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【2024年4月最新版】DiDiってどんなタクシーアプリ?四大配車アプリ『DiDi』について解説&使ってみた
タクシーを呼ぶのにもはや欠かせない配車アプリ注文。
日本国内のタクシーアプリ配車は大手4社と言われる事業者を中心に席巻していると言っても過言ではないのではありません。
その中でも外資系で比較的日本国内に早い段階で上陸した配車アプリ「DiDi」について解説します。
DiDiとは?
DiDiの正式名称は「ディディモビリティジャパン株式会社」。
日本ではコロナ前の2018年より、ソフトバンクとの合弁会社DiDiモビリティジャパン株式会社がサービスを開始。
運営母体はスマートフォン向けタクシー配車アプリ『DiDi』を運営する事業者で、中国・北京に本社を構えるハイヤー企業DiDi(滴滴出行)社で、日本法人になります。
DiDiは世界になんと5億5000万人以上のユーザーと数千万人のドライバーを抱えるビッグカンパニーなのです。
これはタクシードライバーの売上に当然ながらイコールしますので全世界中にユーザーが多いのは心強い限りですね。
実際に使ってみた
実際にDiDiアプリはどんなものなのでしょう。
もちろんタクシー業界でも言わずと知れた『大手配車4大アプリ』の一角ですので、しっかりとアプリストアで検索すれば即ダウンロード可能で、重要事項を記入すれば即日利用ですよ。
実際に筆者もダウンロードしてみました♪
各種入力もカンタンだった!
まずはダウンロード!すると早速ログイン画面に…
大概この画面見ますと少々やる気をなくしますよね?
「うわ、いちいち個人情報を色々入力しなくてはいけばいのか」と。
しかしDiDiの場合、『電話番号入力→SMS認証』と続きます。さらに氏名入力はありがたいことに『ひらがな』なのです。
以降はメールアドレス入力、支払い方法の選択を追加(スキップ可能)、位置情報の使用許可有無を入力すればOK!
どうです?カンタンでしょう!?
ここまで5分とかかりません。さすが5分で来るを謳い文句しているだけありますね笑!
衝撃の広告を目にする…!
さらに筆者は衝撃の広告を目にします…!
それは、当記事でも後ほどご紹介しますが『アプリ手数料が無料』という広告です。
通常タクシー配車アプリはタクシー料金、迎車料金の他に「アプリ手数料」というものが積算されてお客様へ請求が入りますが、DiDiは「アプリ手数料」を撤廃!
よりお客様にとって選ばれやすい、利用しやすいタクシー配車アプリとしてこれからもダウンロードされていくのでしょう。
いざ配車!
DiDiアプリのタクシー配車も、とても簡単でした。
先ず、目的地を選択し確定し配車するのですが、DiDiの日本国内におけるデメリットがここでひとつあります。
それは2024年4月時点でエリア拡大は展開しているものの、まだ提携タクシー事業者が多くない点です。
これはある意味では配車のチャンスでもあり、「他社の大手配車アプリと併用して、配車が来ない…」という際にDiDiをダウンロードしていたので使ってみたらすぐ来たという事例がいくつもあるほど。
タクシー会社指定も出来ますので、そこで提携されている会社がどこなのかも確認できますのでしてみましょう。
もしかするといつもお世話になっているあのタクシー会社さん、或いは今度転職を考えているタクシー会社さんがDiDiを導入しているかもしれませんよ。
DiDiの特徴
配車アプリサービスDiDiにはどんな特徴があるのでしょう?
日本上陸から6年、独自の強みを増して現在に至るタクシー配車アプリDiDiの特徴を見てみましょう
アプリ手数料がかからない!
