
これからタクシードライバーを志す人が疑問に感じる点は、「タクシーはどうやって稼ぎを増やすんだろう?」ということではないでしょうか。ここでは、タクシードライバーが実践している、売り上げを向上させる方法をご紹介します。

流しは根気よく傾向をつかむ
タクシーの主な集客方法(流し・待ち・迎車)のうち、とくに「流し」でいかにして乗車機会を増やせるかが大切です。流しは、通りすがりの人をお客様として乗せることになりますので、「今すぐタクシーに乗りたい」と思っている人にタイミングよく出会えたタクシーが、お客様を乗せる「権利」を獲得することになります。ですので、言わば「運勝負」な集客方法です。
しかし、運勝負とは言っても、たとえば「この交差点付近は、夕方にタクシーを拾おうとする人がけっこういる」といった傾向を少しずつ覚えていくことで、流しで乗客を乗せられる確率が高まっていきます。
時間のロスをコツコツと減らすことが大事
タクシードライバー、とくに都心部のドライバーは、1日平均30組ほどのお客様を乗せます。もし何らかの事情により、1日20組しか乗せられなかった日があると、単純計算でその日の売り上げは3分の2に減ってしまうことになります。
タクシーを走らせていると、よく渋滞に遭遇しますし、客待ちの時間も当然ありますから、空車時間という時間的なロスは積み重なっていきます。防ぎにくいロスは仕方がありませんが、節約あるいは撲滅できるロスは、極力減らしていくことが大切です。お客様を降ろした後に、次のお客様を1分でも2 分でも早く乗せることができれば、回転率が上がり、その分が売り上げの向上という成果につながってきます。
時間のロスを減らす方法にはいろいろありますが、たとえば集客が期待できそうな場所を広域かつピンポイントで日頃から把握しておくことが効果的です。お客様が降車した地点から、集客が期待できそうな地点までスムーズに移動することにより、時間的なロスの削減につながります。また、渋滞を避けるためのルートの把握や迂回路、裏道の活用も効果を発揮します。
ワンパターンはNG!戻るための時間もロス
タクシードライバーの中には、金額的に多くはないものの、ある程度の収入が見込める「王道」を見つけ、そのパターンにこだわる人がいます。もちろんこれ自体は悪くないですし、ある程度はそういった王道を確立しておくことも大切です。
しかし、時折見かけるのが流しや待ちの場所をまるでホームグラウンドのように固定化し、お客様を送り届けた後も、その場所に戻ってから流しや待ちを行うというドライバーがいます。この方法では、戻るための時間のロスが大きいですし、降車地点の近くにもしかすると有力な集客スポットがあるかもしれないのに、そのチャンスをみすみす逃していることになります。
遠方に送り届けた際の降車地点が、許可されている営業区域外の場合を除き、降車場所の周辺での集客にもしっかりと取り組むことが、売り上げの向上につながります。
