日本ではチップというとあまり馴染みがありませんが、日本のタクシー運転手はチップをもらっているのでしょうか。このページでは、世界のチップ事情と日本のタクシー運転手のチップについてご紹介します。
この記事は2020年11月に更新されました。
・チップをもらえる接客サービスを提供するには(求人例の追加)について
見出し
世界では「チップ」が常識
チップとは、あるサービスを利用したとき、ちょっとしたお金を従業員に払う心づけのお金のことです。ほとんどの人に知られているチップですが、ところが日本では馴染みがないですよね。
特にヨーロッパにおいては風習となっていて、ホテルのベッドメイキングやルームサービス、タクシーの運転手、レストランなどの従業員に対して支払われていることが多いです。ちなみに日本ではこのチップ代がサービス・商品代金に徴収されているので風習になっていないのです。チップが支払われる国というのはサービス業の賃金が安いために、それがサービス事業者の生活給ともなっています。日本にはチップという習慣はないと聞くと、驚かれる欧米の人が多いといいます。
世界の多くの国では、料金の10%から15%くらいのチップがタクシーの運転手に支払われています。また、荷物が多いときはそれに対応してやや多めのチップとなります。
気になる日本のタクシー運転手のチップ事情
では、日本ではタクシー運転手に支払われるチップはあるのでしょうか。
基本的には、日本でほかのサービスにチップが支払われないのと同様にタクシー運転手にもチップが支払われることはありません。
しかし、まれにチップをもらえることがあります。これは、タクシー運転手にとっては嬉しいお小遣いといったことになるでしょう。
タクシードライバーの心理は「嬉しい」
実際に、チップをもらってかなり嬉しかった、感激したというタクシー運転手は多くいらっしゃいます。
タクシー運転手のメリットのひとつに、このチップを挙げる運転手もいるくらいです。ちなみに、日本におけるチップというのはサービスを利用したときに、小さな紙袋に包んで支払われることが礼儀で、現金をそのまま渡すのは非礼とされています。
しかし、タクシーの運転手については世界の国と同様に紙袋なしでそのまま現金を渡すことが普通となっています。
これはよく聞く「おつりはいらない」というセリフです。タクシー運転手がどれくらいチップをもらえるのかというと、だいたい1回の乗務で1000円ほどのチップがあるようです。
気前のいいお客様では、6千円くらいの料金で1万円を支払い、後のお釣りはチップということもあったりします。また、タクシー運転手がもらえるチップは景気にも左右されます。
バブル時代では1万円くらいのチップがもらえたこともあったようです。
「チップをもらえる運転手になる」
タクシー運転手の教育において、「チップをもらえる運転手になれ」という教えがあるそうです。この意味は、もちろん利用者に喜んでもらい、チップをもらえるような気配り・対応のよい運転手になれということです。
タクシーの運転手は、お客様に心地の良さを提供する仕事であるということを理解しましょう。
そして運転能力・地理知識・親切さという対応能力をフルに活かせば、お客様はそれに対応して、運賃以上の料金を払う、ということが多くなるのではないでしょうか。
東京都内最大手。ホスピタリティ精神を追求する国際自動車(km)
東京都都内のタクシー事業者には「大手四社」というタクシー業界最大手の事業者団体があります。
その中の一角で、最古参なのが『国際自動車(km)』です。
2022年で創業101年目を迎え、「無料マッチングアプリ配車率ダウンロード数No.1」「無料タクシー乗り場(売上・場所)No.1」「働きやすさNo.1」「ドライバー出身管理職数※中途採用者No.1」「研修充実度No.1」「地理試験合格率No.1」「社員満足度No.1」というお客様からの信頼にプラスしてボトムアップの面でも強固な部分を兼ね備えております。
そのため社員教育がきめ細やかに行き届いており、タクシー業界未経験で転職する方も安心してタクシードライバーを目指すことができます。
95%がタクシー業界未経験での入社!安心して始められる研修あり【国際自動車(km)】の求人情報
https://www.tenshokudou.com/lp/kokusai_hontai/list
チップをもらえる接客サービスを提供するには
タクシー運転手として、お客様に良い接客サービスを提供すればチップをもらいやすくなると解説しました。では、どのようにすればよい接客が出来る様になるか。自分一人の力ではなかなか難しいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
質の高い接客スキルを身に着ける方法として「知名度の高いグループ」に加盟するタクシー会社へ入社し、グループとしての接客術を習得するという方法が考えられます。
報道やメディア関係に多数の顧客がいる東京無線グループ
東京のタクシー業界でも知名度の高い「東京無線」のタクシーは、緑色の車体が特徴的なグループです。テレビなどでタクシーを見かけたときは、緑色の車体である事が多いのではないでしょうか。
それは、東京無線グループが報道やメディア関係に多数の顧客がいるため、テレビドラマの撮影などにも協力する事が多いからです。
東京無線グループでは「タワーリーダー」や「サービスリーダー」と呼ばれる独自の乗務員資格制度を導入。質の高い接客サービスを提供する事に力を入れています。「チップをもらえる運転手になる」事を考えた場合は、それにふさわしいサービスをグループ全体で提供しているタクシー会社に所属し、接客スキルを身に着けると良いでしょう。
▼積極的に採用を行っている東京無線グループの会社例
・不二交通株式会社(東京都杉並区)
・東日本交通株式会社(東京都渋谷区)
・新日本交通株式会社(東京都杉並区)
まとめ
日本のタクシー運転手のチップについて情報をまとめました。
チップをもらいたいから接客をする…という考え方ではなく、良い接客サービスを提供した結果チップがもらえたという様に考え、お客様も自分も得をするタクシー運転手になる事を目指しましょう。