タクシーの料金は、地域やタクシー会社によって初乗り料金や割引制度が異なるため、料金には幅があります。今回は、大阪を中心に初乗り運賃や長距離割引制度についてみていきましょう。タクシーに安く乗りたい人は必見です。
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タクシー会社によって乗車料金が変わるのはなぜ?
タクシーは会社によって乗車料金が異なりますが、まず知っておきたいのが初乗り料金についてです。初乗り料金はタクシー会社によって異なります。
初乗り料金とは
初乗り料金とは、タクシーに乗ると必ずかかる基本料金のようなものです。初乗り料金は、一定の距離までの定額の料金となっており、その距離を超えると、距離と時間に応じてメーター料金が加算されるようになります。
初乗り料金は地域だけでなく、タクシー会社によっても違います。しかし、完全に自由に定めることができるわけではなく、国土交通大臣が指定する一定の運賃幅の範囲内で設定することが求められています。
大阪のタクシー会社で初乗り料金が安いのは?
大阪のタクシー会社の初乗り料金は多くが小型車で2km660円となっていますが、最安をうたうタクシー会社の場合では2km550円です。かつては初乗り500円というワンコインタクシーもありましたが、2014年の消費税増税時に運輸局に認められなくなり変更されてしまいました。
ほかの地域の初乗り料金は?お得にタクシーに乗るためのポイント
では、大阪以外の地域では初乗り料金はどうなっているのでしょうか。タクシーに安く乗るために知っておきたいポイントもご紹介します。
東京には初乗り料金300円のタクシー会社も!
東京のタクシー初乗り料金は、2017年にこれまでの2km730円から、1.052kmで410円になりました。これは、初乗り料金の体系を変えることで近距離でも気軽にタクシーに乗ることができるようにしたものです。中には、初乗り300円というタクシー会社も見られます。
ほかにもある?タクシーに安く乗るコツ!
安くタクシーに乗るときには、初乗りが安いタクシー会社を選ぶのがおすすめですが、大阪では長距離の割引制度もあるため、利用する際には確認してみましょう。5,000円を越えた部分について半額とする制度がありますが、導入している会社としていない会社があります。
なお、初乗り料金が割安となる東京ですが、大阪のような長距離の大幅な割引は一般的ではありません。9,000円を越えた場合に1割引という料金体系が主流のため、長距離移動なら大阪の方が割安となります。
まとめ
タクシーの料金は一見どの会社も同じに感じられますが、初乗り料金や長距離料金を安く設定することで価格競争を行っている会社も増えてきました。大阪では特にタクシー会社ことにさまざまな料金体系があります。できるだけ安くタクシーを利用したいとお考えなら、初乗り料金をはじめとした料金体系を確認するようにしましょう。