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大田区のタクシー会社「太洋モータース株式会社」が大和自動車交通に新加盟!
東京都大田区のタクシー事業者「太洋モータース株式会社(以下:太洋モータース)」がこの度、2024年4月1日をもってチェッカーキャブグループから東京大手四社の大和自動車交通(東証二部:9082)グループに業務提携し、同日本社にて出発式を開催しました。
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当日は転職道.comタクシーメディア取材班も招かれ、新たな門出に立ち会わせていただきました。
穏やかな陽気に恵まれた中で滞りなく出発式は敢行された模様をお届けします。
挨拶の様子
ここでは出発式でのご挨拶の模様をお伝えします。
太洋モータース、そして大和自動車交通双方の展望、そして今、大和自動車交通と業務提携を選んだ理由を知りたいですよね!
どのようなご挨拶だったのでしょうか。
和を重んじるタクシー会社へ【武山社長】
太洋モータースの武山裕志代表取締役社長(以下:武山社長)は出発式の挨拶にて冒頭「長年チェッカーグループにお世話になったことに感謝の意を表したい」という印象的なメッセージを伝えました。
さらに武山社長は以下のように話しています。
「大和自動車交通は『和』を重んじるグループです。温かい環境の中から生まれる自然体の笑顔という一文字…これは大和自動車交通のホームページにある一文ですが、これこそがまさに私が太洋モータースに求めている理想像であります。今後も大和自動車交通というブランドを手に入れるも毀損することなくレベルアップを図りタクシードライバーが伸び伸びと活躍できる環境を作っていきたいです。本日は当社の“第二章”の始まりです!」
これからもタクシー会社という「家族的」な雰囲気を感じつつも大手四社のもつ強みを活かして行ってほしいと思います。
エリア関係なく提携は心強い【大塚社長】
また、当日は来賓として大和自動車交通の大塚一基代表取締役社長(以下:大塚社長)と小山哲男常務執行役員タクシー事業統括部長、信和事業協同組合の下田浩介理事長が出席しテープカットを実施しました。
大和自動車交通の大塚一基代表取締役社長は挨拶の壇上にも立ち、期待をこめ以下のように話しています。
「大和自動車グループの提携エリアは東京特別区では北・東と偏っているが、タクシーは人の役に立つ交通手段なのでエリアは偏ることなく展開したい。昨今ライドシェア問題が騒がせているがこれからのタクシー業界は基本の安心・安全を守ることを一番のミッションとして営業すべき。そういった意味では大田区・世田谷区を営業エリアとしている太洋モータースと業務提携を組めたことは心強いです!」
縁を大事にテープカット
大塚社長はとりわけ縁も感じているようで「人と環境にやさしいタクシー会社を目指す」のが太洋モータースの経営理念と聞いています。大和自動車交通もお客様、株主、従業員、乗務員、そして環境の『和』を大切にしていくことを経営理念としています」と双方根幹の共通点も一致しておりました。
今後の都内におけるタクシー展開にとどまらず地域密着の営業にもますます磨きがかかりそうです。
ご挨拶後はテープカットを行い、太洋モータース、大和自動車交通、来賓関係者や報道関係者の撮影等に対応していました。
行灯も四社「大和」マークに!
2024年4月1日をもってチェッカーグループから、完全移行となったことにより、太洋モータースのタクシー車両41台すべてが「大和自動車交通」使用になりました。
行灯もチェッカー無線と、東京無線(チェッカー仕様)の2タイプから壮観に「大和」マークの行灯に様変わり。
さらにドア部分も「DAIWA TAXI GROUP」に変更。
アプリ配車は引き続き『S.RIDE』が利用可能となります。
好立地に恵まれて営業出来る「太洋モータース」
東京都大田区田園調布南という好立地に位置する「太洋モータース株式会社」。
その歴史は深く1956年創立…なんと68年前に遡ります。
当時から地域密着を掲げ、配属のタクシーもホッとできる不思議な営業所となっています。
今では全車両に「自動日報」を搭載し、JPN TAXIの導入も加速化。
タクシードライバー養成も「実践的な教育」が定評で、しっかりとした指導を行っています。
また人口減少や少子高齢化の進む昨今でも地域密着営業を重視しており、しっかりとしたリピーターの囲い込みが確立しており、タクシー営業も万全です。
大田区の田園調布と聞けば、誰しもが思い浮かぶ「高級住宅地」でもありタクシーユーザーも多いことで知られています。
世田谷区などへも営業アクセスはもちろん、都心部への営業もしやすいのも魅力と言えましょう。
独自の集客方法や多彩な働き方で、自分らしくワークライフバランスを形成できるのが太洋モータースなのではないでしょうか。
これから~Opinion~
この度取材して見て感じたのは、太洋モータースというタクシー事業者そのものの存在が「ブレていない」という事でした。
大和自動車の無線配車も受諾可能となるのですから恩恵は大きいでしょう。
それだけでなく、ユーザー目線で言えば大手四社のみが利用可能な「四社チケット」も使用可能=売上アップへ繋がっていくという事になりますし、大和自動車交通と言えばタクシー事業者でも唯一の上場企業です。
やはりユーザーから選ばれる会社であることは間違いないでしょうし、よりタクシー業界の渦に入っていく中で存在意義は大きなものであると思います。
だからこそ武山社長と大塚社長双方が仰る大和自動車交通の「和」を重んじる姿勢に共感しつつの提携は、自社のホームページに記載の通り「温かく自然体」という言葉がぴったりなのではないでしょうか。
きっとただの業務提携ではなく、なるべくしてなったそんな門出の日だったように感じました。