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タクシードライバーの豆知識④【❝タクシー必須アイテム❞を営収10万プレーヤー『カケル』が紹介 】
タクシードライバーの業務は勤務形態にもよりますが、隔日勤務となれば15時間以上のロングドライブとなります。
もちろん適時休憩を別途取りながらというのは言うまでもありませんが、回送だけでなく空車→実車(賃走)の際も何かと用入りとなるモノが出てくるのがこの仕事の運命!
今回はタクシー営業時の車内に入れておくと良いモノとして現役タクシードライバー『カケル』がご紹介します!
アイテム一覧
ここではタクシードライバー用と、お客様共有用と分けてご紹介します。
当たり前な必需品もありますが、改めてのおさらいですので悪しからず!
▼ドライバー用
まずはドライバー用のアイテムです。
ただハンドルを握っているだけじゃないんです。タクシードライバーも色々なアイテムを常備しています。
そして気配りという目に見えないアイテムも兼ね備えています♪
釣銭ケース(コイン・札)
釣り銭ケースはタクシードライバーそれぞれ個性が出ています。
100円ショップで販売しているようなお手軽なものや、中には釣りのエサケースを上手に代用しているなんて方も!
個人的に使用しているのは無印〇品で販売しているパスポートケースです!領収書やお札が便利に収納できます。
コインは100均のをつかっていますよ!
しかし長距離割引や障害者割引、高速料金加算などを考えるとまだまだ細かい釣り銭は必要です!
携帯スマホ充電器
現在JPN TAXIには後部座席に標準装備しておりますが、それはあくまで『お客様用』です。
個人で使用する場合は別途ご自身の充電器を用意しましょう。長丁場の場合は休憩時間にスマホを触ったりする時間も多く、乗務中にたくさんの通知がありますとそれだけで充電を食いますよね。
ポケットティッシュ
かなり必需品なのがこのティッシュ!季節の変わり目で花粉症などに悩まされるタクシードライバーはもう言わずもがなでしょうが、何か汚れた際も持っておくと便利です。
飲み物(コーヒー、スポドリ、お茶)
回送時や休憩時の飲用を推奨しますが喉が渇いたら随時飲んでいきましょう。
コーヒーは眠気覚ましにも良いですが、飲む頻度によってはトイレが近くなるので注意が必要です。
タクシードライバーあるあるでトイレを探しているときに限ってお客様がいらっしゃったりしますので、勇気を持ってその時は『回送』にしましょう。
歯磨きセット
タクシードライバーだってタバコを吸ったり、食事をしたりしますので、その後のケアは欠かせません。
ましてや密閉空間で接客業となれば匂いのエチケットは尚更です。
ちょっとした気配りが大切です。あと、気持ちはわかりますが乗務中は臭いの強い食べ物は避けましょう。
〇郎系のラーメンなんてもってのほかです。乗務明けに行っちゃってください。
※ちなみにカケルは非喫煙者です。
消臭剤
ファブ○ーズなどタクシー車内にいつでもシュッと撒けると良いでしょう。
おすすめは無香料タイプです。理由としてお客様によって香りの好みは分かれるからです。
このあたりは結構重要ですし、タクシーはいろんな臭いが充満しやすいので換気も忘れずにしましょう。
お客様共有して
続いてお客様共有用のアイテムです。
アイテムと言ってもなるたけ社内は余計なものは置かないようにするのがベターですし、見栄えもよく清潔感がありますので、最低限なもので揃えると良いでしょう。
ダストボックス
タクシー車内のゴミ箱は助手石と運転席の間に置けるくらいのサイズが好ましいでしょう。
また車内の景観を乱さない黒などのモノトーンがなお良いとされま。
衛生面を保つため、必ず営業終了後は忘れずに中身を捨てる事を心がけてくださいね。
エチケット袋
これは万が一の際も考えられますので常備しましょう。あるとなしでは大違いです!
