タクシードライバーの一日は、どのような流れになっているのでしょうか。ここでは、神奈川のタクシードライバーの1日の流れの概要と、勤務形態ごとの特徴の観点から見ていきましょう。
神奈川のタクシードライバーの勤務時間
タクシードライバーの1日の流れは、その勤務時間によって大きく異なります。ここでは 、昼勤務・夜勤務・隔日勤務の3形態に分けてその流れを説明していきます。
昼勤務
昼勤務の場合、勤務時間は朝7時か8時~夕方17時か18時となっています。一般的なサラリーマンと同じ程度の時間と言えるでしょう。サラリーマンのちょっとした移動に利用される事が多いです。なお、タクシードライバーの1日の拘束時間は13時間と定められており、長くても16時間以内でなくてはいけません。そのうち、休憩時間は1時間となっています。1ヶ月内の勤務日数は22日から24日となっており、厚生労働省の定める「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」によれば、1ヶ月の稼働時間は299時間です。昼勤務は、夜までの勤務がないので高齢ドライバーや女性ドライバーに好まれます。
夜勤務
夜勤務は、勤務時間は夕方6時か7時~早朝2時か3時となっており、ちょうと 昼勤務と逆の形になります。拘束時間や休憩時間、1ヶ月の勤務時間は昼勤務と同じです。対して、昼勤務とは異なり、主な客層は終電やバスを逃してしまった人や繁華街へ向かって長距離移動する人がメインとなっています。そのため、必然的に昼勤務よりも移動距離が長くなります。さらに、深夜割増料金があるので、より大きく 稼ぎたい人は夜勤務が適しています。
隔日勤務
隔日勤務は、多くのタクシー会社が採用している勤務形態で、別名「隔動」とも呼ばれます。一般的な乗務時間は朝8時から夜中の2時となっており、勤務時間は20時間、休憩時間は3時間です。1ヶ月の出勤時間は厚生労働省の「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」262時間と定められていますが、年間6ヶ月に限り270時間まで延長することが可能です。月の勤務日数は11日から13日となっており、そのうち4日は公休日となっていますが、これらはタクシー会社によって異なりますので事前に確認しておきましょう。
タクシードライバーの一日の流れ
- 出社
定められた時間に出社します。また、この時点でアルコールチェックも行います。
- 車両点検・点呼
車両の安全確認や個別の健康チェックを行います。また、タクシードライバー全員が集合し、サービスの確認を行います。
- 勤務開始
午前中の営業は、街を走りながら乗客を探す「流し営業」と、無線連絡を受けて配車を行う方法で営業をします。
- 昼食
食事を取る時間は特に決められていませんので、状況に合わせて昼食を取ります。
- 勤務
午後の営業は、夜勤に向かう人々や仕事終わりの人が主な乗客です。
- 休憩
状況を見て、随時休憩します。
- 勤務
都心や繁華街が主な営業場所となります。
- 帰社
営業時間が終わったら、タクシー会社に帰ります。
- 売上納品・洗車
納金作業と戦車が終わったら、就業点呼を行い1日の業務は終了です。
- 退社
就業点呼が終わったら帰社となります。
まとめ
タクシードライバーの勤務形態は、昼勤務・夜勤務・隔日勤務の3種類です。昼勤務は夕方までに終わるので、女性や高齢ドライバーに適しています。夜勤務は移動距離が長いのと深夜割増があるので稼ぎたい人向けです。隔日勤務の勤務日数や勤務時間はタクシー会社によって異なります。