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あなたは大丈夫?タクシー面接に行く前に心の準備。面接前後のよくある事例…しっかり確認しましょう!
タクシー会社に限らず、企業への面接というのは何歳になっても慣れないものです。
いや、逆に慣れてはいけないものでしょう…。。
不慣れさは時にちょっとしたスパイスになりますがこれが逆に不慣れすぎてもマイナスイメージなもので、なんて聞くと本当に現場で起きている面接は一筋縄ではいかないという事がよくわかりますよね。
履歴書を忘れた
正直なところ履歴書を忘れるなどあまり聞かないですが、ごく稀にあるのです。
当日に渾身の履歴書を忘れてしまったなんて事。
それでも面接をしてくれるケースもあるかもしれませんが、99.9パーセントの確率で採用は不可でしょう。
履歴書は基本の基です。
忘れるなど言語道断です。
志望動機が空白
志望動機はタクシー会社が最も注目する部分です。
本人が会社に入って一体何をしたいのか?
本人がこれからどうしたいのか?
何故この会社を選んだのか?
面接の口頭でももちろん伝えはするものの、書面でもそれらはしっかりと伝えなければなりません。
電話面接・出張面接のあるタクシー会社のメリットと確認すること
そんな大事な、自己アピールをする場にも関わらず『空白』であったり、『殴り書き』で提出なんてした日にはもう印象は…言うまでもありませんよね。
自分が会社の採用担当で、求職者が持ってきた履歴書はどんな内容であれば採用するでしょう?それを考えてまず記載してみましょう。
手書きの場合は丁寧に、そしてプリントの場合は誤字脱字がないように最新の注意を図ることが大切です。
連絡無しの遅刻
言わずもがな連絡なしの遅刻など言語道断の行為です。
まず相手方はどうしたのかと心配になります。
正当な理由で遅刻する場合はしっかりと連絡をしましょう。
正直いい大人が子供に笑われてしまいます。
体調不良
体調不良に関しては仮病はさておいて、人間本当に体調が悪いときは一歩たりとも動けない時があります。
理由は様々ですし、流行性のウイルスにかかった時などはそもそも外出が不可となります。
【例文あり】面接で送るメールの基本的なマナー【チェックポイントもあります】
周りに迷惑をかけないためにも賢明な判断を時にはしないといけませんし、タクシー運転手となれば尚更、日々の体調管理は重要になってきます。自己管理はしっかりと行いましょう。
免許証うっかり失効
タクシー運転手の面接時、免許証は必ず掲示し、同時に過去の運転経歴を確認します。
概ね過去5年間を証明書を取るので運転経歴証明書を発行するのですが、無事故無違反でゴールド免許の方もいれば、中には免許停止ギリギリの方もいるのも事実です。
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また、過去に免許停止、免許取消、あるいはうっかり失効の履歴がないかを確認します。
そのため必ず、面接では過去の経歴と相違がないか確認し正直に経歴を話しましょう。
嘘を言ったり、過去の違反について反省の態度を示していないような場合は間違い無く採用は見送られます。
当日面接来ず
当日連絡なしに面接に来ない…いわゆる『バックレ』の場合。
後から面接してくれとなっても無理な話です。
あまりにも他社も含めて面接バックレが常習犯となっている場合は大きな代償を払うことになりますのでくれぐれもご注意ください。
一度面接すると決めたら行い、万一お断りをするのであれば必ず一報しましょう。
過去不採用になっている企業への応募
過去に不採用になっている会社へ応募するケースが現場の声で時折見受けられます。
採用担当者としては『どうしてそのような行為に及ぶのか』と不思議なようです…。
過去に採用を見送られたタクシー会社への応募はまず執り行われないことが濃厚なのでご留意ください。
これは他業種でも同様の事でしょう。
個人情報は破棄されていますが、採用担当者はその道のプロですから、よく顔は覚えています。
相応しくない服装での面接
タクシー会社への面接に際して、原則はスーツで行く事が望ましいですが、中には職業柄一度もスーツを着用した事がなく『スーツを持ち合わせていない』と言う方もいらっしゃいます。
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そのような場合は事前にお伝えください。
タクシー会社も転職に際して様々な業種から面接に来られる事は承知の上ですので、スーツを持ち合わせていない場合は『準ずる服(襟付きのシャツにスラックス、白いTシャツに黒系のパンツなど)基本的に派手目でなくTPOに遵守した格好であれば経験則上は大丈夫です。
但し、事前に一言伝えておきましょう。
※会社説明会は面接ではないので私服でも可能です。
