タクシーを利用した際に運転手さんのおつりの計算や暗算が早いなと感じることが多いのではないでしょうか。今回はタクシー運転手の計算方法と計算のコツについて紹介します。
タクシー運転手は暗算が得意でないといけない?
お客さんにおつりを渡すとき「サッ」と渡せると、お客さんも自分もスムーズで嬉しいです。
過去にタクシーを利用したときに、運転手さんが「おつりはいくらだろう」と悩んでいる姿をあまり見たことがないのではないでしょうか。
しかし、タクシー運転手全員、暗算や計算が得意というわけではありません。長年タクシードライバーをして場数を踏んでいるから得意という理由が多いでしょう。
ただ、タクシー運転手を始めたばかりの人でも、おつりを「サッ」とスムーズに渡したいと思うでしょう。
この記事では計算が得意になるコツを紹介します。
計算方法のコツ①お札を渡されたときのおつりの計算方法
おつりの計算をする時に、特にドキッとするのが、紙幣を渡されたときではないでしょうか。
一の位から計算して、引き算の「繰り下がり」があってと、難易度が高く感じることがあります。そんなときに使えるコツの1つを紹介します。
例えば1万円札を渡されたときの計算方法です。運賃が「820円」だったとします。
「10,000-820」で、おつりは「9,180円」です。そのまま一の位から計算すると、ややこしい感じがします。
そこで、この計算を(9,999+1)-820と考えてみましょう。まず順番を変えて「(9,999-820)+1」とします。カッコの中を計算すると、千の位からすんなりと計算できるようになります。
最後に忘れずに「1」を足すと、おつり「9,180円」が計算できます。この方法だと千の位から計算することができるのでお客さんにも伝えやすくなります。
また、千円札を渡されたら「(999-820)+1」で計算して、「180円」となります。千円札や1万円札を渡されたときは試してみてください。
計算方法のコツ②初乗運賃でシミュレーション
まず、初乗運賃を元に、お客さんが出してきそうな金額を想像してみましょう。例えば、2kmで720円の初乗運賃の場合、お客さんはいくら出すでしょうか。
ピッタリ720円が理想ですが、800円、1,000円、1,020円、5千円、1万円などを出してくることが予想されます。
シミュレーションとして、まず紙に初乗運賃とお客さんが出すだろう金額、おつりを書きます。そして、頭の中で暗算をして、紙を見て答え合わせをします。
何回か繰り返すことで、ひとまず初乗運賃の対応が正確にできるようになるので、少し気楽になるでしょう。
もしかしたら、お客さんの中には1,220円といったような払い方をする人もいるかもしれません。何回か計算することで、そういった変化球にも対応できるような計算力がつくでしょう。
「おつりを速く正確に渡せるようになりたい」と目標を立てることで、タクシー運賃のおつりの計算以外にも役にたつでしょう。
コンビニでの買い物など日常生活のさまざまな場面で自然と暗算をするようになります。
暗算のコツやよく使う運賃で訓練することで、「おつりの計算が得意!」と胸を張って言えるようになれるといいですね!