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【タクシーニュース】自動運転タクシー『ウェイモワン』普及へ。現代とウェイモが複数年締結

【タクシーニュース】自動運転タクシー『ウェイモワン』普及へ。現代とウェイモが複数年締結
カケル
カケル
この記事を書いた人:『転職道.com』の転職相談スタッフ・『タクシーハローワーク(TSJ)』では職業紹介管理者としてタクシー求人コンサルタントを7年従事したのち、東京特別区地理試験・法令試験取得者/二種免許保持。数々のタクシー企業担当者との取材や求職者との会話で最新の情報を記事化しています。自らも地理試験・法令試験・二種免許を保持し都内タクシードライバーとして勤務もしているまさに『二刀流』です。史上最速の平日&週末の両日連続で営収10万円を4度達成!現在では特別区タクシー運転手としても活躍中

自動運転タクシーの実現は想像を遥かに超える速さでやってきています。

世界を見渡せばアメリカ、中国、韓国など公道の幅と利便性を生かして早い段階から自動運転タクシーに積極的導入を進めていた国は今、対企業での契約等の折り合いで大きく揺れ動いています。

自動運転タクシーとなれば、タクシー運転手の雇用にも関わる重大なニュースなだけに、今回も目が離せなさそうです。

【タクシーニュース】自動運転タクシー『ウェイモワン』普及へ。ヒョンデとウェイモが複数年締結

アメリカ・アルファベット傘下の自動運転開発企業の「Waymo(以下:ウェイモ)」と韓国最大の自動車企業「HYUNDAI(以下:ヒョンデ)」がこの度、戦略的パートナーシップの締結を発表しました。

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自動運転分野の先駆者であるウェイモの高度なテクノロジーと、先進技術の開発に情熱を注ぐヒョンデのEVを融合することによって、事故の撲滅を推進し、自動運転タクシーの将来的な普及に繋げていきたいというのが双方の狙いです。

両社の英知を集め統合

この度のパートナーシップ締結はウェイモとヒョンデのまさに英知を集めた統合とも言えましょう。

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ウェイモが開発した「Waymo Driver(ウェイモ・ドライバー)」という第6世代の完全自動運転技術を用いて、ヒョンデのタクシー向けSUV電気自動車 「IONIQ (アイオニック)5」に統合させる予定です。

自動運転技術の先駆的企業

ウェイモは2009年にGoogleのSelf-Driving Car Projectとしてスタート。

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現在に至るまで自動運転技術の先駆的企業として君臨しています。自動運転技術の開発ミッションは「もっとも信頼されるドライバーになること」と掲げております。

今日に至るまでアメリカ国内13州以上の公道で自律走行のシミュレーションを実施しており、技術の向上と蓄積を図っております。

『ウェイモ ワン』の普及へ。

完成した自動運転タクシー車両は、ウェイモが手がける世界初の完全自動運転タクシーとして活躍中の『ウェイモ ワン』として順次運用される予定とのことです。

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ウェイモとヒョンデは今後「アイオニック 5」を複数年に渡って大量に生産することを計画しています。

「ウェイモ ワン」の規模拡大を手厚くサポートしていくことが狙いで、自動運転タクシーの「アイオニック 5」も今後はウェイモの技術を搭載した車両となります。

路上テストは来年2025年予定

 

注目の自動運転タクシー路上テストについて、ウェイモとヒョンデでは来年2025年後半までに初回の試験走行を開始する計画を発表しております。

自動運転タクシーサービス加速化。2026年東京で開始へ。

以降は数年間のスパンで安全面などの試験を実施し、将来的に商用利用できるようになることが目標としています。

ウェイモワンとは?

「Waymo One」(ウェイモワン)とは、米ウェイモが展開している世界初の自動運転タクシーサービスです。

コロナ禍前の2018年12月からアメリカはアリゾナ州フェニックスで一部ユーザー向けにサービスの提供を開始されました。

当時自動運転とは言うものの、車内にはセーフティードライバーが乗車した状態でサービス提供を開始。

2020年3月からはセーフティドライバーが乗車してない完全自動運転の状態でサービスが提供されています。

ヒョンデの野望

ヒョンデは現在、先般発表された中長期戦略「ヒョンデ・ウェイ」に盛り込まれたスマートモビリティ・ソリューション・カンパニーへの転換を加速させております。

京都エムケイが海外タクシーEV車両を導入

主に水素燃料電池と電気自動車技術を搭載したゼロエミッション車の開発を推進しており、さらに『ロボティクス』、『アドバンス・エア・モビリティ』といった先進技術に積極的に投資を行い、未来のモビリティサービスを導入するためのオープンイノベーションを追及していくとのことです。

なお、今回のウェイモとの締結は複数年とのことです。

レベル4を関連各社へ提供する

現在ヒョンデでは自動運転技術『SAEレベル4』以上を実現できる車両を、自動運転関連企業各社へ提供することを目指しております。

『アジア各地でタクシー自動運転』の波

ヒョンデはさらに、自動運転車両のファウンドリー事業を立ち上げるとのことです。

自動運転レベル4を実施しているのは中国、アメリカが主で、そのほかの国は一部地域のみの限定か実証実験段階なのが現状です。

日本国内でも昨年2023年5月には福井県永平寺町で国内初のレベル4のサービスが開始されました。
また、今年2024年後半に東京のお台場でレベル4の自動運転サービスを開始する予定です。

自動運転レベルについておさらい

「自動運転レベル~4」…そもそもどれだけすごい数値なのでしょうか。

この十年間で劇的に進化を遂げている自動運転ですが、何が主体で運転となっているのかが非常に大切になってきます。

レベル0からレベル5まで!

乗用車の自動運転は、自家使用車・商用車に限らず『レベル0~レベル2は、人間が主体となって運転するレベル』そしてレベル3~レベル5は、システムが主体となって運転が実施されるレベル』に分類されているのをご存じでしょうか。

現在、国土交通省からもアメリカの自動車技術会(SAE)の定義した基準をもとに自動運転のレベル分けが0~5まで発表されております。それによると自動運転のレベル分けはレベル2とレベル3が大きな分かれ目となっており、運行の主体が「人」と「システム」に分かれることがわかります。

※ちなみにレベル0は運転自動化がそもそも存在しない…つまり運転支援のない乗用車になります。

自動運転レベル

名称

運転の主体

走行領域

レベル:1

運転支援

人間

限定的

レベル:2

部分運転自動化

人間

限定的

レベル:3

条件付運転自動化

システム

限定的

レベル:4

高度運転自動化

システム

限定的

レベル:5

完全運転自動化

システム

限定なし

 

これから~Opinion~

先般のタクシーメディアのニュースでも取り上げた内容に、ついに動きがありました。

自動運転技術の開発をリードする企業が先駆的に動き出すことは世界中がタクシーの自動運転化に向けて舵を切り出したと言っても過言ではないでしょう。

この手の話では必ずと言って良いほど『タクシー運転手雇用への不安』が出てきます。

タクシー運転手の雇用確保はそもそもが人材不足が原因でライドシェアや自動運転は実施されてきました。

自動車会社各社が自動運転に様々な動きを見せる中、東京都心はおそらく早期に自動運転の時代が訪れる可能性があります。
そうなると今度は都心郊外がタクシー求人として人気を博すことになるかもしれません。

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