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「タクシーを呼びたい」のはどんな時?お客様目線のタクシー需要とは?

「タクシーを呼びたい」のはどんな時?お客様目線のタクシー需要とは?

「タクシーを呼びたい」のはどんな時?お客様目線のタクシー需要とは?

皆さんはどんな時に「タクシーを呼びたい」と思いますか?

すなわち、呼びたい=乗りたいと直結しているのですが、今回はユーザー(お客様)目線でのタクシー需要をコラムにしたいと思います。

とは言っても実はコレ、これからタクシードライバーへ転職を考えている方にも「将来の営業攻略方法」として十分役に立つと思いますよ!

【都心部】よくある一例まとめ

ここでは東京の都心部で一例としてよくある「こんな時タクシーを呼びたい」というシーンをまとめています。

あ~なるほど!と思う点もあれば、へぇ~そうだったのか!という気づきもあるかと思います。
是非参考にしてみてくださいね。

会社から取引先などへの移動時

非常に多い例としては都内のタクシーは「会社から取引先などへの移動時に利用する」という機会が多いのではないでしょうか?

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華の都と言えど、蓋を開けてみればコンクリートジャングルの東京ですから、右往左往に道が複雑になっている中で公共交通機関を駆使するのは至難の業です。

仕事の関係で時間に追われる際は移動時にタクシーを利用する方は非常に多いのです。特に千代田区・中央区・港区を中心とした3区は鉄板でしょう。

飲み会などへの移動(行き・帰り)

日中の仕事が落ち着いた夕方頃から、会社からタクシーを利用して飲食店等へ繰り出す方も多いです。
こんな時、お客様はタクシーを捕まえて早く目的地へと行きたいものです。

特に週末や月末、12月の忘年会シーズンなどはひっきりなしに配車や流し乗車の営業が来ます。

また、帰りとなれば終電で帰れないお客様が「確実」に発生します。
そんな時はもう終夜バスよりもドアツードアのタクシーの需要が多いに高くなります。

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タクシーは22時以降は料金割増が発生しますので、長距離への移動となればその分日中よりも単価は高額になりますよね。
但し時節柄、泥酔しているお客様もいらっしゃるので「目的地」だけは正確に聞くようにしましょう。

接待での利用

上記の飲み会等に加えて、接待でタクシーを利用するお客様もいらっしゃいます。
このケースは接待終了後に配車を頂き、目的地まで営業するというシーンですね。

その際はタクシーチケットを利用されることが多く、となれば短距離ではなく自宅まで帰宅される方が多いこともあって自ずと長距離(ロング)のお客様が発生しやすいというのが想像に難くないと思います。

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コロナ禍ではタクシーチケットの利用は決して多くありませんでしたが、規制も解除されてタクシー需要が激増した今は再び多くなっております。

病院へのお見舞い・通院

東京都内中心部には「順天堂大学病院」「虎ノ門病院」「東京慈恵医大病院」「三田病院」「慶應義塾大学病院」「東京女子医大病院」「日赤医療センター」など、国内でも有名な最新鋭の医療技術を備えた総合病院が数多く軒を連ねています。

そういった病院へ知人が入院しているお客様の足として、東京都内でのタクシー需要は欠かせません。
もちろん、何かしらの診断で利用される方、これまたドクターもタクシーは利用しますよ。

また、とうしても病院となると患者様の容態に応じてご家族に病院側から急な呼び出しなどあるシーンもあります。
その際はドアツードアで一番目的地に早く付くタクシーが幸か不幸か非常に役に立ちます。

逆に病院から帰宅する際などは日本交通や国際自動車、東京無線などの東京大手タクシー事業者も専用乗り場を設けていますので便利ですよ。

冠婚葬祭への参列時

冠婚葬祭の式場や会場へ向かう際の足として、タクシーはよく利用されます。

式の時間が予め決まっている際は、合わせるためにタクシーを利用したり、会場と会場との移動に参列者同士で割り勘で乗車というケースも珍しくありません。

特別な日、節目の日などでは最寄り駅から目的地までタクシーで向かう方は多い傾向にあります。
結婚式などでは場合によっては「お車代」を用意していることもありますよね。

