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タクシー現場は大丈夫?いよいよ始まる「新紙幣」への対応は?
ついに日本国内では2024年7月3日、20年ぶりとなる新紙幣が発行されました。
長年親しまれて来た千円札・五千円札・一万円札が刷新されることになり、街では対応に迫られています。
新紙幣に描かれている人物は千円札が北里柴三郎、五千円札が津田梅子、そして一万円札は40年ぶりに渋沢栄一へ代わります。
「本日、1兆6000億円の新しい日本銀行券を世の中に送り出す予定です。キャッシュレス化が進展していますが、現金は、誰でもいつでもどこでも安心して使える決済手段で、今後とも大きな役割を果たしていくと考えられます。新しい日本銀行券が国民の皆さまのお手もとに広く行き渡り、わが国経済を支える潤滑油となることを期待しています」
(日銀:植田総裁のあいさつより)
街の反応
新紙幣の発行に対して街はどのような反応を見せているでしょうか?
主に企業側の対応としては、スーパーマーケットのセルフレジや銀行のATM、鉄道の自動券売機などで対応に追われましたが大きな混乱なく当日を迎えました。
嬉しい悲鳴かもしれませんが消費者からしたら…「はよしてくれ〜」となりますよね汗。
タクシー業界の反応
新紙幣に変更となれば、我々タクシー業界はどのような影響を及ぼすのでしょうか…。
気になる所です。
営業面ではさほど影響なし
実は新紙幣になったからといってタクシー営業に関して言うとさほど影響はないのが現状です。
と言いますのも、タクシー車内で現金の授受をする際は機械を通す事はありません。現金支払いに関してはコンビニや医療現場などによくある自動精算機の対応ではなくタクシー運転手が目検で行いますで(将来的にどうなるかはわかりませんが…)、「対応できない」と言った事は物理的にはあり得ません。
タクシー運転手の豆知識⑧知っておくと面白い『業界用語』…営業編
新紙幣対応は言わば「国民的大行事」で、流石に広く認知されているので…お客様へのご理解はもちろんのこと、タクシー運転手もお客様から新紙幣でのお支払いとなった際はしっかりと認識をし、対応しなくてはいけません、
問題は実務的部分
ただし、タクシー業界の新紙幣対応はドライバー(運転手)の乗務時間はともかくとして、実務的な部分で問題に直面しています。
それは売上の入金対応です。
タクシー運転手が1乗務で売り上げた金額は都度、帰庫時に入金をしなくてはなりません。
その際に使用する機械がまだ非対応の機械があることから、タクシー事業者では入れ替えに対応を終われているというわけです。
テレビ朝日のニュースで新紙幣対応納金機などが紹介されました。【葵交通株式会社(本社営業所)】の求人情報はコチラ
もちろん早期に対応を終了したタクシー事業者もありますし、まだ対応が間に合わない事業者も存在します。
後者の場合は事務員や経理の方の手間も現時点でかかっている事は必須ですので、機械の導入タイミングにもよりますが早期に解決したいところですよね。
今までの紙幣(お札)は使えるの?
ここで気になるのが「ついこの間まで普通に使用していた紙幣」は使えるのか?という問題です。
野口英世の千円札、樋口一葉の五千円札、そして40年間我々の心を良くも悪くも惑わせてきた福沢諭吉の一万円札(失礼しました…)。
『いきなり新紙幣に変わります』と言われて、日付が変わり今まで使ってた紙幣がもし紙屑となったら…なんて考えただけでもゾッとしますよね。
絶対に使えます
まず結論から言いますと、2024年7月2日まで使用していた紙幣(旧紙幣)は絶対に使えますのでご安心ください。
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タクシー運転手界隈でも、新紙幣が発行される際に「旧札が使えなくなる…らしーよ!」と言った根も葉もない噂が立っていましたが、全くのフェイクニュース!偽札でもない限りはしっかりと日本銀行券として使用可能です。
実は18種類もある
独立行政法人国立印刷局によると、実は2024年7月現在、日本国内で使用できる紙幣はなんと18種類もあるのです。
つまり一度発行された紙幣はしっかりとお金としての役割…日本銀行券としての責務を果たすと言うことです。
古くは明治18年に発行された旧1円札も利用可能なのです!決してタンス預金を炙り出そうとしている訳ではありませんよ。
▼つぶやき
私はまだありませんが…昔コンビニでアルバイトしていた時にお客様のおばあちゃんが500円紙幣を3枚出された時は流石に止まってしまいました…!
キャッシュレス化が進行中
そして今回の新紙幣対応ですが、対応に追われる現場ではコストのかかる企業と、そうでない企業はっきり明暗が別れました。
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というのもコロナ禍以降現金での支払いは対人間同士の接触が発生してしまうこともあり、各企業は非接触=キャッシュレス化に舵を切りました。
特に顕著だったのはコンビニエンスストアやスーパーマーケットです。3~4年前からキャッシュレス専用レジを設けており、今回そこまで新紙幣対応に関してコストがかからなかった企業も多かったという印象を持ちます。
新紙幣発行でキャッシュレス化が進む?
また、この度の新紙幣発行でキャッシュレス化に拍車がかかることも予想されます。
完全にキャッシュレスへシフトチェンジする業種も生まれることも確かであり、実際のところタクシー業界でも配車アプリ注文専用の『GO Reserve』、『Uber Taxi』、『S.RIDE』などが活躍しています。
(※これらは分類的にタクシーではなく、「その他ハイヤー」として認可を受けております。)
タクシー業界に新旋風!アプリ配車注文のみの車両「GO Crew」が登場!
『配車アプリ注文専用車両』の場合はすべてキャッシュレスとなるため、現金での決済そのものが不可…ということもありますます現金離れも進むという訳なのですね。
JR東海バスは7月1日から、一部を除いて車内運賃箱の利用を取りやめた。運賃箱を新紙幣に対応させるのに多額の費用がかかることに加え、現金支払いのニーズが減少傾向にあったためだ。
【ビジネスインサイダー7月4日記事『新紙幣対応「しません」続々。JR東海バスなど券売機や運賃箱の切り替えナシ、キャッシュレス進む』より一部抜粋。】
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まさに国民的大行事となりましたこの「新紙幣発行」。何故かわかりませんが旧紙幣や今まで使っていた紙幣はいずれ使えなくなるというデマが出回ったりしているようですが、これは根拠もない話ですのでどうかご安心ください。
もし巷で使えないとしたら、機械が対応していないか、対応する側の知識不足或いは気分で対応しているかどっちかです(後者ですと無論大問題ですが…)。
タクシー営業でもこれから必ず訪れるであろう新紙幣への対応も、はじめは見慣れなかったり、旧紙幣と混在したりしますが、海外旅行でもわかるように人間「金銭」に関しては比較的慣れるのは早いものです笑。
問題はタクシー事業者各社の入金や両替対応ですが機械を早期に導入している会社もありますし、そうでない会社もそう遠くない将来に導入は間違いなくされるでしょう。
ひとまず通貨が代わるような超大ごとではないので、『流れに乗る』くらいの気持ちで良いんじゃないでしょうか。