この記事を読んで分かること
・タクシーの面接で不採用になる原因
・タクシー運転手の適正
この記事は9分50秒で読み終わります
この記事は過去の面接カテゴリ
・タクシー会社に転職したくても受からない!落ちる原因と解決法・面接で不採用をタクシー会社から告げられることがあるか見てみよう
・タクシー運転手就職前に確認しよう!アピールにもつながる自身の適性とは
・タクシー会社の採用につながる履歴書の書き方と例文5つ
をまとめて最新版に編集した記事です。
日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。
・タクシー会社に転職したくても受からない
・受からない原因は何だろう
このような悩みや不安を抱えている方も多いと思います。
タクシー会社への転職は成功しやすいですが、受からない方も時々います。
この記事では、タクシー会社への転職に受からない原因について、東京大手の日本交通で採用活動に関わってきた私が解説していきます。
具体的には、以下の内容で解説していきます。
・タクシー運転手で不採用になる可能性があるのか?
・面接で不採用になる原因5つ
・タクシー運転手の適正について
簡単に読めますし、落ちる原因と適正について理解できるので、今後タクシー運転手として転職を考えている方の参考になれば幸いです。
見出し
面接落ちる事もある!?タクシーで不採用になる可能性はあるのか?
タクシー業界の求人数は、他の職種と比べても比較的多いですが、不採用になる事もあります。
未経験を歓迎している会社や高額給料を手に入れられるチャンスもあるため、非常に魅力的な仕事ですよね。
しかし、タクシー会社には採用基準が設定されていることが多く、人材不足でも基準に達していない・適正がない人は不採用となるケースが多いです。
実際に、東京大手の日本交通でも基準に達していない・適正がない人は面接でも不採用になっていました。
タクシー運転手へ転職する前に、以下の事項を確認する事をオススメします。
・自分が基準に達しているのか
・運転手としての適正があるのか
【タクシー屋さん】求人サイト公式チャンネルでは、面接官が見ているポイントなどを解説しています。
【タクシー転職 面接官はこんなところを見ている!面接に受からない方必見!面接対策も【タクシー屋さん】にお任せ!】
タクシーの面接で不採用になる原因5つ
タクシー会社の面接で不採用になる原因は以下の4点です。
・事故や違反歴がある
・健康状態が悪い
・入れ墨を入れている
・コミュニケーション能力がない
・年齢が高すぎる
ここでは、それぞれの原因について詳しく解説していきます。
事故や違反歴がある
事故や違反歴があると不採用になる原因になります。
タクシー運転手は、お客様を安全に届けなければならないため、事故や違反歴があると不採用の確率が上がります。
実際に、事故や違反歴があって転職しても営業中に事故を起こして退社してしまう人もいました。
事故や違反歴が何度もある人は、ゴールド免許になってから受験するのも1つの手です。
知恵袋では、人身事故を経験している人でタクシー運転手へ転職を検討している質問があります。
参考までに見ていて下さい。
ほかの解決策は過去に事故、違反歴を正直に伝え、問題ないかどうか事前に確認しておくことです。
面接の選考が進んでいった後に最終的にこれが原因という可能性で面接に落ちたら時間がもったいないですよね。
またこの基準は会社によって違います。事故・違反でどのラインまで大丈夫というのを事前に相談窓口で探してもらうのも手でしょう。
健康状態が悪い
タクシー運転手は、お客様を安全に送迎するため健康状態が悪いと不採用になる原因になります。
また、タクシー業務は原則シフト制で夜通し働く場合もあるため、健康状態は大事です。
タクシー会社では、内定を貰う前に健康診断で検査があります。
タクシー会社の受験をする前に健康診断を行い、健康状態が悪くないか確認してから受験することをオススメします。
この健康という問題もタクシー転職道では、求職者の方からよく質問が来ます。転職相談窓口で過去の質問をもとに自分の健康状態を聴いてみましょう。
こちらはタクシー知恵袋(求職者よりタクシー会社に質問できるコンテンツ)の質問内容です
タクシー知恵袋「肝臓の数値が高くてもタクシードライバーになれますか?」
入れ墨を入れている
身体に入れ墨が入っていると、お客様に恐怖心を与えたり会社のイメージが悪くなったりする理由で不採用になる原因になります。これは、タクシー会社に限らず全業種に言える事です。
こちらも気になる方は転職相談窓口で質問をしてみましょう。
コミュニケーション能力がない
タクシー運転手は基本的に1人で営業を行いますが、コミュニケーション能力がないと不採用になる原因になります。
タクシー運転手は、車内ではお客様と話す機会もあるため、最低限のコミュニケーション能力が必要になります。
年齢が高すぎる
年齢が高すぎると、健康状態や資格取得が難しいいことから、面接で不採用になる原因になります。
その他にも、女性というのが原因で面接で落とされているケースもありました。8時間以上働く隔日勤務や体調面の問題など、女性には条件が厳しい場合があるからです。女性だからというわけではなく、女性の働き方が通常の正社員と違う時短勤務などを取り入れての採用となる場合があるためです。
こちらも年配に対しての待遇や配慮を行っている会社、女性に対して万全の体制を整えている会社は会社によって変わりますので一度問い合わせをして聞いてみる価値はありそうです。
タクシー運転手には適性がある!求められる事とは?
