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この記事を読んで分かること
・2020年6月末の時点での東京都内のグループ別でのタクシー車両の台数
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大手四社で43% 集約加速し、特に日本交通・km(国際自動車)の動きが顕著
東京交通新聞社は、東京都区内のタクシーグループ別の台数シェアを6月末時点でまとめた。
大手四社(大和自動車交通、日本交通、帝都自動車交通、国際自動車=km)への集約が加速し、大手四社計で1万1886台と全体の43.3%を占めた。前年と比べ703台、2.7ポイント増えた。特別区・武蔵野・三鷹交通圏の法人タクシーの一般タクシー保有車両台数(334社・2万7469台)を集計した。
全体の大半占める大手四社の中でも動きが顕著だったのはkm(国際自動車)。チェッカーキャブグループの太陽自動車、三和交通(荒川)の中堅の両社と業務提携したほか、日本交通グループのライオン交通を買収し、406台増やした。グループ計で4000台に迫り、シェアは14.3%、1.5ポイント上昇した。
最大手の日本交通は千葉県の松崎交通系の同進交通を子会社化し、イースタンモータースグループのイースタンハイヤーとの提携などで114台、0.5ポイント増。シェアは17.2%とトップを維持する。
帝都自動車交通は東京交通自動車と平安交通の2社が脱退したが、チェッカーの三信交通グループ2社を傘下に収め、さらに私鉄系の京王自動車との提携も実現し、172台、0.6ポイント増加させた。
大和自動車交通はマルコーリムジンの加入などで11台の微増だった。
二大協同組合のうち、チェッカーは太陽自、三和、三信、台東タクシーと離脱が相次ぎ、498台、1.8ポイントの減少だった。東京無線は合同タクシーが抜け、29台、0.1ポイント減。
準大手では、東都自動車が台東タクシーの全48台を譲受し0.2ポイント上昇した。日の丸リムジンのタクシーから「その他ハイヤー」への用途変更などで、24台、0.1ポイント減らした。グリーンキャブは変動なし。