タクシー配車アプリは通常、迎車の際に通常の『タクシー運賃』『迎車料金』に加えて『アプリ手数料』が発生するケースがほとんどなのです。
しかしDiDiではなんとアプリ配車手数料が0円なのです。
アプリ手数料とは、お客様がスマートフォンなどでアプリ配車を実行した際にアプリ会社に対して支払う手数料料金の事を言います。一方で迎車料金は通常のタクシー会社に対して発生する料金です。
この迎車料金はお客様がタクシーを配車アプリのみならず、電話注文などで配車した際も同様に発生します。
※但し予約で配車した場合や、高速道路などの有料道路を通るルートを選択された場合は別途徴収がありますのでご注意ください。
事前確定運賃
事前確定運賃とは、タクシーの乗車地から目的地までの走行予定ルートの距離を計測し、その移動距離に基づき乗車前に確定されるタクシー運賃を言います。
DiDiでは「事前確定料金」の導入により、お客様が乗車前にDiDiアプリへ入力した乗車地と目的地を基にルートが表示→それに基づいて事前に計算されたタクシー料金がそのままお客様へのご請求金額となる仕組みです。
注意:事前確定運賃には迎車料金が別途発生します。
加えて高速道路などの有料道路を通るルートを選択された場合は、別途通行料金が発生します。
関西圏はなお強い
DiDiは2018年の日本法人設立時に国内大手タクシー事業者の第一交通産業と提携し、手始めとして大阪府内の第一交通タクシー600台の配車サービスを開始しました。
以降関西、九州を中心として一部地域を除き全国の第一交通へアプリ提携を開始。
その影響もあり関西圏におけるDiDiの知名度は未だもってして高く、ユーザーから選ばれるアプリケーションとなっています。
すぐ来る
タクシーユーザーは出張や観光であればこれほど活用できる配車アプリはないでしょう。
DiDiのキャッチフレーズは【平均5分で来る!】です。なんとも胸踊るじゃないですか!
配車決定から到着までの平均時間が短いとユーザーにとっては嬉しい限りでしょう。
利用可能地域が多い
DiDiは2019年の日本上陸から5年(2024年現在)、当初に比べてタクシー事業者との提携も増加して利用可能な地域も大幅に増加しました。
観光地でタクシードライバー転職♪沖縄県で使えるタクシー配車アプリは?!
当初は上段の記事でもお伝えした通り関西地区限定でした。しかしその後は、関東・北海道・中部と裾野を広げており、現在では沖縄県でも精力的に展開しているほどです。
『DiDi』の使える地域
DiDiの使える地域はどのあたりなのでしょうか。
確かに日本国内で発足から大幅にエリアは拡大しましたが、実際には「私の住んでいる場所」「うちのおる地域」「ワシの街」で使えるかどうか心配なところです。
それでは2024年4月現在で利用可能な地域を見てみましょう。
北海道
札幌市・江別市・石狩市【旧厚田村及び旧浜益村の区域を除く】・北広島市・函館市【旧南茅部町の区域を除く】・北斗市・七飯町・小樽市・千歳市・恵庭市・旭川市・鷹栖町・当麻町・比布町
宮城県
仙台市・宮城郡
東京都【特別区武三交通圏】
足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・墨田区・世田谷区・台東区・千代田区・中央区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・武蔵野市・三鷹市
東京都【三多摩交通圏】
小金井市・国分寺市・国立市・立川市・府中市・調布市 ・狛江市
埼玉県
川越市・入間市・所沢市・狭山市・飯能市・ 朝霞市・志木市・和光市・新座市・富士見市・ふじみ野市・三芳町
千葉県
市川市・浦安市・八千代市・成田市・習志野市・船橋市・鎌ケ谷市・松戸市
神奈川県
川崎市・横浜市・横須賀市・三浦市
静岡県
浜松市・湖西市・磐田市【旧磐田郡豊田町、竜洋町、豊岡村の区域限定】・静岡市・沼津市【旧田方郡戸田村区域を除く】・三島市・伊豆の国市【旧田方郡伊豆長岡町、韮山町の区域限定】・田方郡【函南町】・駿東郡【清水町、長泉町】・熱海市・島田市・焼津市・藤枝市・牧之原市・榛原郡・御前崎市【旧榛原郡御前崎町の区域限定】
愛知県
名古屋市・瀬戸市・津島市・尾張旭市・豊明市・日進市・愛西市・清須市・北名古屋市・弥富市・あま市・長久手市・愛知郡・西春日井郡・海部郡・セントレア(中部国際空港)
