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タクシー業界求人の本音!求人内容は本当?入社祝金・年収800万・アットホーム…困ったら転職相談へお気軽にご相談を
タクシー運転手に興味をもって情報収集を集める方から実際にアクションする方まで、まず転職には業種問わず『希望条件』があるはずです。
来るもの拒まずで仕事に就くと返って自分の首を苦しめる事になり、転職→退職→転職という負のループを繰り返してしまう事になります。
そのため仕事選びは慎重にする事は至極当然でありますし、業種を絞った先にはまたご自身に適した会社を選ぶことも大切です。
よくあるキャッチフレーズは本当?
タクシーの求人記事を見ていると様々なキャッチフレーズに直面する事はあると思います。
心を揺さぶるパワーワードは時として『怪しさ満開』と思われても致し方ないような打ち出し方であったりすることもしばしば。ではそれらの内容は本当なのでしょうか?
よくあるキャッチフレーズを一刀両断しましょう。
稼げる
タクシー=稼げるというフレーズはよく聞くと思います。
タクシーの仕事は日勤乗務を除いて8時間勤務ではなく、通し勤務(隔日勤務)ですのでその倍の時間を働き、プラス拘束時間は休憩込みで最大21時間まで可能です。
しかも基本給で稼ぐ仕事ではないので通常の仕事とは違い、頑張り様によっては稼げるのは本当です。
但しご自身が頑張らなかったり、言葉は悪いですが『サボってしまったら』…稼ぐことはできません。
タクシーの仕事は確かに稼ぐ実現性は高い仕事ではありますが、寝て楽して稼げるような甘い仕事ではない事だけはお伝えしておきますら。
やったらやった分だけ成果
よく『やったらやった分だけ稼げるのがタクシーの魅力ですよ!』と会社説明会などで言われた事はありませんか?
確かにその通りなのですが、いまいちピンとこない方も多いと思います。
上述でもお伝えしたようにタクシーは基本給で稼ぐという概念がありません。
ですのでお客様の乗車回数や距離、運賃、爾後(加算運賃)などによって成果に結びつくのです。非常にシンプルだと思いませんか?
またタクシー乗務中は、タクシーメーターに現在の売上金額も表示され、運転手自身で当日の目標金額も設定できるためモチベーションアップにも繋がります。
近年タクシー事業者はノルマ的なものはそこまで口を出す会社はいない分、ご自身で目標を密かに決めて1日の乗務を行うのも良いでしょう。
プライベート充実
隔日勤務の視点でお話しします。
タクシー運転手のメリットはプライベート充実です。
これは間違いないでしょう。
概ね丸1日を使って翌日は「明番」と言って乗務はなし、中1日空いてから再びタクシー乗務となるので、プライベートは自由に使う事ができます。
趣味の時間を楽しみたい方や、家庭の時間を大切にしたい方まで…時間の使い方は多岐にわたります。
また乗務中の休憩時間も3時間ほどありますので仮眠や食事だけでなく、ちょっとした買い物や銀行、行政の用事へ行ったりと業務に差し支えがない範囲で過ごすことが可能です。
▼つぶやき
アットホーム
このアットホームな職場という言葉は非常に諸刃の剣でもあります。
最近は多すぎて返って見なくなったワードかもしれないこの『アットホーム』といつパワーワード。
本当にアットホームなら良いのですが、下手をするとただ古株で固まっていて息の苦しい職場になりがちだからです。
しかも大概アットホームと言っているのは現場だけか、求人記事を上部だけ取材した人間だけです。
タクシー事業者に限らず、様々なリクルートサイトにいくら「和気藹々」ですとか「アットホーム」と記載していても、実は人手不足に対する採用強化ワードであったりします。
このフレーズはタクシーに限らずですが実は注意が必要です。
であれば、その理由もしっかりと求人内容に書いてあると思いますよ!
年収800万以上可
近頃は様々な広告で見るようになったこの年収面のパワーワード。
もちろんこの数字は正直なところ『東京都内23区』に限定された求人と仮定してお話しします。
そして、そんな人は実際にいるのかと言いますと…もちろんいらっしゃいます。
東京特別区ですと令和6年の時点では、その数字に到達することは、決して出来ない数字ではないと考えられています。
しかしもちろん現役のタクシー運転手全員がそこに辿り着くかと言うと、それは難しいでしょう。
なぜならタクシー運転手は日々の営業の積み重ねで気付くことも非常に多い仕事ですし、休憩のタイミングなども重要になってきます。
また目的地へ行こうとするとお客様が乗車されいつもと違う地域へ行くことも珍しくありません。
疑念も声もあるが…内訳は?
