タクシー運転手を始めるためには二種免許を取得している事が必須の条件です。二種免許は一種免許(普通免許)を取得してから3年以上が経過していて、試験に合格出来れば、誰でも取得する事が出来ます。
では、その二種免許の取得を目指すうえで受けなければならない試験とはどのようなものなのでしょうか。
タクシー運転手として働くためには二種免許が必須条件となります。
この二種免許にはいくつかの種類がありますが、タクシーの乗務に必要なのは普通第二種免許となります。
では、何故この免許が必須となるのかを説明すると、道路交通法の第八十六条で規定されており、「旅客自動車であるものを旅客自動車運送事業に係る旅客を運送する目的で運転しようとする者は、当該自動車の種類に応じ、第二種免許を受けなければならない」と決められているからです。
簡単に言いますと、事業としてタクシーを運転し、お客様を乗せて料金を頂く場合は二種免許が必要ということです。
二種免許取得試験を受けるために必要な受験資格
まず、第一に受験する時の年齢が満21歳以上であること。次に、第一種免許を取得してから3年以上経っていること(免許の取り消しなどを受けていた場合はその期間を除く)。こちらの2つは必ず達成していなければいけないので、最短でも21歳にならなければ試験を受けることも出来ません。
上記以外には、第一種免許と同様に視力や聴力の規定などがありますが、眼鏡やコンタクト着用でも特に問題はありません。
二種免許取得において大前提としてあるのは車の運転に慣れており、知識があることでしょう。そのため3年の期間が設けられていたりしているのです。
学科試験について
試験の問題形式はマークシート形式で、問題数は文章問題90問、イラスト問題が5問の合計95問となっています。問題の配点ですが、文章問題は1問1点、イラスト問題は1問2点の合計100点満点となっており、90点以上を取ることで試験に合格することが出来ます。
二種免許の問題は一種免許よりも応用問題などが多くなり難易度も高くなっています。また、バスに関する問題もいくつか出題されます。
難しくなったとはいえ、基本的な運転知識を求める問題が多いので、一種免許を取得できている方なら基礎知識があるので、十二分にクリアできる可能性はあるでしょう。
技能試験について
一種免許同様に二種免許の試験にも、教習所と路上での技能試験があります。
こちらも学科の時と同じように、一種免許よりも難易度は高くなっています。お客様を乗せることが前提のため、学科も技能もハードルが高めに設定されています。
難しくなっていると聞くと大変なイメージが湧いてしまいますが、二種免許の取得に苦労するのは運転に自信を持っている方のほうが多いのです。