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タクシーの営業方法のコツ③【神奈川京浜地区・県央編】平日土日営収10万プレーヤーV4達成カケルが一部伝授!

タクシーの営業方法のコツ③【神奈川京浜地区・県央編】平日土日営収10万プレーヤーV4達成カケルが一部伝授!
カケル
カケル
この記事を書いた人:『転職道.com』の転職相談スタッフ・『タクシーハローワーク(TSJ)』では職業紹介管理者として勤務♪東京特別区地理試験・法令試験取得者/二種免許保持。タクシー求人コンサルタント歴7年目。数々のタクシー企業担当者との取材や求職者との会話で最新の情報を記事化しています。さらに自らも地理試験・法令試験・二種免許を保持し都内タクシードライバーとして勤務もしているまさに『二刀流』です。史上最速の平日&週末の両日連続で営収10万円を4度達成!

タクシーの営業方法のコツ③【神奈川京浜地区・県央編】平日土日営収10万プレーヤーV4達成カケルが一部伝授!

ここではタクシーの営業方法のコツを伝授するコーナーです。

…あれ?カケルさんて東京のタクシー運転手じゃん?神奈川の事わかるの?
確かに筆者は神奈川県内での乗務経験はありません。しかし神奈川県のタクシーを心底愛しています。
神奈川県在住で担当企業も県内に多く、神奈川県のタクシー営業の強みは熟知している所存でございます。

タクシーの営業方法のコツ①【特別区武三編】平日土日営収10万プレーヤーダブル達成カケルが一部伝授!

意外と知らない神奈川県のタクシー売上のコツ、そしてもしかすると都内に行かなくても地元神奈川でも充分収入を得られて、ワークライフバランスもバッチリな生き方が出来るかもしれません。

狭く深く攻める

神奈川県内のタクシー営業交通圏は現在、5箇所存在しており、そのいずれかに事業所があればその地域で自由に営業する事は可能です。

しかし、東京郊外のベッドタウンとなれば今際の隅まで営業するよか、狭く深く攻める事が基本的にはセオリーとなりましょう。

地域密着がモノを言う

郊外や地方のタクシー会社は地域密着型スタイルで営業を確率しています。

元々タクシーを利用される地盤が強い事、そもそもの無線配車数の多さや認知度と言った地域密着がモノを言い、営業の確立を成していると言っても過言ではありません。

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地域密着、そして地域の特性をしっかりと熟知した上で営業すると自ずと営業する際も顧客ニーズが見えてくるのではないでしょうか。

16号保土ヶ谷バイパスは要注意

神奈川県内は大和市と横浜市を跨ぐ国道16号線の『保土ヶ谷バイパス』が存在します。

この道路は非常にクセモノですので、タクシー営業の際に用心しなくてはならない事があります。

神奈川県で通勤時間帯に混む道とは?タクシー乗務員なら知っておこう

渋滞・事故が頻繁に発生

この付近は慢性的な渋滞や事故が多く発生する場所です。国内でもおそらく5本の指に入る屈指の道路です。

保土ヶ谷バイパスの渋滞の原因は、国道1号横浜新道と国道16号横浜横須賀道路のインターチェンジである狩場JCTとも接続しているため、首都高速狩場線の開通後、その混雑に拍車がかかったと言われています。
また、保土ヶ谷バイパスの特徴として「勾配の多い地帯を走る」ことが挙げられます。
(『神奈川県で通勤時間帯に混む道とは?タクシー乗務員なら知っておこう』より)

実は高速道路じゃない

『保土ヶ谷バイパス高速道路ですか?』

という疑問をよくネット上でも見ますが、正式には国道16号線の混雑緩和を目的とするためにつくられた道路です。そのため結論、高速道路ではありません。自動車専用道路・地域高規格道路に部類されます。

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バイパスそのものが上述のように混雑緩和が目的としてつくられたものの、保土ヶ谷バイパスは開業当初より高速道路のような設計…というより高速道路にしかみえない設計であり、それでいて通行時の料金も無料のため、横浜方面もしくは横須賀方面へ向かうクルマが殺到しているという構図です。

それもそのはずで、主要区間が『制限速度80km/h・片側3車線』どう見ても高速道路にしか見えなくても仕方がないのです。

高速ボタン押し忘れに注意

タクシー運転手は実車の際、高速道路に進入したら必ず『高速ボタン』を押します。

しかし押し忘れた…!なんて事になると移動時に距離だけでなく時間も換算されるのでメーター違反に問われる可能性になります。

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確かに保土ヶ谷バイパスは高速道路の扱いではないのですが、自動車専用道路であり、しかも80km道路である事。さらに移動距離が高速道路レベルに長く、また他の高速道路(横浜新道・横浜横須賀道路・首都高速狩場線)に直結していることから高速ボタンを押さなくてはいけません。

環状2号線の内側

横浜市内には磯子区から鶴見区まで伸びる大きな幹線道路『環状2号線(以下環2)』が存在します。

また、環2は磯子から新横浜までは片側3車線という大変広い道路となっており警察の速度取り締まり強化地点でもあります。

 

注意して走らないとダメじゃん!という感じです。

この環2の内側で営業する事こそ、横浜市内を攻める重要なポイントと言えましょう。

人口集中の箇所

環2の内側には上大岡、根岸、山手、関内、桜木町、横浜、東神奈川、菊名、新横浜といった横浜市内でも名だたる人口集中地帯があります。さらに横浜独特の坂道や丘が多く、住宅地や街も密集している事からタクシー需要が安定して見込めるという強みがあるのです。