京都府
京都市【旧北桑田郡京北町の区域を除く】・向日市・長岡京市・宇治市・八幡市・城陽市・京田辺市・木津川市・乙訓郡・久世郡・綴喜郡・相楽郡
大阪府
大阪市・豊中市・吹田市・守口市・門真市・東大阪市・八尾市・堺市【美原区は除く】・泉大津市・和泉市・高石市・岸和田市・貝塚市・泉佐野市・泉南市・阪南市・泉北郡・泉南郡・池田市 ・茨木市・島本町 ・摂津市・高槻市・箕面市・交野市・四條畷市・大東市・寝屋川市・枚方市・豊能町・能勢町
兵庫県
神戸市・尼崎市・西宮市・芦屋市・伊丹市・宝塚市・川西市・明石市・川辺郡
広島県
広島市・廿日市市・府中町・海田町・熊野町・坂町・三原市・尾道市・福山市・府中市
福岡県
福岡市・春日市・大野城市・筑紫野市・太宰府市・古賀市・糸島市・糟屋郡・那珂川市・北九州市・遠賀郡・中間市・久留米市
長崎県
長崎市・佐世保市
沖縄県【一部離島は除く】
名護市・沖縄市・浦添市・宜野湾市・中頭郡・那覇市・糸満市・豊見城市・島尻郡・国頭郡・南城市・うるま市・宮古島市・石垣市
配車アプリが流行ったきっかけ
登場から10年以上経ちました。
タクシーユーザーや、タクシードライバーへ転職を考えている業界未経験の方は「え?そんな昔からあるの?」と思われたかもしれません。
そうなんです。タクシー配車アプリはここ最近登場したという訳ではないのです。
海外ではライドシェア用として定着
DiDiは、タクシーの手配にとどまらず、中国を中心とした他の国と地域では自転車シェアリングなどのアプリベースの交通サービスを実施しているのも特徴です。
特にライドシェアの配車サービスとしても有名で、昨今日本でも導入を開始(2024年4月)するはるか前よりDiDiではライドシェアのドライバー手配や配車のサービスを実施していた先鋭的なアプリサービスの事業者という訳です。
オンデマンド配送サービス、自動車の販売、リース、融資、メンテナンス、車両運用、電気自動車の充電、自動車メーカーとの共同開発などの自動車サービスを提供している。
タクシー無線会社単位でも
実はタクシー配車アプリは、タクシー無線会社単位でも存在しているのをご存じでしょうか。
規模や市場こそ大手の4大アプリにはかないませんが、登場時は諸々含めて乱立し「戦国時代」と業界内では言ったものです。
しかしながら現在をもってしても無線会社独自の配車アプリは「さほど認知度がない」のが現状です。
それもそのはず、コマーシャルの打ち出し方が大手4大アプリとは大きく開きがある点も起因しています。
コロナ禍で国内は市民権獲得
やはりこの数年で「タクシーを呼ぶ時、配車アプリサービス」というものがある事を知ったユーザーが多いのは事実です。
それはコロナ禍で移動の制限が発生した際、タクシー業界も非常に困難な状況に当時立たされたことは事実。
そんな折、公共交通機関の一環として担う役割を果たすべく、タクシーは配車アプリを通じてドアツードア&非接触でタクシーを呼べて場合によっては事前確定運賃、完全キャッシュレス決済という紐づけもある…。
上記のことからCM効果で「こんな便利なサービスがあったなんて知らなかった!」「市民権得た」「すごい」という大方歓の声をもってユーザー獲得に拍車をかけたのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
DiDiアプリは今後も大きく展開の幅を広げ、大手4大アプリの中でも様々なサービスを展開していくことでしょう。
1人がタクシーに乗れるのは1社1台のみですが、タクシーを呼ぶツールはいくらでも持っていて良い時代。
電話での配車が時代と共に進化し、配車アプリとなって国内外からの大手参入もあり、それぞれ目的は「迅速にタクシーで送迎する」だけなのですが、時間帯や地域、提携先などのしがらみもあってうまくユーザー側でも折り合いがつかないことも珍しくない昨今、DiDiは迅速に平均5分で来る配車アプリとして人気を博しています。
配車手数料がかからない点も人気ですし、これはともすればタクシードライバー目線に置き換えると「メリットがないのでは」と思いがちですが、「需要が多く・選ばれる」という事、「本来通常営業であればかからない部分」、そして外資系という特性上「インバウンド需要にも強いアプリ」であるという3点も営業時のサポートとして役立つことでしょう。