これらは流石に現場の方も非常識という事で採用は見送ったそうです。
言い訳が多い
タクシー会社への面接で、職歴が多い方もいらっしゃいます。
もちろんこれは千差万別ありますので転職回数の多さが悪いとは筆者は思いません。
タクシードライバーの最終面接でよく聞かれる質問・回答のポイント
長いこと技術職を従事していた方々定年後、畑違いと思われたタクシー運転手になったところ…思いの外活躍していたり、転職回数の多い方がタクシー業界に入り「続くかどうか」と本人も心配だっだが、職務経験の多さが返って営業面に深みを増して大活躍をしているなど…一概に良し悪しは言えないのもあるのです。
しかしこれだけは言えます。
職務経歴に言い訳が多いケース…というのは如何なる仕事でも続きづらいでしょう。
例えば退職理由に節目の事件や出来事に責任をなすりつけたり(リーマンショック、オイルショック、就職氷河期、3・11、9・11、トランプ政権など…)本当の事ならまだしも全ての職歴で其れを出されると流石に採用担当の方も『何で?』と思うのです。
言い訳やかばちや文句ばかりだとこの時点で見切られてしまいます。
ダブルブッキング
面接を受けるタクシー会社を既に自分でも応募しているケースは時折あります。
この傾向としては以下が特徴として挙げられるでしょう。
・多くのタクシー会社を応募してしまい、何処に応募したか自分でもわからなくなっている。
・紹介会社に仲介を頼んでいるものの、居ても立っても居られず自分で『念のため』と思い応募してしまった。
などです。
また過去に応募をしたことのある会社も同様です。
必ずご自身が応募したタクシー会社はトラブル防止のため覚えておきましょう。
あまりにも過剰な応募をしてしまうと企業はおろか業界全体でブラックリストに登録されてしまいます。
お金がない
転職にはエネルギーを擁します。
またそれと同じように自身がお金を使うことも否定できません。
例えば面接時の交通費や食費雑費など…切り詰めればある程度減らせはしますが、それでも経済的に余剰能力がないと続きません。
その最たる例が、『入社後1ヶ月』です。
お給料の支払いには必ず締め日が存在しますよね。その締め日を以て計算されるので場合によってはまるまる1ヶ月分が計算上支給されないことも珍しくありません。
タクシードライバーの最終面接でよく聞かれる質問・回答のポイント
だからと言って『締め日が◯◯日で◯◯日支払いの会社』ですとか『すぐ入社祝金を出す会社』を条件に探していては、本当に転職の成功とは言えないでしょう(入社祝金を支給する会社の場合、多くはすぐに支給ない上、条件等があります)
また、入社してすぐ乗務ができるわけではありませんので、初めは地方で日給3,000円〜6,000円、都市圏で7,000円〜13,000円台の研修からスタートになります(何れも月払いがほとんどです)。
ですので、最低1ヶ月分の給料分の余裕は持つようにしましょう。
求人サイトが駆け込み寺のようになってしまっては本末転倒になりかねません。
売上自慢(経験者)
タクシー経験者あるあるではありますが、売上自慢を声高に面接の場でする運転手さんが見受けられます。
タクシー運転手に必要なのは謙虚さと素直さです。
つまるところ安全運転と接遇態度の良さが一番であり、経験者でも例え売り上げが多く無くても善行の多い運転手さんは歓迎されるでしょう。
逆に昔取った杵柄を自慢して、運転や接遇が疎かな運転手さんは、いくら売上が良くても採用は厳しいケースが多い傾向があります。
そのため経験者よりも未経験者が歓迎という風潮なのがこのタクシー業界の不思議な所です。
話を遮る
面接は言葉のキャッチボールが重要です。
ごく稀にありますが面接官の話を遮ってレスポンスをしたり、1に対して10以上の回答をして困惑させると言った事もあります。
タクシードライバー志望者必見!中途面接の自己紹介で話すべき事
面接は求職者がどういう人間かを観察、もしくは試す場でもあります。
聞かれたら内容は最低限最後まで聞いてから答えるように心がけてください。
落ち着いて、リズムよくベストを尽くしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
どれもこれも『信じられない』とお思いな事もあるかもしれませんが、実は筆者が面接同行を体験して起きた出来事なのです…。
もちろんこれらはイレギュラーですのでしっかりとした模範的な面接対応のケースも多々あり、こちらも関心するほどの立ち振る舞いの方々も沢山いらっしゃいました。ですのであくまで反面教師的なケースを敢えて掻い摘みまみました。
よく『面接は騙し合いだ』『腹と腹の探り合いだ』とも言いますが…タクシー運転手に関しては人の命を乗せる仕事ですし、おまけに自分の腕っ節で給料を稼ぐ仕事ですので、しっかりと将来への思いを伝える事こそが採用に繋がるステップだと言えましょう。