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どんな仕事でも、四六時中業務をこなせば普段の何気ない仕事中の一コマだけでなく日常生活にも『仕事感が抜けないなぁ…』というシーンが出てきます。
さて今回は前回好評でしたタクシーあるある集の実体験版の２回目をお送りしてまいります！
見出し
乗務中のタクシーあるある
乗務中に出くわす様々な出来事は、自分にだけ起きている…なんて特別感は実は大間違い！
意外と周りのタクシー運転手仲間たちも経験している『あるある』であったりするのです。
回送にしようと思ったら配車依頼
タクシー営業を行なっていると必ずどこかで『休憩』をしなくてはいけない時がきます。
…と言いますかしなくてはいけません。
その際は必ず回送表示にするのですが、その間際に配車依頼が来たり…流しで手が上がったりした経験ありませんか？街中で乗務しているとこんなケースが結構発生します。
タクシー運転手の豆知識⑧知っておくと面白い『業界用語』…営業編
休憩のみならず…トイレを探そうと思ったら、
ガスを入れようと思ったら、ご飯食べようと思ったら等、意外とタイミングで配車の依頼や手上げの営業が来たりするのです。不思議ですよね。
しかもそのような時に限ってロングだったりするのですから、ある意味面白いものです。
交差点で空車が曲がってくる
流し営業あるあるですが、特に深夜帯で多いのが空車のタクシーが大挙として押し寄せる繁華街や主要ターミナル駅周辺の道路で発生するあるあるです。
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自分のタクシー車両が十字路などの交差点で赤信号となり運良く先頭で停車。
ラッキーと思った刹那、左右から空車のタクシーがバンバン曲がってきて…青信号になった時には空車の大群に入ってしまっていた！
どうかイライラは抑えましょう…。安全運転を心がけましょう。
新人あるあるでもあるのですが結構このタクシーだらけの光景は萎えやすいのですが、お客様は必ずタイミングで居るという事と勇気を持って裏をかいてみるという事を念頭に置いて営業してみましょう。
手を挙げての横断に敏感
道端でお客様が手を上げる＝全てがタクシーを捕まえるという訳ではありません。
遠くにいる待ち合わせの人を呼んだり、或いは横断歩道を渡る際に謙虚に手を上げる人も稀にいらっしゃいます。
タクシー営業中はお客様を探すあまり、そういった人の仕草にも敏感になってしまいますよね。
タクシードライバーあるある集【実体験版】。それって職業病かも笑？Ver.1
基本はタクシーを手上げで乗られる方はこちらを向いていますのでそれが手だけが上がっていてあさっての方向を向いているようでは見込みは薄い可能性が高いのでそこは注視しましょう。
営業区域外のお客様が超ロング
タクシー営業をしていて深夜あるあるなのがこの営業区域外で乗車希望のお客様の行き先が超ロングだったケースです。
例えば新宿でお客様が乗車しタクシーで営業区域外の大宮駅へ送迎したとします。
それでも充分ロングなのですが、例えばお客様が大宮駅で降りた直後、別のお客様がタクシーに駆け寄ってきて『すいません本庄早稲田まで』と言われても断らないといけません。
理由は営業区域外での営業でしかも行き先が更に区域外だからです。
仮にこれが『赤羽まで』など東京23区(特別区武三交通圏)であれば、営業区域内へ戻るので乗車しても可能なのですが…。
もちろんルール上、乗せられませんので丁重にお断りして営業区域内へ戻りました…。
乗務中のタクシーあるある(実車)
ここでは実際にお客様が乗務中のタクシーあるあるです。
運転手目線でお送りしますのでタクシー業界へ転職したい方は『タクシー運転手ってこんな事考えてるんだ』という参考になれば幸いです。
行きたい目的地とお客様が同じ
タクシー運転手の営業方法は営業区域内であれば基本的にルールはありません。
もちろん付け待ちが制限されている場所や地域はありますが、自由に区域内は営業が可能です。
そのためタクシー運転手はそれぞれ『得意エリア』を持っているケーズが多く、そこをメインとして営業する傾向があります。
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また当然燃料がないとタクシーは動きませんので営業途中でLPガススタンドに寄らないといけないこともしばしば。
そんな時、途中で乗車したお客様が偶然にもタクシー運転手が向かいたかった『得意エリア』や『LPガススタンド』方面であったり、或いはほぼ近くだったりするともうラッキー！
空車で向かう事なく目的地まで行けるのですからありがたいものです。
あるあるといえばあるあるですが、日頃の行いが良い…のかどうか(^^;;
