大阪でタクシードライバーになる人が知っておくべきことに、タクシー営業区域があります。大阪だけでなく、タクシードライバーには営業ができる範囲が決まっており、営業区域でなければ、お客さんを乗車させることはできません。
そこでここからは、大阪でタクシードライバーになりたい人に向けて、大阪のタクシー営業区域についてご紹介していきます。
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大阪のタクシー営業区域
大阪のタクシー営業は政令指定都市の大阪市を中心とした京阪神の大都市圏の交通圏です。
つまりそれは関西圏ではトップクラスのタクシー営収を誇ります。
では大阪はどのような営業区域に振り分けられているのでしょうか。
大阪市を中心に7つの交通圏
大阪は東京同様にオフィス街が点在し、観光地やイベント施設、「日本の台所」と言われるだけあり、昼夜問わず多くの地元民や観光客でにぎわいを見せています。
有名な施設・名所【道頓堀、なんば、天王寺、梅田、新大阪、鶴橋、USJ、大阪城、梅田スカイビル、住吉大社、海遊館、万博記念公園】など。
大阪ではタクシー営業区域が以下の7つの交通圏に分けられています。
大阪市域交通圏
大阪市・東大阪市・堺市(美原区以外)・吹田市・八尾市・門真市・守口市・豊中市
北摂交通圏
高槻市・池田市・茨木市・箕面市・摂津市と三島郡島本町
河北交通圏
寝屋川市・枚方市・大東市・交野市・四条畷市
河南交通圏
柏原市・藤井寺市・松原市・羽曳野市
河南B交通圏
河内長野市・富田林市・大阪狭山市と堺市美原区及び南河内郡の各町村
泉州交通圏
高石市・和泉市以南の各市町
豊能郡
能勢・豊能の各町
以上の7つのタクシー営業区域に分かれており、それぞれの区域内で営業を行わなければなりません。
タクシー営業区域外を運送すると違反罰則
営業区域外で営業を行ってしまうと違反になってしまうので、タクシーの営業区域には注意して業務にあたる必要があります。
タクシー営業区域外で運送・営業を行うと違反罰則があります。
タクシーは、国土交通省に営業の許可を申請しなければ、営業することはできません。
その際には、営業範囲を申請するのですが、区域を越えた運転は原則的にできないとされています。
これは営業区域外で営業を行って、地域に応じたタクシーの需要バランスを崩さないための配慮です。
例外の場合
ちなみに、例外として営業区域内で乗車し、営業区域外で下車した場合には違反になりません。
また、その帰り道に営業区域外でお客様を乗せて、営業区域内で下車させた場合も同様に違反にはなりません。
もし、営業区域を守らず違反を犯した場合には、常務停止処分になる可能性があるため注意が必要です。
その場の利益を優先してしまうと、後悔する結果になりかねないため、違反はしないようにしましょう。
2025年は大阪・関西万博
日本で最初に万博が開かれたのは1970年の「大阪万博(日本万国博覧会)」ですが、折しもそれから55年後の2025年、再び大阪で万博が開催される運びになりました(「大阪・関西万博(日本国際博覧会)」)。
前回は「人類の進歩と調和」がテーマでしたが、今回は「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマだそうです。
3年後の2025年には外国人観光客や要人が大阪をはじめ、国内に大挙として訪れることでしょう。
開催地は大阪市此花区の夢洲なので、まさに大阪タクシーの営業地域では一番の営収立地です。
万博はインバウンド効果だけでなく国内でも多くのお客様の流れが予想されるので、大阪でのタクシー営業は将来的な収入向上が期待できます。
大阪でタクシードライバーを転職するなら、まさに良い時期なのかもしれませんね。
タクシー会社の営業エリア選びは慎重に!
タクシードライバーに就職を考えている人は、営業区域でタクシー会社を選ぶことも大切です。
また、転職者の場合でも大阪であれば営業区域を考えて転職することをおすすめします。
地域によって営業収入の平均値にも差が生じますし、地域特性があります。
大阪市中心部での営業となれば当然オフィス街や繁華街など多くのお客様にご利用いただくことになりますので、より収入の向上も見込めますよね。
大切なのは「ワークライフバランス」
逆に「地元でマイペースに働きたい」、「自分の時間を大切にしたい」と言った方には郊外のタクシー会社はいかがでしょうか。
タクシードライバーへの転職の際、ワークライフバランスを重視することはとても大切です。
国内有数のビジネス街で観光地、そして住宅地も多数構える大阪では、バリエーション豊かな営業が可能なのも魅力です。
まとめ
ここまでで、大阪のタクシー営業区域についてご紹介しました。
大阪でタクシードライバーになるなら、営業区域についてはしっかり理解しておくようにしましょう。営業区域によってお客さんの数や売り上げも異なります。
営業区域をしっかり理解したうえで、タクシー会社を選択してみてはいかがでしょうか。