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タクシー次世代型アプリ『DiDi』が日本型ライドシェアを始動!

タクシー次世代型アプリ『DiDi』が日本型ライドシェアを始動!
カケル
カケル
この記事を書いた人:『転職道.com』の転職相談スタッフ・『タクシーハローワーク(TSJ)』では職業紹介管理者として勤務♪東京特別区地理試験・法令試験取得者/二種免許保持。タクシー求人コンサルタント歴7年目。数々のタクシー企業担当者との取材や求職者との会話で最新の情報を記事化しています。さらに自らも地理試験・法令試験・二種免許を保持し都内タクシードライバーとして勤務もしているまさに『二刀流』です。史上最速の平日&週末の両日連続で営収10万円達成!

タクシー次世代型アプリ『DiDi』が日本型ライドシェアを始動!

国内タクシー配車アプリ大手『DiDi』を運営するDiDiモビリティジャパンは2024年5月23日、日本型ライドシェアを行う地域にて、自社の配車アプリと提携タクシー事業者との連携を行い、ライドシェア車両とのマッチングを開始することを発表しました。

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日本国内のライドシェアは『タクシー事業者が用意した白ナンバー車両』もしくは『条件をクリアした自家用車』でお客様を送迎するサービスを実施することになっています。

6月上旬から順次対応開始

DiDiの発表によりますと、今回のライドシェア車両のマッチングは、6月上旬より順次開始するとのことです。

【2024年4月最新版】DiDiってどんなタクシーアプリ?四大配車アプリ『DiDi』について解説&使ってみた

日本国内ではタクシー事業者が先導して実施する『日本型ライドシェア』のサービスをタクシーアプリ国内最大手のGOが既に2024年4月から開始しており、申込数だけで言いますと1万人を超える応募があるとのことです。

提携エリアは12地域!各タクシー会社と連携


タクシー配車アプDiDiでは今後、ライドシェアサービスの対象エリアを拡大していく予定となっています。

現時点でDiDiの発表によりますと、北海道、宮城県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、沖縄県のエリアでDiDi提携のタクシー会社と連携し、ライドシェアサービスを順次拡大していくとのことです。

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タクシー事業者が先導…というよりライドシェアは『アプリ配車事業者が先導』というイメージがありますね。

DiDiのライドシェアに対する取り組み

DiDiのライドシェアに対する取り組みとはどのようなものなのでしょうか?

タクシー配車アプリとして国内では多くのユーザーからダウンロードされており、特に関西圏、九州圏では根強い人気を誇っているDiDiですが元々は中国上海初の世界最大級のライドシェア事業者なのです。

ライドシェアドライバーの求人支援も


DiDiでは今後、ライドシェア専門ドライバーの求人支援などを通じて、DiDi提携のタクシー事業者へのライドシェア制度導入を支援していく方針です。

これに伴い、日本型ライドシェアのドライバー募集サイトも開設し、『日本型ライドシェアの制度・条件』などを求職者向けに丁寧に紹介するとのことです。

また、DiDiではライドシェアドライバーとして働きたい求職者向けの応募ページを開設し、求職者がライドシェア乗務を希望するタクシー事業者の情報を無料で提供し、ドライバー採用を支援していくとしています。

アプリ面のアップデートも実施

さらにソフトウェア面を見てみますと…お客様向けのアプリだけでなくタクシードライバー・ライドシェアドライバー向けのアプリや管理システムをこの度『日本型ライドシェア』に対応するようアップデートを実施していくとのことです。

タクシードライバーの豆知識③『タクシーの種類って何がある?小型からライドシェアまで紹介!』

また、その他の機能として『相互評価機能』によるお客様とドライバーとのマナーの向上・車内トラブルの抑制を展開。
さらに非常時には警察等への緊急通報機能が発動。これらの安全性向上を図り、配車アプリとしての機能をアップデートし、より安心・安全なサービスを提供するとのことです。

4月から開始!日本型ライドシェアとは?

日本型ライドシェアとは『全国のタクシーが不足する時間帯・地域にて開始されている自家用車活用事業』を言います。
一体その中身はどんなものなのでしょうか?

当タクシーメディアでも再三触れてはきていますが、ここで少しおさらいをしてみましょう。

タクシー業界の人手不足を補う手段として提案された…

10年以上前からタクシー不足及び人手不足を補う一手として欧米やアジア諸国のビジネスモデルを例にタクシー業界や国会では定義がされていました。

アプリ配車専用タクシーがある?Uberタクシーが初の「Uberプレミアム」専用車両を導入!

しかしタクシー事業者としては明らかに白タク行為の一環であるという見解、市場が混乱してタクシー事業者に大打撃を与えかねないという点、そして何より安全の担保などから根強い反対がありました。

現在も反対論は非常に多い

勿論現在でも反対は圧倒的に多く、日本国内では『タクシー事業者が先導して、不足時間帯のみを補いライドシェアによって充足させる』という形で落ち着きました。

タクシードライバー転職の不安…ライドシェアって何?日本もついに解禁に意欲?

ライドシェアドライバーは面接を経て専門の研修を実施したのち、タクシー会社から出庫するケースもしくは自家用車の場合はリモートで点呼というケースがあります。

年内にはライドシェア新法が可決される可能性もあり、2024年はタクシー業界にとっては正念場の一年になっています。

お客様の声

ただ現時点でフタを開けてみると…ライドシェアの車両が走行しているのは、都内でもわずかに見かける程度。
特に隣県の神奈川県に限っては京浜地区などで配車数が1日1件という状況です。

これは一体どんな理由が裏付けであるのでしょうか…。

「否定的意見」が目立つ…

普段タクシーに乗られるお客様のリアルな声です。

・『何処の会社に所属してない人間が運転するサービスなんて怖いわ』
・『プロにお金払ってるのに無理。第一、安全面が心配
・『忘れ物とか大丈夫なのかなって。友人の車に乗るのでさえためらうのに知らない人の自家用車なんてまっぴらごめん』

という否定的意見が多数を占めます。一方で…

『普段乗れない車種の車に乗れるのは楽しみ』
『別に目的地に着くならそんなに気にしない』

など。一部肯定的な意見(そもそも「あまり気にしていない」)もありますが、結果論としてほとんどが心配な面が露骨に表れている内容でした。

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これから~Opinion~

現時点では何かが起きないとライドシェアは爆発的に流行らないでしょう。

一つは知名度や内容の理解度もあると思います。ですのでもしかすると何処かのタイミングでライドシェアが将来的にヒットする可能性は否定できません。例えばタクシー配車アプリが良い例でしょう。

コロナ前まではそこまで知名度は高いと言えない状況でしたが、コロナ禍でCMの影響と時節柄もあり見事に『ハマった』のです。

個人的にな見解になってしまいますが、例えば…あまり想像したくはありませんが『大規模な天災などが発生した際、移動の手段として緊急を要する場合タクシーや救急車両だけでは務まらないことも考えられます。勿論被災地に立ち入る事は制限もありますでしょうが、移動手段としてライドシェアが相当活躍する』のではないでしょうか。

元々ライドシェア自体が過疎地向けのサービスにハマりそうな要素があるので、しばらく様子見で大丈夫だと思います。

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