横浜版の『中で営業する』

これこそまさに、横浜版の『中で営業する』という事なのです。

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港南区と戸塚区と磯子区の一部、南区、中区、西区、神奈川区、港北区の一部、鶴見区など公共交通機関がしっかりと張り巡らされている地域でもあるのです。

丘の住宅街がアツい

横浜は単に首都圏や観光地といった面にとどまらず、都内最大級のベッドタウンという一面を持っています。

ただそれだけでなく横浜市中心部への通勤通学の乗降客数も相当なものがあり、沿線の住民は駅近の方からバス、タクシー利用まで多岐に渡ります。

相鉄沿線、東急線(東横線・田園都市線沿線)、京急沿線などはその際たるものでしょう。
都心の品川・日本橋へ向かう途中で横浜駅を経由する京急の通勤ラッシュは相当なものです。

田園都市線沿線は半分以上が神奈川県内(横浜市・川崎市・大和市)に駅があるものの、通勤客の大多数が東京都心方面へ向かう方がほとんどです。渋谷~青山一丁目~押上方面へと伸びているので当然といえば当然ですが…。

カケル
カケル
田園都市線沿線は半分以上が神奈川県内(横浜市・川崎市・大和市)に駅があるものの、通勤客の大多数が東京都心方面へ向かう方がほとんどです。

渋谷~青山一丁目~押上方面へと伸びているので当然といえば当然ですが…。

GOは強い

今やタクシーに付随する形で市民権を得た配車専用アプリの『GO』。

そんなGOは今でこそ全国展開を行っていますが以前は違う系譜を辿っていたのをご存知でしょうか。

神奈川特化アプリの合併でできた

元々GOアプリは、前身の『Japantaxi』アプリとDeNA社が手掛けていたタクシーアプリ『MOV』の合併によって2020年に誕生したものなのです。

そのMOVも辿れば神奈川県に特化したタクシー専用配車アプリ『タクベル』からスタートを始めており、タクベル〜MOV時代からのユーザーがアップデートして現在GOを利用しているというケースが神奈川県では非常に多いのです。(実際筆者のそのうちの1人です)

カケル
カケル
そのため未だ持ってしてGO利用ユーザーは多く、横浜・川崎をはじめとする神奈川県内は配車アプリの強い地域となっています。

稼ぐなら繁華街・主要駅

神奈川県内でガッツリ稼ぎたい!

もしそういう事でしたら、自社無線とアプリ配車を効率よく使うと良いでしょう。地域の特性をしっかりと理解した上で営業する事は郊外で営業する上でとても大切ですし、営業収入を得る上でいちばんの近道になります。

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しかしプラスアルファで稼ぎたい、もういっちょ上を目指したい…という事であれば、繁華街やターミナル駅などへ流し営業をしてみてはいかがでしょうか

京浜交通圏のターミナル駅

駅待ちはピストン乗車が多いですが、近隣の繁華街営業となると流しも充分成立します。
時間帯を狙ってタクシーを動かしてみましょう。思わぬロングが当たるかもしれません。

JR各線
横浜駅・川崎駅・関内駅・武蔵溝ノ口駅・新横浜駅・武蔵小杉駅・鶴見駅・戸塚駅

東急田園都市線
溝の口駅・長津田駅

京急線
日ノ出町駅・上大岡駅

相鉄線
二俣川駅・三ツ境駅

その他地区のターミナル駅

流し営業がメインでない分、駅待ち営業でロングが出やすいのも他の交通圏ならではの特徴でしょう。駅から離れた過疎地や終着駅などは終電になれば狙い目ですし、繁華街が近い場合は尚更です。

観光地はインバウンド需要の恩恵が非常に大きいので、スムーズに営業をするために抜け道などを覚えておくと良いでしょう。

JR東海道線
藤沢駅・大船駅

小田急線各線
本厚木駅・小田原駅・箱根湯本駅

相鉄線
大和駅・海老名駅

自社無線は馬鹿にできない

タクシーを呼ぶお客様は何も配車アプリとは限りません。

地域密着のタクシー事業者ほど、自社で構える電話注文を通じて無線(IP無線など)を経由してタクシー運転手達に配車依頼を飛ばします。

無線配車本数は1日数500本以上に及ぶこともありますよ。

魚に餌を与える→無線配車

東京都内の営業は『魚釣り』に例えられることがよくあります。

それはお客様をというお魚をタクシーというルアーで引っ掛けるような例えであるからです。聞こえは悪いかもしれませんが…。

しかし、これが郊外になると役割は変わります。神奈川県は京浜地区の繁華街などでは、東京都内のような魚釣り営業…いわゆる流し営業は成立しますが、他の地域はそうは行きません。

駅待ち付け待ちなどがメインになりますが、その他にも自社無線に特化している会社が多く存在しています。
この場合は、お魚役はお客様ではなくタクシーとなり、餌を与えるのはタクシー会社の無線室という構図になる訳ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

神奈川県内は実はやりようによっては東京都内と遜色なく収入を得られる事が出来る稀な地域です。

しかも近年はタクシー配車アプリの恩恵もあってかドル箱の定説であった京浜交通圏のみならずお隣の県央交通圏でも営業収入が向上しているのですから驚きです。

確かに東京は魅力的ですし、言ってしまえば筆者も東京のタクシー運転手をしています…が、神奈川のタクシーは魅力的だと今でも思っています。タクシーは稼げてなんぼという人もいるかもしれませんが、筆者は結局のところやりがいが大切ですしワークライフバランスに合わせた形でお仕事ができたら最高だと思いませんか。

転職相談では過去にも『神奈川に住んでいるが
東京まで出ようか迷っている』という方の相談を何度も受け、その方に沿った形で提案をしてきました。もし相談がございましたらタクシーメディア経由でご一報くださいね!

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