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タクシードライバーの豆知識②【お客様のお忘れものはどうする?】

タクシードライバーの豆知識②【お客様のお忘れものはどうする?】
カケル
カケル
この記事を書いた人:『転職道.com』の転職相談スタッフ・『タクシーハローワーク(TSJ)』では職業紹介管理者として勤務♪東京特別区地理試験・法令試験取得者/二種免許保持。タクシー求人コンサルタント歴7年目。数々のタクシー企業担当者との取材や求職者との会話で最新の情報を記事化しています。さらに自らも地理試験・法令試験・二種免許を保持し都内タクシードライバーとして勤務もしているまさに『二刀流』です。アプリ配車絶世の現代に関わらず、流し営業のみで現役カウンセラー史上最速の平日&週末の両日連続で営収10万円達成!

タクシードライバーの豆知識【お客様のお忘れものはどうする?】

公共の場所に忘れ物をしてしまう…自分の身に置き換えると肝を冷やす様な出来事です。

いくら常日頃から用心しているとはいえ、春夏秋冬駆け巡る国内では様々な因果関係が茶々を入れて危機管理を鈍らせてしまうものです。

そんな時とは、例えばタクシーの場合お客様が忘れ物をしてしまった際。タクシードライバーも死角で気づかなかったりするケースはあります。

ここでは忘れ物、拾得物の対処法について触れます。
タクシードライバー自身の身を守るためにも、単純で当たり前と思うなかれ重要事項です!

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迅速に警察へ届ける

正直なところ答えはシンプルで、この『迅速に警察に届ける』に集約されます。

お客様が間に合う様でしたら大声で呼び止めるか、可能な範囲で追いかけてお渡しするかですが、通常は例外なく最寄りの警察署、交番へ届けましょう。

その際は警察側も遺失物の書類を記載する事がありますので以下をお伝えする必要性があります。

1.お忘れものをしたお客様が乗車されたと思われる時間帯
2.上記のお客様の場所
3.上記のお客様お客様の特徴
4.所有の謝礼連絡有無など(任意)
5.法人タクシーのナンバープレート
6.法人タクシーの事業者名、代表者名、連絡先

などです。
上記は代表例です。

タクシー会社へ報告

また、タクシードライバーは警察へ届けるだけでなく拾得物をタクシー会社に報告する義務もあります。

その理由は『お客様が忘れ物のお問い合わせ確認の連絡をしてくる可能性がある』からです。
領収書は原則お渡しするのでそこには乗車したタクシー事業者の連絡先が必ず明記してあります。

ですので忘れ物をした際お客様はお心当たりのある限りは連絡をしてくるはずです。

逆の気持ちになれば同じであると思いますよね。

やったらNGなこと

ここではやったらNGなことをまとめてあります。
一歩間違えると犯罪になりかねる事象になりますので『知らなかった』では済まされないよう、注意しましょう。

タクシー会社へ持って帰らないこと

警察へ届けずタクシー会社へ直接持っていく事は、タクシー事業所近辺での営業であった場合を除いてはあまり好ましくないケースといえます。

理由は拾得物を所持したまま長時間乗車する事になりますので、なるたけ忘れ物をしたらご面倒でも必ず近隣の警察署、交番へ届けましょう。

家に持ち帰らないこと

タクシードライバーが出番時にお客様の忘れ物をそのまま家に持ち帰ってしまった。
後日忘れ物と思い出しタクシー会社或いは警察に届けた…これは絶対にNGです。

お忘れものを一度でも家に持ち帰らない様にしましょう。解雇ならまだしも最悪あらぬ疑いを持たれ捕まるケースも

防止するために

お忘れものはタクシー営業の繁忙期になればなるほど増加傾向になります。

改めて人間というのは完璧な生き物ではないという事に気付かされますよね。
(当然筆者もそうです)

それでは、このお忘れ物を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?

忘れ物確認を怠らない

タクシードライバーにできる事は忘れ物確認を怠らない事です。
お客様が降りられる際に必ず、『お忘れものは大丈夫でしょうか?』と一声かけることを心がけましょう。

するとかなりの確率でお客様は周囲を見渡して忘れ物をしていないかセルフチェックをします。それで有れば未然防止を達成した訳ですし、無ければ万々歳という事なのです。

いくら日本は諸外国に比べて治安が良い方とはいえ、良い人も居れば残念ながら逆もいます。

忘れ物が多い時間帯を把握

忘れ物が圧倒的に多い時間帯は経験則上夜中です。

終電以降など、お客様がお酒を飲まれてそのまま席に何かを置いたまま…という事が多いようです。

□カケルさんつぶやき
また夜は周囲が暗くなるので降車時、ドアの開閉時は車内ライトは点灯します。
しかしその前の清算時も必ず周囲確認をさせるために、タクシードライバーは後部座席のライトを付けてあげましょう。

多い忘れ物を意識

多い忘れ物として挙げられる事例はほとんど相場が決まっています。
ですのでもし余裕があれば運転中に、『このお客様は○○忘れない様に注意だな』と意識してみる事も大切です。

▼以下は多いです。
・スマートフォン
・財布
・キーケーキ
・マフラー
・手袋
・bluetoothイヤホン
・手帳

 

忘れ物があるとデメリットも

タクシードライバーにとって、お客様の忘れ物、拾得物が発生すると一日の乗務に影響を及ぼす事があります。

それは警察に届ける時間のロスです。
サーッと届けて終了すればいいのですが、大概はそうはいきません。警察側も色々と書類を書いたりと手続きが面倒のようです…。

決して国家のために働く方をどうのこうの言うわけではないのですが、警察官の皆さんはPCの操作が苦手のようで紙で諸々書いてPCへ入力と…中々時間に手間をかけています。
財布など金銭が入っているものであれば一緒に中身の金額を確認しなくてはいけなかったりするので尚更ロスは生じます。

ですのでお客様降車時は必ず一声掛けをしましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

タクシードライバーの忘れ物確認、たかがされどです。
どうしたら良いか迷ったらマニュアル通り動くのがもちろんベストですし、まず迅速に警察に届けて→タクシー会社へ報告というのが常識です。

もしこの様な場面に遭遇したら慌てずに行動しましょう。多少のロスは仕方ないですが、『自分だったらどんな気持ちだろう』という気持ちに置き換えればやるべき事の本質は簡単に見えてくるのではないでしょうか?

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