これから大阪でタクシー運転手として働きたいなら、乗り合いタクシーについても理解が必要です。大阪では新しい「地域の足」として、本格運用されています。
その必要性や利用方法を知り、大阪での就業を目指しましょう。
乗り合いタクシーとは何か?
転職してこれから大阪でタクシードライバーとして働く場合は、乗り合いタクシーも選択肢の一つ。通常のタクシーとの違いや、メリットを正しく知っておきましょう。
「乗り合いタクシー」とは、同じ方面へ向かう不特定多数の乗客を乗せて、相乗りをするタクシーのこと。バスと似ていますが、タクシーは小回りが利き、大きな運用コストがかかりません。複数の乗客で運賃を割り勘するため比較的安い料金で利用できるのが特徴で、山間部や過疎地域、また自家用車を持たない高齢者の貴重な足として、大阪でもすでに運用が始まっています。
これまでタクシーの相乗り行為は法律で禁止されていましたが、乗り合いタクシーは人口が減ってバス路線の縮小が進む地域の移動手段を確保するための画期的な運用です。地方で不足しているタクシードライバー不足の解消にも一役買っていて、今後も需要が伸びることが期待されています。
乗り合いタクシーの利用方法
乗り合いタクシーは2014年3月から堺市で実証運行が始まり、2016年4月からは本格運行されています。大阪でタクシードライバーとして働くなら、利用方法も知っておきましょう。
タクシーはどこでも乗り降りできる、ドア・ツー・ドアの利便性の良さが魅力ですが、大阪の乗り合いタクシーは運行する路線が決まっており、乗り降りできる場所は停留所に限定されます。通常のタクシーのように手を挙げて、好きな場所で乗り降りすることはできないので注意してください。
また乗り合いタクシーは、バスのように常に巡回運行しているわけではありません。大阪の乗り合いタクシーは事前予約が必要です。利用する1週間前から2時間前までにタクシー営業所に電話をし、利用する日時や路線、人数などを伝えておく必要があります。
乗り合いタクシーの場合は、予約した時刻に停留所から乗って、行き先として伝えてある停留所で降りるのがルール。同じ時間帯に同路線で他の乗客から予約があれば相乗りになるものの、他に予約がなければゆったりと乗車できます。また予約のない停留所には停まらないため、バスよりは早く目的地に着ける可能性があり、お出かけに余裕が持てます。
まとめ
制度や利用方法は通常のタクシーとは異なるものの、乗り合いタクシーの新規運用はドライバーとしての就業のチャンス!
特に大阪は期待が持てるため、採用情報をチェックしてみていかがでしょうか。