50代で転職となると、なかなか転職先がみつからないものです。タクシー運転手の仕事は50代からでも始めることができるのでしょうか?タクシー運転手になるためには、どのような資格が必要なのでしょうか?みていきましょう。
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50代でもタクシー運転手は始められる?
中年になって転職を考える人は多くはないでしょう。しかし、「会社の経営が悪化して解雇された」「体調を崩したのでやむを得ず辞めた」などといった理由で、再就職を考えないといけない状況に置かれている人はいると思います。
40代、50代になってから転職先を探すのは簡単なことではないですが、タクシー運転手なら年齢をあまり気にすることなく始めることができます。
実際のところ、全国のタクシー運転手の平均年齢は50代後半となっています。タクシー運転手は、若い世代よりも中高年が多い職場です。ですから、40代だとまだ若い方、50代でも周りの従業員と変わらない年齢ということになります。
普通自動車の運転免許を取得して3年以上経っていれば、年齢に関わりなく誰でも始めやすい仕事でしょう。
気になる収入ですが、タクシー運転手の平均年収は300万円程度といわれています。これは全国的にみた平均年収なので、働く場所によっては年収が200万円程度であるところもあれば、600万円くらい稼げるところもあることでしょう。
年収が200万円だと少し少ないと感じるかもしれませんが、300万円くらいもらえれば家族を養うには十分の収入といえます。
タクシー運転手になるために必要な免許は?
タクシー運転手になるためには、二種免許を取得しなければなりません。
二種免許の取得方法
二種免許を取得するためには、受験資格を満たした上、試験に合格する必要があります。
・受験資格
普通自動車の免許(第一種免許)を取得して3年以上経過しており、年齢が21歳以上であること。視力が片目それぞれ0.5以上かつ両目0.8以上(メガネ可)であること。深視力検査をパスしていること。
・試験内容
学科試験と技能試験の両方を受ける必要があります。学科試験は問題数95問で、100点満点中90点以上で合格となります。
試験内容は、二種免許特有の問題も少しはあるものの第一種免許取得時に学んだことをしっかりと押さえていると点数が取れる内容となっています。
技能試験は教習所内での試験と路上試験の両方で、90点以上を取ると合格となります。
都市部で運転するなら地理試験に合格する必要あり
東京・神奈川・大阪の指定地域でタクシー運転手として仕事をするなら地理試験も受ける必要があります。地理試験では主要道路や交差点の名称、主要施設の場所などに答えていきます。
ポイントはタクシー会社選び
タクシー会社に安定した収入、働きやすさを求めるならポイントはタクシー会社を選ぶことです。
タクシー会社の選び方としては、就職を決める前に次のものをチェックするようにしましょう。
・福利厚生
・給料形態
・シフトの決め方、管理方法
・免許取得、事故時の対応など
タクシー会社によって給料や福利厚生が異なりますし、シフトの決め方や管理方法も様々です。二種免許取得のサポートをしてくれる会社もあれば、そうでない会社もあります。また事故時もタクシー会社がサポートしてくれるようであれば、万が一という時に安心です。
条件のいいタクシー会社で仕事をすることが、50代からの転職にはおすすめです。
まとめ
50代からでもタクシー運転手として働き始めることはできます。安定した収入や働きやすさを求めるなら、タクシー会社選びは慎重に行なうようにしましょう。タクシーの求人「転職道.com」なら豊富な求人情報があるのでぜひ活用しましょう。