現在東京都内タクシー運転手の平均年収では現在500万以上〜600万円以下ですが、高い人は800万から1000万円という方も本当にいらっしゃいます。
しかしタクシーがそんな収入を得られる訳ないと疑念の声を上げる人もいらっしゃいます。気持ちはわかります。
筆者もタクシー業界に入る前は、そんなに稼げる仕事だと思っていませんでしたので…。
「本当かよ!」
「嘘こくでねぇ!」
「怪しい」
などと勘繰ってしまうのも無理ありません。
では、実際はと言いますと…もちろん乗務しているタクシー運転手全員がそのような額を叩き出している訳ではありません。
比較的自由度も高い仕事なのでマイペースに稼ぐ人もいらっしゃれば、年齢の関係で年金受給者の方もいらっしゃいます。
しかしその逆もしかりで、やろうと思えばガンガン稼げるのもこの仕事の魅力です。
東京特別区であれば今一日の平均営業収入10万円付近を稼ぐタクシー運転手は珍しくなくなりました。
その場合、営業収入の歩率が60%だとして『12乗務=1か月』と計算し、12ヶ月をかけると…(60,000円×12乗務)×12ヶ月で額面で概ね864万円!
やや変動があるにしても800万円という数字は見えてくるのです。
もちろんサボらずしっかりやる事が大前提ですよ。
都内レベル
都内レベルというフレーズが出るということは、この求人を掲載するのは東京23区ではない事がわかりますよね。
これはつまり東京都内の平均営収或いは月収、年収を基に換算しているものではありますが、それでも郊外や地方でこの都内レベルを叩き出しているのであれば立派なものでしょう。
タクシーの営業方法のコツ③【神奈川京浜地区・県央編】平日土日営収10万プレーヤーV4達成カケルが一部伝授!
比較の際は地域のタクシー収入平均レベルと都内の平均を比較すると手取り早いと思います。
そのような条件下で、なぜその会社が都内レベルの売上もしくは収入なのかという事の根拠を知った上で応募した方が良いからです。
入社してまさかの管理者や運転手仲間たちに『うちの会社で稼げる訳ないでしょ〜』なんて言われてしまい理想と現実のギャップに苛まれでしまわないためです。
よくある条件は本当?
キャッチフレーズもそうですが、タクシー運転手の求人内容によくある条件というのはつきものです。
それらは大変魅力的ですし、ましてやタクシー業界未経験者の方には勇気をもらう文言も多いはず。
でも一体なぜそんな破格の条件を出しているのか…?という内容を調べました。
二種免許費用負担
現在多くのタクシー事業者が業界未経験者向けに行っている『養成制度』として、この二種免許費用負担が挙げられます。
入社後教習所通学から免許証取得までの間も原則研修期間とし、免許証取得に係る費用も負担してくれます。
ただし条件はあり、年齢の制限や乗務数又は乗務年数のノルマはあります。(詳細は各事業者によって異なります。)
運転免許証は国家資格のため、自動車学校通学→免許取得とまでとなると概ね10日前後、さらに普通免許取得後1年以上で二種免許を取得する際は『特例講習』を受講する必要があるため費用や拘束も倍になると考えておいてください。
内容的に後ろ向きとも思われがちですが、無料で資格を取らせてくれて仕事をさせてくれる…そして仕事を一生懸命やる&稼ぐ事を考えたら拘束期間はあっという間に過ぎるでしょう。
逆に『ただなんとなく〜この仕事やってみた』『合ってなかったらどうしよう…』という不安が常に後ろ髪引く形で付きまとうのであれば、ご自身二種免許を取得されるか、この仕事を選ばない方なら良いと思います。
【とあるタクシー事業者の説明会にて】
給料保障
タクシー業界に初めて入り、経験を積んでいざ1人で乗務開始となった時…もちろん机上で覚えた事や先輩から教わった事もあるとはいえすぐ実践で結びつくのは難しいものです。
その為に設けられた制度が給料保障です。
タクシー会社によって期間は3ヶ月、半年、1年と多岐にわかり、多くが毎月の平均月収額を保障したり売上に関わらず高歩率の保障を設けると言った制度があります。
この給料保障期間中にどう過ごすかでタクシー運転手の将来が見えてくると言っても過言ではありません。
言わば失敗ができる期間ですので、様々な場所で営業して乗務の成功例だけでなく失敗例も積み重ねてある程度の売り上げが立てれるようにしましょう。
早い人ですと当月に給料保障額を上回る金額を稼ぐ新人タクシー運転手もいます。
その場合はしっかりと売上を上げた額を反映してくれますのでご安心ください。
入社祝金
タクシー事業者によっては入社祝金制度を設けている会社がありますが、諸条件がある上、金銭が伴うので以下に注意をしてください。・年齢、雇用形態により制限があります。
・支給対象と金額を把握する事
↪経験者のみの場合、経験有無問わずなど。