お客様の会話が面白くて笑ってしまう
お客様同士の会話は千差万別ありますが、中には面白くて笑ってしまう内容もあります。
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３人組で乗車して妙に話のテンポが良く、こちらも思わず釣られ笑いをしてしまう事も。
ポーカーフェイスを装って仕事に徹したいところですがあまりにも面白くて微笑んでしまう程度は許してほしいものですよね。
お客様同士での会話に『ロングの可能性』を見出そうとしてしまう。
タクシー運転手にとってワンメーターであろうが、ロングであろうが、お客様はお客様です。
しかしもちろんロングとなると営収増大の見込みも広がりますので嬉しくなりますよね。
タクシードライバーもヨダレが出ちゃう！？「ロング」が出た時の注意点。
お客様が複数で乗車した際のあるあるですが、例えばこんな会話があったとします。
渋谷周辺で乗車したカップルが、『初台坂下』までと行き先を指定しました。会話は以下の感じです。
女性『私やっぱり家に戻る〜』
男性『家？どこだったっけ？』
女性『高幡不動だよ〜もう電車走ってないから、あんた降りた後私そのまま帰ろうかな〜』その時タクシー運転手はもちろんポーカーフェイスですが、内心はもう『マジか！おし！おし！頼むぜ！』みたいな衝動になってると思います笑。
ところが…
男性『夜も遅いだろ？泊まっていきなって！』
女性『う〜ん…じゃあそうするぅ〜』
タクシー運転手⇨ポーカーフェイス
内心は…『チックショー！男ォ〜！』なんて思っているに違いないでしょう笑。
とはいえ大切なお客様には変わりありませんので、遠かろうが近かろうが誠意を持って送迎しましょう。
せいぜい話のネタくらいになれば良いですよね。
釣り銭がない
これは結構ピンチなあるあるかもしれません。
今でこそお客様の支払いはキャッシュレスが主流になってきましたが、無論まだ現金の取り扱いはございます。
※アプリ配車専用の場合は事前決済などが実行されるため現金払いはありません。
釣り銭はないと致命的ですので、お札が足りない、コインが足りなさそうになったらすぐさま両替もしくは崩しに行きましょう。
乗務以外のタクシーあるある
タクシー乗務中以外のあるあるも、実は運転手ならではのネタが多いのです。
やはり職業柄、クルマを運転するのでプライベートで自家用車を運転する際には、結構仕事での癖が出たりするようです。
その中には、以前に比べて変わった部分、成長した部分も垣間見えるのですからタクシー運転手というお仕事も馬鹿にできませんよ。
運転の嗜好が変わった
タクシー運転手あるあるで、実はそこまで運転が得意でなかった方が、今まで避けていた『細い路地を走るのが好きになった』という話はよく聞きます。
運転に関してあまり冒険はしたくないタイプ…だったはずなのにお客様から色んな場所を用命されるうちに昔ほど抵抗なく細い路地も難なく行けるようになったり、お客様から運転を褒められ自信が付いた事も後押しして運転の嗜好が変わることもしばしばあります。
そう考えるとタクシー会社の入社時に行う適性検査などは果たして当てになるのか…わかりませんよね。
坂道マニアになる
タクシー運転手あるあるで、営業中に坂道を走る事が多かったりします。
それだけでなく行き先で坂道を言われる事も多いので自ずと覚えないといけなくなるのです。
そして知らないうちに『あそこは◯◯坂だ！』と認識できるようになり、お客様へも『◯◯坂経由で参りましょうか』などとアピールできるようになります。
お客様や運転手仲間に教えてもらったお店を訪ねる
タクシー運転手あるあるの魅力的な部分として、お昼時や夕飯時にお客様に教えて頂いたお店を訪ねるのも醍醐味です。
とかく運転の時間が長いのでお腹なんて減らないのではと思いがちですが…人間とは不思議なものです。起きてて生きてて脳をフル回転してる時はお腹が空いてくるものです。
そんな時、例えばお客様が乗車され『蕎麦屋の◯◯に言ってください』と依頼されて行ってみると雰囲気の良い外観でしかも手頃！
後日改めてお昼に行ってみたらすごく美味しい＝お客様に薦める⇨お客様に喜ばれるというサイクルが生まれるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
あるある！あるある！あるあるぅ〜！という共感を頂けたら幸いですし、これからタクシー業界へ転職をしたいという方にとっても『こんな事が乗務中に起こったりするんだ』という面白エピソード的に捉えて頂けたらと思います。
タクシーは本当に色々なお客様にご乗車頂くのである意味ネタが尽きないと思います。
個人を特定してはいけませんが、やはり勉強になる事も多いと思います。誰でも出来るとは言う人もいますが非常に奥が深くやり甲斐のある仕事です。是非タクシー運転手のお仕事をやってみませんか！
