見出し
タクシー運転手の豆知識⑨タクシー運転手が公道で気をつける事(他の乗り物や人の接触に注意!)
タクシーは公道を使用して営業が出来る稀なお仕事です。
横文字でカッコよく言えば…ドライヴィングビジネス?とでも言ったところでしょうか。
タクシードライバー転職もこれで大丈夫!事故の多い都心の交差点特集。
ただし公道を使用する訳ですから様々な障害が立ちはばかるのも事実です。
それらは日常生活の運転でも同様ですが、公共交通機関の旅客業となると責任も伴いますし、よりイレギュラーなケースを念頭に入れて置かなければなりません。
歩行者
狭い道などでは、信号のない道での歩行者の急な横断は大変危険な行為です。
しかしそれを事前に起こり得るケースとして、しっかり危険予測を立てた上での運転は基本の基となります。
もちろん信号のない横断歩道も東京都内は多く存在します。しっかりと左右を確認して歩行者がいたら優先しましょう。
信号があっても「交通弱者だ」と言わんばかりで突然の横断もあります。事故が起きてしまったら双方の人生に多大なる影響を及ぼしてしまうので細心の注意をしてください。
電動キックボード
コロナ禍に颯爽と登場し、今や都心では多くの方が利用する電動キックボード。
若年層にかなりの支持を集めており、手軽さも利便性が受けて今では見ない日はないほどです。
代表格のLUUPなど、免許不要で乗れるものも存在すれば、原付き免許が必須のものも存在するので、それらを運転する人の特徴をよく見てタクシー運転手は自らの運転を危険予測を兼ねて慎重に行わなければなりません。
タクシードライバー転職の不安…防犯対策、事故、カスハラなど。
実際に運転していて左側からスーッと来られると結構怖いので注意しましょう。特に乗降時にお客様とぶつかったら洒落になりません。
自転車・バイク
タクシーにとって自転車やバイクはかなり危ない存在です。
自転車も現在では専用レーンが設けられている道路も一部ではありますが、基本的には公道の端を自転車は走行します。
しかし歩道を走行する事もあれば公道も走る…決して悪く言うわけではないですが自由度の高い乗り物ですのでタクシーが信号待ちしている際も左側からひょっこりと現れます。
と思いきやなんと右からひょっこり来られる事も稀にあります…本当それには困りますよね。
バイクも信号停車中や渋滞時に突如として左右の車線からやってきます…。車線変更をやむを得ず行う際は必ず確認をしてくださいね。
お客様を流しで乗降させる際は特に注意が必要で、お降りの際は必ず一言「ドアお開けします。お気をつけてお降りください」とお伝えしましょう。
またスライドドア車のタクシーは100歩譲って良いのですが、クラウンやセドリック等のドアは『自動ドア』と言うのは外面だけで実は手動のヒンジタイプなので尚更注意が必要です。
広告サイネージトラック
広告サイネージトラックは近年都心の夕刻時間帯を中心に走行する広告用のトラックです。
種類によっては音声を流すものもあります。
都内では規制が厳しく敷いてあり、東京都内のトラックは走行禁止になっているのですが…その抜け穴を良い事に他県ナンバーでトラックやすごいものは中古の路線バスを改造してド派手に走行しています。
タクシードライバー転職の不安…交通事故のニュースばっかりだけど大丈夫?!
危険な運転というよりも…そもそもが広告目的なのでかなりノロノロ運転をする特徴があります。
そのためタクシーにとっては実車で走行する際はかなり厄介な存在です…。
カート
都内を走っていると高確率で遭遇するひとつがこのカート。
かのマリオカートを彷彿させるような作りですが公道を堂々走れます。
ほとんどが群れをなして走行し、インバウンド需要で人気を博しているのですが…自国の運転ルールが染み付いているせいか衝突事故も多いようです。近くに来た際は必ず用心して車間距離を保つようにしましょう。
対向車
対向車は逆側走行なので、私には関係ない…そう思っていたら大間違いです。
例えばもし細い道で自分が運転するタクシーが対向車に近づいた際は、右のドアミラーが接触しないかを確認し、必要ならばドアミラーを畳みましょう。
近年JPN TAXIなどの次世代型タクシー車両には衝突回避装置がついていますので危険を察知するとアラームが鳴りますが、それだけに頼らずしっかりと相手ドライバーの合図を見過ごさないように気をつけましょう。
Uターンもイレギュラーなケースがない限りは事故の基になりかねませんのでしないことが先決です。
空車のタクシー
ノロノロ運転をしたと思ったらお客様を見つけた瞬間ハイエナのようにビューンと飛ばして行く事があります。
タクシーアプリの普及で乱暴な運転をするドライバーは減りましたが、それでも空車のタクシーで流しを行う事業者は多く(それ自体は全然合法です)、奪い合いのロケンロール♪という様相を呈しています。
タクシー需要を考える⑤流し営業は終わった?今どきの年収アップを狙うタクシー営業スタイルとは【ドライバー転職に役立つ情報】
ですので空車のタクシーが多い時間帯、地域も注意して運転しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
行動を走行する自動車以外の乗り物や往来する人々…決して邪魔とは申しておりませんが、タクシーを運転中の際は最新の注意を払わなくてはいけません。事故で双方の人生が変わってしまったら元も子もないからです。
確かに東京都内を初めて都市部では気をつけなければいけない障害がたくさんありますが、まず第一に安全運転を心がけること。それに尽きます。
しっかりと左右を確かめて、ウインカーのアイズやハザードも確実に出して思いやりを持った運転を心掛けましょう。