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タクシードライバーあるある集【実体験版】。それって職業病かも笑?Ver.6
毎度タクシー運転手のたまごの皆様から~玄人現任ドライバーの皆様までご好評を頂いております本シリーズもめでたく第6弾となります。
タクシードライバーあるある集【実体験版】。それって職業病かも笑?Ver.5
筆者も絞りに絞ってのネタから、プライベートの日常で出くわす場面、そしてタクシー営業中に起きた事案までを記しながらこのシリーズを今日まで育んでおりますが、引き続き現役ハイヤー・タクシー運転手の方々からも『こんな事あるよね』と言ったらお話しありましたらぜひくださいませ。
それでは第6弾行ってみましょう!
日常生活あるある
まずは日常生活に潜む、タクシー運転手あるあるをご紹介します。
潜むというだけあって『あぶなっかしい事』と捉えがちですが、決してそのような事はございません。
フードコートで空席を見つけやすい
タクシー営業中によくある出来事で22時からの深夜割増時間帯は主要駅周辺タクシーがとても混雑します。
そのため、言葉が適切かどうかわかりませんが、お客様が乗車されないかタクシー運転手は注視しながら運転しています。
その様相は、さながら「イス取りゲーム」のようです。
タクシードライバーあるある集【実体験版】。それって職業病かも笑?Ver.4
この能力をプライベートでいかんなく発揮できる場があります。それがフードコードです。
フードコートは食事の時間帯となれば大勢のお客様で賑わい、さも早い者勝ちのイス取りゲームの様相を呈していますよね。正味あまり心地の良い光景ではないといえばそれまでですが、どうもタクシー運転手は職業柄、サーと歩いていくと席が空くタイミングを逃さないようで、空席を見つけてゲットするのに長けているのです。
ご家族の中にタクシー運転手の方が居ましたら、それはフードコートで遺憾なくイス取りを発揮できるでしょう(笑)。
人見知りが改善された
タクシー運転手のお仕事は大変特殊な接客業です。
何故ならお客様に対して背中を向けている時間が圧倒的に長いからです。
ですのでお客様との会話も慎重に実施しましょう。
慣れてきますと、お客様との会話が盛り上がり色々なお話しをすることがあります。
タクシードライバーあるある集【実体験版】。それって職業病かも笑?Ver.3
その調子で気が高ぶったままオフを迎え、今まで人見知りで声をかけるのすらままならなかった自分が、嘘のように店員さんに質問をしたり、困っている方へフォローが出来るようになったと聞きます。
※もちろんこのご時世、滅多むやみに声をかけてしまうと怪しまれるので要注意です。
運転が苦じゃなくなる
タクシー運転手は1日の距離を非常に多く走行するお仕事です。
東京特別区ですと隔日勤務1乗務あたり260~300㌔ほどになるので、例えば入社時に運転経歴がそこまでの方でも、半年~1年後には運転が好きになっていることは「あるある」なのです。
もともと運転が好きで、苦じゃないというのであれば大いに結構ですが、運転経験が浅い方にとっても、慣れとは恐ろしいもので「もう苦じゃない」と思えるでしょう。
険しい道ほど…好きになる
タクシー営業をしていると、1回の営業時にかならず数回はお客様から「険しい道」へ案内されます。
タクシードライバーあるある集【実体験版】。それって職業病かも笑?Ver.2
その際、本当に難関な道で「こんな道通すなよ~」と思いがちになりますが…お客様から「運転上手でした!」とお褒めの言葉を頂いた日にはさぁ大変、その日から険しい道ほど攻略するのが好きになるはずです。
※必ず道路交通法を遵守し、安全運転を実施してください。
駐車場の混雑・満車も読める
、プライベートでショッピングモールなどの大型商業施設や大規模な施設へマイカーで行くと、必ずぶち当たるのが『駐車場問題』でしょう。
内容的には上述の『フードコートで空席を見つけやすい』に被るのですが、これもまたイス取りゲーム状態。
空いているスポットがあれば停車させたい…でも空いていない。入れると思ったら入られた!など…。
しかしそこはタクシー運転手!一歩先を読み、よもや灯台下暗しなど無縁。
サササっと空いている場所を見つけて停車するのです。こういう勘は仕事柄冴えるでしょう。
ロングを妄想する。
