タクシーの前面には、「空車」などと表示がされている表示板がありますよね。
表示板にはどのような文字が表示されるのか、知っていますか?
表示板の文字の種類や意味について、説明していきます。
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タクシーの表示板の表示には、どのような種類の表示があるの?
タクシーの表示板については、国土交通省管轄の運輸局からの公示によって、表示の仕方や表示内容がきちんと決められています。
タクシーの中でも法人タクシーが表示板で表示できる文字の種類をご紹介します
- 空車
- 実車
- 割増
- 迎車
- 予約
- 貸切
- 観光
- 定額
- 回送
- 救援
- 代行
以上の11種類で、個人タクシーの場合は、救援と代行の代わりに、自家用車という表示を表示板で表示させることもできます。
タクシーの表示板の表示の意味は?
タクシーの表示板の意味について、説明していきます。
空車
客を乗せておらず、客を探している状態です。
実車
客を乗せて走っている状態です。
割増
割増運賃で運転している状態で、深夜や早朝(22:00~5:00)は、割増料金となる地域が多いです。
割増運賃が適用されると、通常は2km700円程度で計算される運賃が約1.6kmで700円程度と、同じ料金でも走ることのできる距離が変わります。
迎車
タクシーで自宅など指定の場所に迎えに行くことを迎車と言い、迎車料金がかかるタクシーの場合、迎えに行く間は迎車の表示を行います。
予約
基本として、予約表示は迎車料金を取らないタクシーが客を迎えに行っている途中に使われる表示です。
指定場所で客の都合で待っている場合、または客を乗せているときに客の都合でタクシーを待たせている場合にも予約表示をします。
貸切
1時間13,000円など、時間単位でタクシーが契約されている状態です。
観光
観光ルート運賃で運転している状態です。
タクシー会社は国土交通省から認可を受けて、観光ルート運賃を設定しています。
定額
定額運賃で運転している状態です。
東京近郊では、東京都内と羽田空港間などで定額運賃が適用されています。
回送
タクシーの運転手が、食事や給油、休憩などをしており、お客様を運ぶことができない状態のことです。
営業が終わり、営業所に帰っている途中にもこの表示を出します。
救援
業務の間に救援事業を行うために走っているときの表示です。
救援事業の種類としては、様々なものがあります。
- タクシー便利屋(病院への診察の申し込みや薬の受けとり、買い物代行など)
- 緊急救援システム(会員の家から緊急の信号が発せられた場合、病院にお連れする場合など)
代行
運転代行サービスを行っている状態です。
自家用車
個人タクシーが自家用車としてタクシーと使用している状態です。