admin
見出し
タクシー運転手の転職に適した職種って？前職傾向も紹介します。
『幼い頃からタクシー運転手になるのが夢でした。』
そのような方は、現役でタクシー運転手をしている中でもかなり稀な例だと思います。多くの方がタクシー業界に転職する際、全く別の業種から転職されます。
今まで考えてもいなかった業界に1歩踏み入れるのは、とても勇気が要ることですよね。
『自分にこの仕事ができるのか…』一抹の不安があるのも無理はありません。
タクシー運転手に向いている職歴
タクシー運転手の転職に前職がどういう仕事を勤めていたかは不問です。
【有料レベル？！】タクシー業界転職へ大切なこと〜接客・注意・仕事の本質編〜
しかしもし今あなたの勤めている仕事が、今後転職の際タクシー運転手にとても適している職業だったらぜひ検討してほしいと思います。
新聞配達員
以前タクシー会社に面接をされた求職者の方で、前職が新聞配達員と言う方がいらっしゃいました。
②月平均12回の出社でOK！タクシー業界転職しませんか？【資格・不安・条件編】
長年新聞配達員の仕事に従事してたので他の世界の給与水準を知らなかった方です。そのため、タクシーの月収例を見たときに相当に驚かれ目の色を変えてタクシー業界に入られました。
新聞配達員のお仕事は、多くが学生時代から新聞奨学生の延長で勤務していることも多く、そのために他業種の給与水準を知らないケースが多く、生活を変える機会に恵まれない一員となっているようです。
また、長時間の労働が多いため、タクシーの勤務形態は転職後も苦にしない点と、何より近隣の場合は道をよく知っていらっしゃいます。それは即ち地域の特性もよく知っている事に結びつきます。
ですので仕事の相棒がバイクから車へと変わるだけという感覚で意外にも即戦力として働ける人材なのです。
トラックドライバー
トラックドライバーの転職はコロナ禍を過ぎて急激に増えました。
①月平均12回の出社でOK！タクシー業界転職しませんか？【仕事・生活・収入編】
原因の一つに、働き方改革の見直しによって長時間労働の規制が敷かれた事が大きいのではないでしょうか(俗に言う2024年問題)。
『稼ぎたいのに稼げなくなってしまった』、『積み下ろしが体に負担がかかり厳しい』など転職を考えるきっかけは様々です。また、長距離ドライバーは車を長時間運転することには慣れているため、心配はないでしょう。
軽貨物輸送ドライバー
コロナ禍で人気が急上昇したお仕事といえばこの軽貨物輸送ドライバー。通称“軽バン”。
お客様の元へお荷物をお届けし、タクシー同様『やったらやった分だけの対価が支払われる仕事』として人気を集めておりますが、ほとんどが業務委託契約でのお仕事であり、また自動車もご自身で揃えるか、もしくはリース契約をするなど、スタートのハードルが若干高いのも懸念材料ではあります。
また業務内容は想像以上にハードで、時間との勝負…お荷物お届け時にお客様が不在であることも日常茶飯事であり、『思った以上に稼げない』と言う声もあります。
確かに需要はありますが、繁忙期としてゴールデンウィークや祝日、年末年始などは特に混雑が混雑の多い仕事ですので書き入れ時となります。
そのため、家族サービスをしたい方にはあまり向かない仕事かもしれません。
以上のことからタクシー運転手に転職の際は、宅配時に道を駆使した経験や運転のスキルも踏まえて適している職種でありましょう。
宅配便ドライバー
上述の軽貨物輸送に酷似していますが、こちらは正社員で概ね固定給などが定まっているケースです。
しかしハードワークなのもさることながら給料面と生活の折り合いを考えた際に、タクシーという選択肢を考える方は過去多くいらっしゃいました。
運転もさることながら、玄関先などの対面でお客様との対応も慣れていることから比較的タクシー運転手の仕事もスタートもしやすいのではないでしょうか？
介護職
介護職からタクシー運転手へ転職される方も非常に多くいらっしゃいます。
タクシードライバーあるある集【実体験版】。それって職業病かも笑？Ver.3
理由としてはハードワークであることも挙げられますが、やはり給与面を重視して転職されることが傾向としては高いのではないでしょうか。
実際にタクシー運転手に転職されてからも、介護現場で培ったホスピタリティ精神を遺憾なく発揮し、お客様から喜ばれる接客をされているようです。
サラリーマン
サラリーマンは前職の経験を生かすというよりは、『現在のライフスタイルを変えたい』と言う気持ちで転職される方がいらっしゃるようです。
タクシー運転手の魅力③【タクシーの仕事ってブラックなの？きついの？…仕事の面白さを平日土日営収10万プレーヤーカケルが一部伝授！】
特に中間管理職の方に見受けられるのが「早朝出社→毎日残業して帰宅するのは午前様。」これを土曜日まで出社して最大週6日も続けていれば…よほど仕事に愛着がない限りは先々のことを考えるのが普通の人間ではないでしょうか。
そんな矢先にタクシー運転手の働き方を何かのきっかけで目にし、転職後は隔日勤務で伸び伸びと働くとサラリーマン時代以上の収入を得られるどころか、休みもしっかりと取れ、おまけに家族との時間も過ごせるようになって一石二鳥、いやもはや三鳥となるかもしれません。
警察官
意外と思うかもしれませんが、タクシー運転手の職歴で、珍しくないパターンが警察官なのです。
とある県警では“退官後にタクシー運転手になる”と言う規定路線があるほど、実はタクシー運転手は警察官のセカンドキャリアの中で人気の高いお仕事なのです。
もちろん前職が警察官ですから、安全運転を遵守する事に関して誰よりも意識が高くなるのは至極当然でありましょう。
ご本人は満面の笑みで「地域貢献がしたかった。今まで取り締まる側にいたが、タクシー運転手をしてお客さんが“ありがとう”と言ってくださる声を聞いてこんなに社会貢献ができる仕事だとは思わなかった」としみじみ仰っていたのが印象的です。
現任タクシー運転手
現役タクシー運転手は、言わずもがなタクシー会社へ移籍するのですから経験者不足やセンスといったレベルの話は関係ないのであります。
但し現在タクシー会社の多くは養成制度に力を入れており、未経験の方を積極的に採用する傾向が強いのも事実です。
ですがタクシー会社によっては経験者であれば、余計な研修も省けて、即戦力としてすぐ乗務してもらえるメリットを買って、積極採用に動くことも珍しくありません。
基本は異業種畑でも大丈夫！
筆者は時折タクシー業界へ転職したい求職者の方と一緒に面接へ同行することがありますので、履歴書を拝見させていただくことがよくあります。
業界未経験者の方であれば当然、前職は異業種となりまので、どういった仕事をされていたのかと言うお話から入ります。
中には今まで聞いたこともないようなお仕事であったり、自営業をされていらっしゃる方も多く、『タクシーのお仕事をする決断に至ったプロセスはご本人しかわからない。壮絶なストーリーがあったのだな』と痛感します。
基本的には異業種畑出身でもタクシー運転手は問題ありませんよ！
まとめ
いかがでしたでしょうか？
適してる職種として今回いくつか挙げましたが、他が適していないと言うわけでは絶対にありません。
例えば営業職や接客業がものすごく得意でも、お客様によってはもの静かな方が多く乗車されることもあります。
ですので聞き役になれる方が有利なこともあります。
やったらハマるタクシー運転手、ぜひ門戸を開けてみませんか？
