
髪色は黒が好印象ですが、企業から指定がない場合は派手すぎない色であれば問題ありません。
3-4 小物も気を抜かない:カバン・靴などみだしなみのマナー
面接時のカバンは、最低限A4サイズが入る自立するタイプのビジネスバッグがおすすめです。
色は黒がもっとも無難ですが、スーツや靴と合わせて紺や茶色を選んでも構いません。
靴は高価なものでなくてもいいので、きちんと手入れをすることが大切です。
靴の汚れやキズは、あなたの第一印象を悪くさせてしまいます。
男性が革靴を選ぶ際には、先がとがっているものは避けましょう。
靴の色は黒が無難ですが、男女ともにスーツの色に合わせて選ぶことをおすすめします。
4 まとめ:基本的なマナーを理解して自信を持って面接に臨もう!
今回は面接時のマナーや服装・髪型の注意点を解説しました。
入社後に活躍できるイメ―ジを持ってもらうためにも、基本的なマナーを守って面接を受けることは重要です。
今回紹介した内容を実践すれば、第一印象でマイナスな評価を受けることはありません。
ぜひ本記事の内容をしっかり理解していただき、自信を持って面接に臨んでください。
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日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。