タクシードライバーは、その大半が歩合制であるため、自分のペースで仕事が出来ること、70歳前後の現役ドライバーも多いことから長く勤められることから、転職や再就職を考えている人も少なくありません。中でも神奈川はタクシーの利用者も多い街ですから求人も数多くありますので、転職や最就職には有利だと言えます。
終電後の客待ちは戦略が必要
神奈川でタクシードライバーになるためには、専門の転職サイトで自分の希望する労働条件に合致した会社を見つけて申し込むことになります。最近では、第2種運転免許証を取得していなくとも、入社後、取得経費を負担してくれる会社も少なくありませんから、転職サイトのコンサル等に確認してみると良いでしょう。
さらに、神奈川でタクシードライバーになるには、地理試験に合格しなくてはなりません。これは、県内の主要な観光地や施設、ターミナル駅などに関する知識が試されるものであり、40問出題され32問以上、合格しなくてはなりません。受験に際しては、事前に会社が研修等を行なってくれる場合もありますが、今後、ドライバーとして営業していく上で、必ず持っておかなければならない知識であることは間違いありません。
さて、実際に業績を上げていくためには、単に無線配車を待っていても大きな実績には結びつきません。流しや客待ちといった手法で、自ら利用者を捕まえる必要がありますが、その手法の一つとして終電を逃した人を客待ちする方法があります。もちろん、このことは多くのタクシードライバーが実践していますから、ライバルが多いことは十分に意識しておく必要があります。
そこで、少なくとも横浜や武蔵小杉など繁華街付近にある主要な駅の終電時刻は把握しておく必要があります。例えば横浜からであれば、渋谷方面は0時20分頃、大宮方面は23時40分頃になりますから、方面別に把握しておいて、駅周辺や繁華街付近で客待ちするのです。この時も近距離を狙うのか、長距離を狙うのかで、待ち時間が異なりますから大きく稼いでいくためには、どの駅が良いのか、また、終電の何分前から客待ちするのが良いのかなど、戦略を持って対応していくことが重要なのです。
今後、タクシーの需要は大都市圏を中心にさらに利用の増加が見込まれており、ドライバーの仕事はその処遇も含め、非常に魅力のある職種だと言えます。
神奈川はタクシーの利用が多い地域であり、労働条件も優遇されているのでタクシードライバーへの転職には適した地域ですが、大きく稼いでいくには、終電後の客待ちなどの戦略が必要です。この最も単に客待ちをするのではなく、主要な駅の終電時刻を把握するなどの情報収集が大切です。