エチケット袋同様、ペット用トイレシートも万一の際を考えて常備すると安心です。
使われた方はわかるかもしれませんが吸収性に優れているため、実は介護の現場でも応用されて使われているほどです。
泥酔されたお客さまがもし乗車される際、乗られる前に一声かけて『危なさそうでしたら予め引きますよ!』と一声かけましょう。ここは主導権握って大丈夫です。綺麗なシートが○○塗れになるより遥かにマシです。
またまれにペット同伴の方が乗る事もありますのでそう言った方にも一声掛けるのも良いかもしれません。
消毒関係
時節柄もあり近年では消毒関係も常態化しております。
タクシー車内にも設置をしていたら丁寧だとは思いますし潔癖なお客様がいらした際も対応ができます。
場合によってはタクシー車両はドライバーのアルコール反応防止の観点もあり次亜塩素酸ナトリウムの消毒液が設置してあることもあります。
ティッシュ
花粉の多い季節などティッシュの利用が多いのでお客様も鼻をかみたい方多いみたいで、『ティッシュ使っていいですか?』という声をよくいただきました。
常備してあると確かに便利です…がゴミなど衛生的な部分には課題が残っております。
マスク
コロナ禍は脱却したとはいえ、流行性の風邪やインフルエンザなどは依然として毎年猛威を振るっています。
そんなときに使い捨てマスクを常備しておくと便利ですよ。(とくに箱型)
春の花粉飛来の時期、黄砂が飛び交う時期にも効果的です。
法人タクシーでは各社ルールもあるので
上記のアイテムは一例ですが、実はタクシー会社によっては持ち込んではいけないケースもあります。
その場合は各社法人で定められているルールに必ず従いましょう。
とある大手タクシー事業者は車内に飲み物持込NGとの事です。
現任あるあるで、移籍した会社の無線講習などで『○○自動車の時はダメでした』や『□□交通では大丈夫なのですが…』などと言ったやり取りもありますが、原則事業者およびカンパニーの看板を背負っているのでルールは守りましょう。
個人タクシーは独特
ここで面白いのが『個人タクシー』のケースです。
個人タクシーは基本個人事業主であるため、制約はなく必須アイテム云々は定められていません。言わば持ち込もうが持ち込まないが自由です。
殆どがタクシー乗務に専念するため、個人タクシーのドライバーは何もしないケースがほとんどです。
しかし稀に大手顔負けなものすごいサービスを提供し、おまけにハイヤークラスの車両で送迎というケースもあります。
例えばおしぼり、飴、常連にお茶を出すなど。
※個人事業主だからこそできるのです。
家まで10分足らずでしたが正直あの時はお金出しても良いのでもう少し乗っていたいと思いましたよ!
必要最低限にすること
タクシー事業者で働くタクシードライバーは車内に持ち込むアイテムに際して注意点があります。
もちろんなんでも持っていけば良いってわけではありません。あくまでメインはお客様に気持ちよく乗降してもらう事ですから。
やりすぎはNG
いくらお客様が喜んで頂けるとはいえ、行き過ぎたサービスを提供するのは御法度です。
法人でそこまでサービスができないのは各社のルール化を敷いている事もあります。
例えば一人が過剰に接遇し過ぎてしまうとお客様が次回同じ法人のタクシーに乗車した際に対応が違うと苦情の対象になりかねない…という事なのです。
もちろん見栄えの問題もあります。
忘れないこと&ゴミの確認
アイテムを持ち込む際、必ず行わないといけないことがあります。
それは『持ってきたアイテムを忘れていかないこと』と『ゴミを確認する』ことです。
あくまでアイテムは私物である事を忘れてはなりません。さらにタクシーは1つの車に別のドライバーが乗る可能性もあります。
他のドライバーが気持ちよく乗れるように清潔にして忘れ物がない様にして乗務を終えましょう。
まさに飛ぶ鳥跡を濁さずです。
NGなもの
必須アイテムは必須アイテムでも、何でも役に立ちそうと思って持って行ってはいけません。
例えば以下のケースは常識的に考えてNGですのでやめましょう。
私物…ゲーム機・枕・食べ物・パソコン・カメラ・服など。
ゴミの放置…見栄え的も不衛生ですし非常に宜しくないです。
また上述にもお伝えしましたが、次の人がタクシー車両を乗るケースがあるので必ずゴミがないかチェックしましょう。
タクシードライバーの豆知識②【お客様のお忘れものはどうする?】リンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タクシードライバーたるもの必須アイテムは必要最低限のモノで抑えるのがコツですし、散らかるのは言語道断です。
サービスのブレは良くも悪くも生じてはならないのです。アイテムは極力少なめ、目立たないこと、いざという時にさっと出せること…この3点が大切と言えましょう。