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【タクシーニュース】自動運転タクシーが韓国ソウルで深夜限定走行

【タクシーニュース】自動運転タクシーが韓国ソウルで深夜限定走行
カケル
カケル
この記事を書いた人:『転職道.com』の転職相談スタッフ・『タクシーハローワーク(TSJ)』では職業紹介管理者として勤務♪東京特別区地理試験・法令試験取得者/二種免許保持。タクシー求人コンサルタント歴7年目。数々のタクシー企業担当者との取材や求職者との会話で最新の情報を記事化しています。さらに自らも地理試験・法令試験・二種免許を保持し都内タクシードライバーとして勤務もしているまさに『二刀流』です。史上最速の平日&週末の両日連続で営収10万円を4度達成!

夜中に気持ちよく酔っ払ってタクシーを見つけ、乗ったら…『うわぁああ!運転手がいない!』なんていうネタが自動運転タクシーが始動し出したら流行るかもしれませんね汗。

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しかしお隣韓国ではそんな芸が成立しそうなニュースが飛び込んできました。
コメもちろんタクシーのニュースですよ。

【タクシーニュース】自動運転タクシーが韓国ソウルで深夜限定走行


韓国ソウル特別市は2024年9月25日、ソウル特別市江南区(カンナム)と瑞草区(ソチョグ)一帯の『自動運転車試験運行地区』において自動運転タクシーを運行することを発表しました。
運行は翌日9月26日からとしています。

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運行時間は平日の月曜日から金曜日の23時から翌日朝5時までで、韓国国内初の深夜における自動運転タクシーとなり3台を運行させます。

無料運行でスタート

この深夜自動運転はなんと『無料運行』とのことです。
ソウル特別市は初の深夜自動運転タクシーを年末まで無料で運行することにしました。

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また、来年の上半期には有料に転換する予定をすでに発表しており、論峴(ノニョン)と新沙(シンサ)、狎鴎亭(アプクジョン)、大峙(テチ)などに運行区域も広げる計画とのことです。

国内大手配車決済アプリ『カカオT』で利用可能

今回の深夜自動運転タクシーは、出発地と目的地とも自動運転タクシーの運行区域内であれば韓国国内の一般タクシーと同様に、国内大手の配車決済アプリである『カカオT』経由で利用可能となっております。

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また、現在ソウル特別市では上岩(サンアム)、汝矣島(ヨイド)、清渓川(チョンゲチョン)に既存の試験運行地区で営業中の自動運転タクシーも運行しているのをご存じでしょうか。

これらを利用したい場合は配車決済アプリである『カカオT』のホーム画面へとび、メニュー→「ソウル自動運転車」を選択すれば利用可能となります。

今後はサービス拡大も視野

ソウル特別市は自動運転タクシーの需要とタクシー業界の意見、そしてクルマそのものの需要と供給などを踏まえ、今後は昼間の時間帯にも自動運転タクシーの運行時間を延長を検討するとのことです。

『アジア各地でタクシー自動運転』の波

さらに総合的に判断し運行車両を増やすなどといった持続可能なサービスを展開していきたい狙いです。

試験ドライバーが乗車するのでひと安心

自動運転タクシーには試験ドライバーが1人が同乗し、4車線以上の道路は自動運転方式で運行し、万が一大雨や大雪といった気象状況の悪化や車両点検などのイレギュラーな運行停止の場合は告知案内される仕組みとなっています。

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また、住宅街の路地や子ども保護区域などではお客様と歩行者の安全確保のため、試験ドライバーが運転するとのことです。

カケル
カケル
冒頭に書いたような『乗車したら運転手がいない!』という事にはならないそうです…。よかった!

運行ルート区間

自動運転タクシーの運行ルート区間をまとめてみました。

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今回の運行区間面積は11.7平方キロメートルで、運行地域に選ばれたのはソウル特別市江南区の駅三(ヨクサム)、大峙(テチ)、道谷(トゴク)、三成(サムソン)と、瑞草洞一部地域(瑞草区)となっております。

また、自動運転タクシー3台は東西南北に走行区間が別れており以下のようになっております。

▼東西
奉恩寺路、テヘラン路、道谷路、南部循環路、開浦路

▼南北
江南大路、論峴路、彦州路、三成路、永東大路区間

カケル
カケル
お客様の要請に合わせて出発地と降車地に基づいて、自動運転タクシーは最短ルートを検索して運行することになっております。

韓国では自動運転化が進むのか

日本のお隣韓国では、自動運転の波が押し寄せています。
ソウル特別市は深夜自動運転タクシーが走行する前にも上岩で需要応答型自動運転車を走行させていました。

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また、バス業界に目を向けると2023年12月4日より世界初となる『路線型深夜自動運転バス』を運行させており、日本同様深刻化するバス業界の人材不足をカバーする動きを見せています。
※『路線型深夜自動運転バス』はソウルの繁華街『東大門駅』から『合井駅』の往復バス専用レーン9.8kmを東西に横断する路線となっています。

「ソウル市の全面的な事業推進と実証の結果、自動運転が本格的な交通サービスとして定着する段階を控えている。韓国初の自動運転タクシー運行を契機に市民に向けた未来交通サービスを創出できるよう最善を尽くしたい」
【ソウル特別市交通室 尹室長】

現代(ヒョンデ)自動車は米国ウェイモ社と自動運転タクシー製造で協議

ここにきて韓国国内では自動運転タクシーの話題が著しくなっています。

先日、米国Googleの傘下のウェイモ社は、韓国最大手の自動車メーカー現代(ヒョンデ)自動車と自動運転タクシーを含めた自動車の製造委託について協議していることが明らかになりました。

京都エムケイが海外タクシーEV車両を導入

ウェイモ社は、現代自動車のEV自動車でタクシー車両でも使用される「IONIQ5」を自社の第6世代自動運転技術に使用する計画について協議しているとのことです。

この協議では、中国の自動車メーカー『吉利汽車』の「Zeekr」から提供されるものを「IONIQ5」のモデルに置き換える計画も含まれているとのことです。

ウェイモ社はUberとも提携

ウェイモ社は先日、米国最大手ライドシェアアプリ『Uber』との提携を強化することを発表しました。

内容は2025年初頭から米国オースティンとアトランタで自動運転「ウェイモ・ワン」の実証実験を『Uber』のアプリを通じて行うというものです。

『Uber』はこれによって、ウェイモ社の完全自動運転EV自動車のジャガー社『I-PACE』の車両管理と配車を担当することになりました。将来的には数百台にまで増加する予定だ。

これから~Opinion~

隣国で自動運転が始まり、日本国内煽りを受けるのではと感じますが…正味、韓国国内は自動運転は向いている国であると思います。

理由は有事に備えて韓国国内は道端が広く取られており渋滞は別として車の運行はしやすく、おまけに現在自動運転化を進める米国や中国同様に左車線です。ソウル市内も例外ではありません。

確かに街中や住宅地へ行くと入り組んだ道や未だ補正されていない路地もありますので、日本同様『そこを自動運転で賄えるのか?』と疑問を持ちましたが、どうやらテストドライバーが帯同するようですので本当にホッとしました。

なんとか事故やトラブル無く営業が持続できることを願っています。

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