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タクドラ(タクシー運転手)のマインド②★売上よりも大切なことって??これからタクシー運転手へ転職する方必見のバイブル
前回の記事『タクドラ(タクシー運転手)のマインド①』はいかがだったでしょうか?
続いてお送りする第2弾は、タクシー運転手(タクドラ)にとって一番大切なのは何かを焦点に置き、常に意識しておきたい内容をまとめています。
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とかくタクシー運転手(タクドラ)=『売上至上主義』と思うなかれ、もっと大切なことがあるのです。
売上よりも大切な意識とは?
現役タクシー運転手(タクドラ)の中には「売上を上げていれば官軍、何をしても許される。売上を上げているのならばどこの会社でも引く手あまただ」という考えを持ち合わせている方もいらっしゃいますので、ここで整理をしたいと思います。
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売上を上げるという事は稼げることに等しく比例しますので、ご自身の懐事情が暖かくなること請け合いです。
さらにはタクシー事業者にとっても、それだけ利益を出してくれるタクシー運転手の存在というのは確かにありがたいものです。
しかしながらタクシー事業者が一番必要とする人材は、売上を上げてくれる乗務員だけではないのです。
これらは現役タクシー運転手(タクドラ)の皆さんが他のタクシー事業者に転職をされる際にも非常に大切な内容となっています。是非とも方向性を間違えないようにしましょう。
安全運転
はい、もうこれに尽きます。
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実車時はもちろん、空車回送時もあらゆるシーンでもタクシー運転手は第二種免許を所持している手前、模範的な判断と運転が求められます。
安全運転はタクシー運転手の中でも最大の使命であり、ご乗車頂いたお客様を守ることが大切なのです。
安心・安全・快適はどんな状況でも、何年経過しようとも、タクシー業務を引退するその時までこだわり続けてください。
無事故無違反
かくして安全運転と同様、安全運転を実施するためには無事故無違反が鉄則です。
そのためには交通ルールを順守することを徹底しましょう。
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もし過去に一度でも事故、違反をしてしまった方は是非とも教訓を生かして「二度と起こさない」ためにも正確な運転を心がけ安全の担保を図りましょう。
欲を出しすぎない
とかくタクシー営業も、長く乗務してきますと『慣れ』が生じてくるときが必ず訪れます。
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これは自動車を運転する上では一番のリスクにも数えられる事象でもあり、つい早く目的地へ到着したいがために欲を出してスピードを出しすぎたり、信号無視気味に走ってしまう事があるかもしれません。
そしてタクシー営業となれば、残業時間ギリギリまでの営業をしてしまい法令違反である『帰庫オーバー』となってしまったり、無理な運転をしてしまい事故につながってしまうというケースも非常に高くなるのです。
「出過ぎた杭は打たれない」「勝てば官軍」とはよく言ったものですが…『欲』とだけは上手に付き合いましょうね。
健康でいること
タクシー運転手(タクドラ)は大大大原則で『健康でいること』が義務付けられています。
これは毎回の出庫点呼でも運行管理者によって確認をしますし、またタクシー事業者も年2回のペースで健康診断を実施します。
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タクシー事業者は雇い入れ時の健康診断が必須条件で、非公式ながらタクシー事業者によって健康診断の結果によって採用基準が異なったり、診断結果が出るまで時間及び日数を要す場合があります。
体調管理を怠らない
健康でいることに紐づけられますが、体調管理は怠ってはいけません。
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タクシー運転手(タクドラ)のお仕事は、実際にやってみると「意外と出来ちゃう!」と思うシーンもいくつかありますが、実を言うと自分自身が思っている以上に身体は疲れているのです。
ですので、隔日勤務の明けなどは入浴などでしっかりと身体をほぐして温めて質の良い睡眠を取りリフレッシュしましょう。
タクシー運転手(タクドラ)は運転してお客様を安心安全快適に目的地までお届けしてお金を頂くだけがお仕事だと思ったら大きな間違いです!
『体調管理』も立派な仕事なのです。それにお仕事をお休みしたら稼げませんからね。
休憩と決めたら勇気を持って回送にする
以前、タクシーあるあるでもお話しましたが、休憩のタイミングはタクシー運転手(タクドラ)にとって本当に難しいのです。(…と言いましてもマイペースに営業する場合は別です。行きたいタイミングで自由に行けますよ。)
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真剣に集中していると、『どこでどのタイミングで休憩にしょうか』と頭を悩ましている…その刹那お客様が乗車!ということがよくあるのです。
やはり体調管理という観点から見ると…この場合は休憩と決めたら勇気を持って回送にしましょう。
確かに『調子が良くて流れを止めたくない』のはわかります。
しかしそういう時に限って難癖の強いお客様にあたりがちなので要注意です。
本当に当たってしまったら返って体調が余計に悪くなりますよ。
出勤(乗務)率が高い事
タクシー運転手(タクドラ)も個人タクシーやライドシェアを除いて、法人に雇用されているいち会社員、つまり社会人です。
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明け番を除き基本的には公休日や有休、さらには特別休暇(忌引きや寿休暇.会社によって育児)がお休みとなりますが、それ以外での欠勤となると…よほどの体調不良でもない限りはあまり良い心象ではないことは確かでしょう。それはどこの企業でも等しく同じです。
やはり出勤(乗務)率が高いというのは『意識の高さ』に比例するのではないでしょうか。
そういうタクシー運転手(タクドラ)はたとえ売上がそこそこであったとしても安全運転を敢行していることでそれなりの評価を得られているはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
もちろん、「売上を上げて、安全運転を怠らない、尚且つ健康に努め体調管理も万全、皆勤賞」というタクシー運転手(タクドラ)が街中に溢れていれば、それは本当に理想です。
しかし実態はなかなかそうはいかないのが現状です。
よって優先順位をつけるとすれば…やはり健康・体調管理・皆勤賞・安全運転…これらがきちんと出来て初めて売上をしっかりと上げることが出来るのではないでしょうか。
俗にいう文武両道的な考え方かもしれませんが、やはりそこはタクシー運転手(タクドラ)という職業は二種免許保持者ですから、そこに接遇も伴います。
あまりに過剰なホスピタリティは返って今話題のカスハラに繋がりかねませんので筆者としては推奨しませんが…やはりタクシーというのはお客様にとって気持ちよく快適な移動空間を提供できてこそ社会的意義を果たすのではないかと常々考える次第です。