関西国際空港へ向かう際、バスや電車、マイカーで空港まで大きな荷物を持って移動するのは大変です。そのような場合に便利なのが定額タクシーです。今回は、定額タクシーの料金設定と定額の理由について紹介します。
定額タクシーの料金はどのような基準で決まるの?
関西空港までの定額タクシーの料金は、どのタクシー会社でも空港からの距離によって値段が決まっています。
例えば、関協タクシーの場合、堺市からだと6,700円、大阪市の南部に位置する住之江区、住吉区、西成区などからだと7,800円です。
大阪市の東の端にある鶴見区だと距離が遠いため10,800円、大阪府北部の豊中市や吹田市からだと11,200円となります。
定額タクシーでは、この基本料金とは別に高速料金、連絡橋通行料、連絡橋利用税などがかかります。また、深夜や早朝の場合、割増料金も必要なのです。
ただ、タクシー会社によってその定額がいくらなのかも変わります。
お客様から問い合わせがあった場合を想定して、タクシー会社によって定額料金が変わることは覚えておくといいでしょう。
定額タクシーが距離で定額にしている理由とは?
関西空港へ向かうのに、大きな荷物を持って公共交通機関を利用するのは案外大変です。マイカーでも旅行中の駐車料金などがかかってしまいます。
そのような場合に利用されるのが、関西空港までの定額タクシーです。
定額タクシーは1件予約が入れば、確実に決まった料金が入るため、タクシードライバーにとってもお得なサービスなのです。
そんな定額タクシーの各エリアからの料金の基準や定額である理由などについて説明していきます。
定額タクシーは、かかる時間とは関係なく走る距離だけで料金が決まります。その料金の決め方は、普通のタクシーの料金の決め方とは違います。
普段のタクシーでは、移動した時間と距離による従量課金制を用いて料金を決めています。
そのため、同じ距離を走ったとしても、渋滞していてより時間がかかったならば、より多くの料金を乗客は支払わなければなりません。
ですが、定額タクシーの場合は、いくら渋滞していて時間がかかったとしても、乗客が支払う料金は変わらないのです。
タクシー会社が定額サービスを距離を基準にして決めたのには、きちんとした理由があります。
タクシーはいつでもどんな時間でも利用したい時間に利用できることが、売りです。
電車やバスなどの公共サービスのように、何時発何時着と時間がきちんと決まっている場合には、利用したい場合その時間に駅やバス停に行かなくてはいけません。
ですが、タクシーは自分が乗りたい時間に合わせて乗ることが可能です。
そのため、公共交通機関のように出発する時間をきちんと決めるサービスを提供することは、タクシーの良さを奪ってしまいます。
タクシーは時間がきちんと決まっていない自由なところが売りのため、時間を料金の基準とせず距離だけを基準にした定額サービスを行っているのです。