タクシー業界に就職しようと考えている人にとって、「どんなことが運転手として求められる適性なのだろうか?」という点は、とても気になるポイントだと思います。
ここではタクシー運転手の適性について、以下の内容で解説していきます。
・「安全運転」が最も重要な適性
・「心の穏やかさを保てる」ことが大切
・「社交的」な人は有利
・朴訥な人も「聞き上手」に徹すれば好印象
・「粘り強さ」や「計画的行動ができる」ことも重要
「安全運転」が最も重要な適性
タクシーは、運賃をいただいてお客様を目的地までお連れする「運輸事業」です。お客様を乗せている最中に交通事故に遭遇することは避けなければなりません。そのため、「安全運転」が最も重要かつ、絶対に必要となる適性ということになります。
もちろん交通事故に遭うか遭わないかは、他のドライバーや歩行者次第という面もありますので、事故を完全にゼロにすることは難しいですが、事故を起こしやすいドライバーは確実に存在します。そういったドライバーの傾向を知って反面教師とし、安全運転を継続的におこなうことが、最も重要な適性であると言えます。ですので、これまでの運転経験において、長期間にわたって無事故・無違反という人は、大きなアピールポイントとなります。
但し、過去に大きな事故を起こしたことのある人であっても、それを教訓に現在は安全運転に努めているという人は大勢います。いかにして現在、安全運転に取り組んでいるかを熱意を持って語り、応募先のタクシー会社に理解してもらうかという点も重要だと言えるでしょう。
「心の穏やかさを保てる」ことが大切
では、安全運転を継続的に行うための適性には、どのようなものがあるのかをご紹介したいと思います。まず、「心の穏やかさを保てる」ことは、大きなアピールポイントとなる適性です。ちょっとしたことでイライラする人は、荒っぽい運転をしたり、乗客に不快感を与えたりする可能性が高いものです。
逆に、多少の問題に遭遇した際にも、イライラせずに冷静な心を保ち、問題の解決に努めようとする人は、タクシー運転手にふさわしい適性を備えていることになります。
但し、性格の長所と短所は表裏一体です。心の穏やかさを保つことは大事ですが、常にのんびりしているのが良いという意味ではなく、危機意識を持つことや、度が過ぎない程度の適度な怒りや焦りの感情も備えていないと、売り上げを伸ばせないなどの別の問題にもつながってきます。何事もほどほどのバランスが大切です。
「社交的」な人は有利
そして、有力なアピールポイントとなる適性として、「社交的である」という点が挙げられます。本来、タクシーは運輸事業ですが、車内でお客様と一緒に過ごすわけですから、顧客接遇はとても重要で、むしろ「タクシーは究極のサービス業である」との意見もあるほどです
。
皆さんの中には、タクシーに乗った際に、行き先を告げても小声でボソボソと返事する、あるいは返事もなく無言のまま出発する運転手に遭遇した経験がある人もいらっしゃると思います。また、出発後も運転手から一切言葉を発することがなく、車内を気まずい沈黙が支配するといった経験をしたことのある人もいらっしゃるでしょう。
これでは、タクシーを気軽に利用してみようという気になりませんし、不快な思いをするぐらいなら利用を敬遠しようと考える人がいても不思議ではありません。そういった態度の運転手よりも、気さくに話をしてくれる運転手のほうが、お客様の受けがいいのは当然のことです。
朴訥な人も「聞き上手」に徹すれば好印象
気さくに話ができる社交的な人は有利と書きましたが、必ずしもそうでない場合もあります。たとえば、相手の話を聞かずに一方的に喋りまくる人がいますが、自己中心的・高圧的といったマイナスの印象を持たれる場合があります。朴訥(ぼくとつ)な、口数は多くないものの聞き上手な人も、好印象を与えられるでしょう。
とくに、タクシーは安全第一の運転が最も大切ですから、話すことに夢中になりすぎて曲がるべき交差点を行き過ぎてしまったり、事故を起こしたりしてしまうのでは本末転倒ですので気を付けましょう。
「粘り強さ」や「計画的行動ができる」ことも重要
このほかにも、タクシー運転手に向く適性として、目標に向かって行動できる「粘り強さ」や、場当たり的ではない「計画的行動ができる」こと、あるいは乗客のいそうな場所や傾向を徹底追求するなど「研究熱心」であるといった点も挙げられます。
但し、粘り強い性格がエスカレートしすぎると粘着質にもなりえますし、計画的行動に執着しすぎると、計画にないことに遭遇した際にオロオロして思考停止状態に陥るといった、プラス面を打ち消すほどのマイナス面が露呈する恐れもあります。繰り返しになりますが、何事もほどほどのバランスが大切です。
まとめ
ここまで、タクシー会社の転職で受からない原因と適正について解説してきました。
タクサポでは、「タクシー転職で失敗しないために重要な考え方」について解説しています。
余裕がある人は、こちらの記事も見てみてください。面接前に見るべき内容が詰まっています。
転職前に知っておくべきタクシードライバー面接前に覚えておくこと(特徴・ポイントも紹介します)【再掲2020完全版】
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