・入社後すぐに支給はされない
↪ほとんどの会社は乗務開始数ヶ月後など。
・タクシー事業者は金融機関ではない。
↪志望動機に『入社祝金』などと間違っても言わない事。
・何より当てにしない事
↪第一条件にするとそれ以外が疎かになる。
また入社祝金制度を受ける場合は身元保障人及び連帯保証人を立てることがあります。
よくあるケースとして『入社祝金の高いところに転職したい』という相談があります。
結局のところ、仮に上記の理由でタクシー会社へ転職が出来たとしても万が一自分に合わず苦しい思いをしながら仕事を強いられてしまったり、或いはすぐ退職してしまった場合を考えてみてください。
返って莫大な額の負債を抱える事にもなりかねません。
例え経済的な理由があるにせよ、そのような理由でタクシーに転職されるのであれば、この仕事は続かないでしょう。
ノルマ無し
社会人や転職前に勤務していた会社で莫大なノルマを課せられて身体を壊した…という話も聞きます。
タクシー業界においては実を言うと売り上げに関するノルマはほとんどありません。
ただし、乗務時間、ハンドル時間、シフトなどの規定をクリアしてくださいという内容や売上額に応じて歩率も上下があると言う点は認識しておいてくださいね。
特に公休出勤をするという条件で給料保障などの条件をつけると言った話しもあります。
未経験歓迎
タクシー運転手はベテラン臭を漂わせたオジサマの仕事だと昔は思われていましたがそれは今や昔です。
タクシー事業者は9割が入社時未経験であったこともあり、業界全体に『未経験歓迎』という風潮は本当のことなのです。
逆に経験者は肩身が狭いのかと言いますと…決してそのような事はなく、もちろん採用をするタクシー事業者も数多く存在します。しかし、在籍中は乗務員証がまだ在籍しているタクシー事業者である手前、正式な面接は行えません。
傾向としては会社説明会を行うかもしくは退職後に経歴書関係を持参して面接を受ける形を取ります。
また、タクシー事業者が経験者採用に消極的な理由としては以下が挙げられる事に起因しています。
・過去に何か重大な起因を起こしている
・違反歴が多い(或いは違反歴を面接時に隠蔽した)
・運転及び接遇に癖がついている
・祝金目当て
・社風に合わない
・そもそも充足している
などが挙げられます。
タクシー事業者によってはごく稀に『ちゃんと仕事して稼いできてくれるなら過去のこt問題ないと』と割り切っているケースもあるようですが…。
丁寧な研修
基本的に研修は行いますのでご安心ください。
ただしタクシー研修というものは意外と外部組織で実施されるものも多いのです。
例えば運転免許は自動車学校、3日間講習はタクシーセンター、事故対策適性検査、その他各無線会社によって1週間程度、また場合によっては地理講習を外部の学校で行うなどします。
そのため自社に戻って研修となれば、当然実施はしますが意外とあっさりと終わってしまう事もあります。
ですので何か不明点があれば臆せずこちらから質問をガンガンしましょう。
丁寧と言えば丁寧ですが、求職者側も入社した以上は抜かりなく付いていく姿勢が大切です。
寮制度
タクシー事業者は寮を構えているケースがあります。
もちろん全てのタクシー事業者に寮があるわけではありませんが、それらは原則地方から来られた方々を対象として貸出を行っています。
近年では1都3県の在住者でも都内のタクシー事業者の寮へ入寮出来るケースも少しずつですが増えてきました。
ただ二種の運転免許証養成と同様にどうしても年齢的に制限があることだけは注意です。
現在は概ね1ルームの部屋が多く、自社寮からお好きな物件を借りて初期費用会社負担で以降は寮費として徴収される『借り上げ寮』なども人気です。
原則として入寮期間は決まっておりますのでご注意くださいね。
自分に適した会社を選ぼう!悩んだら『転職相談』へお気軽に。
いかがでしたでしょうか?
タクシー運転手の求人内容はもちろん本当のことが記載されてます。
ただタイムラグで昔の情報がそのままであったりという事は…ごく稀にあるようです。
基本大きな変化はありませんが、歩率は各社で売上に生じてかなり細かく設定しておりますので事故時の保証なども含めて面接時にお伺いしてみると良いでしょう。
躊躇いがちな気持ちもあるとは思いますが、それらは大切な内容ですし、ましてや業界未経験の方は初めての類は臆する事なく聞きましょう。
タクシー業界未経験者の場合、自分自身で適したタクシー事業者を選ぶのは至難の業でもあります。
もちろんたまたま入社した会社が希望と合致すればそれほど素晴らしいことはないのですが…。
それを含めて転職道.comの転職相談員は首都圏においては現場を直接訪れている人間たちで構成されていますので、悩んだら『転職相談』へご質問などお気軽に是非ご連絡ください。