『明日は乗務だ!』となれば、どんな1日になるか、期待と不安に駆られること請け合いです。
タクシードライバーあるある集【首都圏『新』が付く地名編/そっくり似た地名にご用心!】
しかしタクシー運転手となればお客様を選択することはできません。
それでも長距離=ロングのお客様は大変ありがたいこと。
~こんなお客様が、●●付近で乗車されて、『▲▲(ロングスポット)』までお願いします。
なんていう形で妄想を膨らましなら、寝るのです。
地元のタクシー会社が気になる
タクシー運転手は勤務先のタクシー事業者が近隣であるとは限りません。
中には都内のタクシー事業者まで電車通勤、車通勤、稀に2~3県を跨いでわざわざ通勤する猛者もいらっしゃるほどです。
なぜそのようなことをするかというと…理由はそれぞれありますが、やはり「東京都内は稼げる」という魅力があるからでしょう。
しかし、通勤も遠ければ遠いほど「しんどくなる」時もあるのです。
タクシードライバーあるある集【首都圏郊外編/そっくり似た地名にご用心!】
決して勤務先が近いことが全て正しいわけではありませんが、『どこか近くにも収入良くて良いタクシー会社ないかな』と考える時期はタクシー運転手のあるあるです。
そもそも都心と郊外ではタクシーの営業方法やニーズが違いますので、メリットデメリットを理解したうえで次のタクシー会社への転職は検討しましょう。しっかりと接客できて安全運転が出来るならば、どの地域でも営業は出来るはずですよ。
乗務中のタクシーあるある
それでは乗務中あるあるをお届けします。
通算6回目となりますが、やはりそこは筆者も現役タクシー運転手。ネタは付きません。
タクシードライバーあるある集【実体験版】。それって職業病かも笑?Ver.1
日々のタクシー営業や営業外でも乗務中に起こる「あるある」をリアタイでお届けしたいと思います。
お客様の会話にツッコミを入れたくなる
タクシー車内ではお客様同士で会話をされたり、スマートフォンで通話をされることも多い空間です。
タクシードライバーあるある集【東京都心編/そっくり似た地名にご用心!】
そんな会話には、決して運転手から積極的にぐいぐいと入るべきではありませんが、お客様同士の会話は運転中どうしても耳に入るものです。もちろんはクシーはプライベート空間ですし、それらは個々のプライバシーもあります。
しかし時に面白い話をされていたり、或いは「あのお菓子ってなんて名前だっけ~…ほら●●で売ってるやつ!?知らない?」ですとか「DHAってなんの略だったっけ…うわー思い出せない!」と言った会話を聞いていると思わずタクシー運転手も合いの手を入れたくなります。
心の中では間違いなく「ドコサヘキサエン酸です!」と叫んでいることでしょう笑。
お客様がタクシーに乗車される際、事例として多いのが「3人乗り」で
到着時ワンメーター値上がりで気まずい
タクシーは1メーターで料金が各地域によって異なりますが日中平均80円~100円の値上がりをします。
タクシーメーターにはメーターが上がるまであと少しと言った表記がシンプルに記載されるため、お客様はタクシーメーターの料金表示は比較的見ています。我々がタクシーを利用する場合でもそうですよね。
お客様が指定された目的地へ到着される際に、あと少しでメーター上がる…という場面によくタクシー運転手は遭遇します。
この時の心境は「もう到着してほしい」「上がらないでくれ」という気持ちです。以外にもお客様と気持ちは同じです。
お客様には乗車された対価を支払って頂くという事もありますが、その反面『気持ちよくタクシーを利用してほしい』と常日頃タクシー運転手は願っております。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タクシー運転手たるもの、普段の乗務をしていない「明け」や「公休」の日でもどこかしらでタクシー運転手という職業柄で染みついた感覚が出てしまうものです。
しかしそれらの「あるある」は、意外と実生活…とくに家族がいらっしゃる方にとっては役立っているケースもあるように感じました。もちろん小さな気づきも多いのですが、タクシー運転手というお仕事は多くの肩書を持つ方々を『目的地へ快適に運ぶ』という至ってシンプルかつ大切な役割があり、そこではドラマも発生します。
ドラマや出会いの数だけ、「タクシーあるある」は増え続けていくでしょう。