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絶対に覚えておこう。タクシー事故処理①事故が起きそうなパターン
運転免許取ったその日から、あなたは車を運転する資格を有します。
それは同時に、事故を起こす可能性を持っていることでもあるのです。
【絶対に覚えておこう】タクシー事故処理②もし事故がおきてしまったら…
しかし、事故は起こさないのが一番です。
まともな人間であれば誰だって事故は起こしたくありませんし、遭いたくもありません。
この先万が一、タクシー運転手となって事故を起こしてしまった場合どうしたら良いか少しでもお役に立てたらと思います。
事故が起きやすい理由
ところで普段の生活でニュースを耳にしていると、タクシーの事故をよく耳にしませんか?
タクシードライバー転職の不安…防犯対策、事故、カスハラなど。
なぜタクシーは事故が起きやすいのでしょうか?と言いますか、本当にタクシーばかりが事故を起こしているのでしょうか?
2割増の時間帯に集中
おそらく一般乗用車と比べて事故の割合は同等レベルと思いますが、タクシーはとりわけ時間帯によっては尋常ではない量の車両台数が街を走ります。
タクシーの事故がどうしても多いのは深夜22:00〜翌朝5:00までのいわゆる『青タン2割増』の時間帯です。
お客様を乗車するのに運転手は必死になりますが時としてこれが交通安全遵守を無視するとなると本末転倒になります。
左車線を走行する宿命
空車のタクシーは流し営業を行う際、お客様を乗せる機会を得るために2車線以上の道路では左車線を走行します。
そうしますと安全面では左折時の歩行者の飛び出し、LOOPなどの電動付き自転車、バイクなどの走行などといったリスクが多く存在しているため、左折や走行のみならずお客様の乗降時におけるドア開閉、飛び出しも含めて最新の注意が必要となります。
帰庫時
一日のタクシー乗務が終了し、タクシー運転手の所属する営業所に戻る際は必ず回送表示で運転します。
その際に、つい気の緩みでスピード超過してしまったり、居眠り気味の運転をしてしまったなど…といった事案で事故を起こしてしまっては今までの苦労が水の泡となります。
絶対に最後まで気を引き締めて帰庫し、終業点呼と洗車、そして“家に帰宅するまでが乗務”という事を肝に銘じましょう。
事故が起きやすい場所
それでは事故が起きやすい場所は一体どのような場所なのでしょうか?
タクシードライバー転職もこれで大丈夫!事故の多い都心の交差点特集。
これからタクシー運転手に転職を考えている方も、必ず気をつけなくてはいけないことです。
ぜひチェックしておきましょう。
交差点
交差点は信号機の有無にかかわらず、対向車も多く、また歩行者やその他自転車等の往来もあるため、人身・物損事故など極めて多く発生しやすい箇所です。
十字路、T字路、五叉路、三叉路、立体交差など多岐にわたる交差点があり、信号も複雑であったり制限速度が異なったりします。
路地裏の小道
路地裏の小道は、タクシー運転手の視界に写っている時点で『険しい道』であることを認識しています。
そのため運転はいつもにまして最初の注意を払う…と言う点では事故の発生率は少ないのです。
しかしやはり制限速度を超過したり無理な運転をすると、突然の飛び出しで人身事故にを起こしてしまうことも可能性として大いにあるのです。ペットも同様です。
またお客様からの配車依頼や行き先で、タクシー車両が1台通れるかどうかも険しい道に誘われることも珍しくありません。
その際は必ず前方後方、左右巻き込み確認し、人身・物損事故等が起きないように細心の注意を払って運転をしましょう。
Uターン時
転回時の事故も非常に多い例として挙げられています。
転回禁止の場所でUターンしてしまったり、あるいは周囲の確認をせずに大急ぎでUターンしてしまった時など…その際に人身事故や物損事故を起こしてしまうケースがあります。
Uターンはよっぽどの場合の手段かもしくはUターンのしやすい場所で余裕を持って行えることなど、条件が揃ってこそ可能なことだと認識しておいてください。
たとえ転回禁止の表示がないからといって無理に行うと、思わぬ事故のきっかけになってしまうことが多いので気をつけましょう。
高速道路走行時
高速道路も交通事故の非常に多い場所です。
『◯◯高速道路の▲▲付近で車3台玉突き事故で■■インターチェンジから××料金所まで10キロ渋滞』など…そのようなニュースが流れて車がスムーズで動かないような事はよくあります。
高速道路での事故が多いのはスピードの出し過ぎや車間距離の詰めすぎ、巻き込み未確認が挙げられます。
あとは長距離運転につき、居眠り運転をしたり、スマホを触ったりする危険な『ながら運転』や漫画を読んだりしている不届者も稀にいます。そのために事故が発生することも残念ながら実態としてあります。(乗用車・乗用車問わず)
車線変更時
車線変更時はミラーだけでは推し量れません。
必ず目視も必要となります。
車通りの多い幹線道路であれば、やむを得ず車線変更する場合は必ずミラーと目視で車線変更する方向を確かめましょう。
体調不良
タクシー会社では、タクシー運転手に出庫時の点呼にて体調の確認を滞りなく実施しています。タクシー車両の点検と等しく同じ、一日の具合が大丈夫かどうか、極端な寝不足ではないか、アルコールはチェックはもちろんの事、しっかりと行っています。
【有料レベル?!】タクシー業界転職へ大切なこと〜接客・注意・仕事の本質編〜
しかしながら長時間運転でしっかりと休憩を取らずに無理な営業運転を行うと、知らぬ間に身体にガタが来てしまったりする事があります。
また少し疲れてきたかなと思ったらすぐ休憩してください。
理由は仮にその後無理して営業続けたとして、たまたま乗車されたお客様が少々厄介なお客様であった場合…心労は二重になっておしかかります。
振り切って『次〜次!』となろうにも疲れていてどうにもならないのです。
もらい事故
運転中の事故ではどうしても避けられない事例があります。
それがもらい事故です。
どれだけこちらが道路交通法を遵守して運転していたとしても、「追突事故」に巻き込まれてしまう事もあるからなのです。
例えば赤信号の交差点でタクシーが停止中、後ろの車が追突してきたり(俗に言う『鎌を掘られる』)、信号無視などにより事故に巻き込まれてしまうと言うこともゼロではありません。
確かに『防ぎようがない』『気をつけようもない』と言ってしまえばそれまでですが、自動車の運転をしている以上は、万が一の際のリスクヘッジ、そしてヒヤリハットを含めた瞬時の状況判断が大切になってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
保険会社のコラムのような今回の内容ですが、実際の現場で万が一、事故に遭った最タクシー運転手の取るべき行動一つで救えるもの救えないものが発生します。
さらに評価も同じくです。
もちろん事故など絶対に起きるべきではありませんし、未然に防止することが大鉄則です。
しかし、発生してしまったならばプロドライバーとしての対応、行動、姿勢は必ず問われます。
改めてですが…今日も、明日も、これからもずっと安全運転でタクシー営業をお願いいたします。