運転の仕事をしたいと考えたときに、まず気になるのが、タクシーとトラックではどっちが働きやすく、自分に向いているのかということではないでしょうか。
そこで、トラックドライバ―とタクシードライバーでは働くにあたり、どのような違いがあるのかを解説します。
トラックドライバーの仕事内容と収入
トラックドライバ―は、基本的に1人で運転をして荷物を運ぶ仕事です。
お客さんを乗せるわけではありませんので、接客などは必要なく運転に集中することができますが、先方指定の時間までに確実に配送を済ませる必要があります。
勤務時間や勤務体系は、会社や運ぶ荷物によって異なります。
近場のルート配送などでは会社員のような勤務体系の場合もありますが、移動が長距離になる場合には、休息をはさんで数日かけて配送を行わなければなりません。
トラックドライバ―として働くにあたっては、積荷やトラックの大きさによって大型免許が必要になります。
原則、必要な免許をあらかじめ取得しておき、就業を目指すという形になります。
また、トラックの配送では積み下ろしの作業が必要になることが多いため、就業にあたっては体力仕事になるという点も頭に入れておきましょう。
なお、トラックドライバ―の給料は、日給制や月給制が一般的です。
平均年収は350~400万程度になります。
タクシードライバーの仕事内容と収入
タクシードライバ―は、お客さんを乗せて目的地まで走るという仕事です。
トラックのように体力が必要とされる業務は少ないものの、接客能力が求められます。
タクシードライバーの勤務時間は会社によってある程度決まっており、朝から20時間以上の長時間勤務後、翌日休むという隔日勤務が中心です。
しかし、近年では日勤のみ、夜勤のみで毎日勤務するという方式を選べる会社もありますので、自分に合った働き方もできるようになっています。
タクシードライバーとして働くには、二種免許が必要です。
タクシー会社によっては、二種免許取得のサポート制度が設けられており、会社で学びながら免許取得を目指せます。
給与体系は歩合制が取り入れられており、完全歩合制の場合と、基本給と歩合給を組み合わせたものの場合があります。
平均年収は300万円程度ですが、実力次第ではもっと多くの年収が狙えるのがタクシードライバーの仕事です。中には800万円ほど稼いでいるドライバ―もみられます。
まとめ
タクシーとトラックはどちらも車を運転する仕事ですが、それぞれ仕事内容や給与体系は異なります。
それぞれの特長を理解した上で、自分に合った仕事を選びましょう。
タクシードライバーは実力が給与にそのまま反映されるという点が大きな魅力です。