出社時にも利用するケースも

お仕事の際、上述でも記した「会社から取引先などへの移動時に利用する」だけでなく、出社時に利用するというケースもあります。

例えば、『徹夜で仕事をして朝急いで家を出た…遅刻しそうなので●●街道でタクシーを拾っていこう』など、シチュエーションは様々ですが、朝の出社時、現場へ直行する際などにもタクシーの需要は非常に高いのです。

或いは最寄り駅に到着して駅前のタクシー乗り場から会社まで乗るお客様も多いでしょう。
都心部のオフィス街であれば出張族にその傾向は多く、逆に工業地帯や物流倉庫が多い地域は最寄り駅のターミナルから事業所が離れているため、やや単価が高くなるケースもあります。

空港送迎

空港送迎は地方都市でも同様のケース見られますが、空港から都心部・或いは郊外への送迎を行う営業です。
お客様も急いでいる方や、荷物が多くお疲れの方が利用される事が多い傾向にあります。

『空港送迎』ですと自宅からドアツードアで定額プランがありますので、空港へ向かう方に関しては大方それを利用するケースが多いようです。

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※ただし、羽田空港のようなマンモスターミナルは、いくら語学の得意な方は活かせる場だと言っても…返ってタクシーの「待ち」に時間を割かれる事が多いので、営業の効率をいかにバランス良く行うか注意が必要です。

観光目的

語学を活かすと言えば、こちらの「観光目的」のお客様を送迎するのがおススメです。

日本は東京だけなく、横浜・鎌倉・京都・大阪・金沢・広島・福岡・沖縄・北海道…挙げればキリがないほど世界が誇る観光名所が揃った国です。

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もちろんお客様は国内の邦人に限ったわけではなく、インバウンド需要復活で昨今の日本は多くの観光客が海外から訪れます。東京にフォーカスすれば、新宿・渋谷・六本木・浅草・上野…だけではないかもしれません。しかし今やどこもかしこも訪日観光客でごった返しています。

タクシーも今多くの訪日観光客が乗車し、観光名所を訪れています。
便利な時代になったもので現在は「翻訳機能」などが進化して、それほどコミュニケーションも苦労する訳ではないようです。

しかしそれでも人と人との対話…即ち接遇がモノを言うのがタクシーのお仕事ですので、観光目的で乗車されたお客様には、しっかりと旅の思い出になるよう『おもてなし』をしてあげたいところです。

イベントの行き帰り

四六時中どこかしらで大小関わらず様々なイベントを行っている街…まさに東京は不夜城という言葉がぴったりです。

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シーズンになればプロ野球やサッカーも開催しますし、アーティストのコンサート、花火大会、お祭りと事欠かないでしょう。これらに参加された方全てがタクシーに乗ったらとんでもないことになってしまいますが…。

例えばプロ野球の開催試合で45,000人が東京ドームに来場したとします。
そのうちの1%のお客様がタクシーに乗ったとします。そうすると450人がタクシーに乗車したことになります。

タクシーはドライバーを除いてセダン車で4人までが定員なので、4人が1台のタクシーに乗車したと仮定しても、この試合を観戦した450人/112~120台のタクシーが稼働したことになります。

これが5%~10%となればどれだけすごい数字なのかがお分かり頂けると思います。
数万人規模のイベントで数パーセントの来場者がタクシーを利用するというのは、ものすごい需要が高いことを示している証なのですね。

メディア・芸能関係

タクシーは報道、メディア関係にもよく利用されます。

取材時に現場へ向かう際、テレビ局のディレクターやスタッフ、アナウンサーなどが乗車します。場合によっては貸切になるケースも。ハイヤーを利用することもしばしば。

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また、テレビ局にタクシーを配車し、芸能関係者の送迎をするのは有名で、逆のケースで芸能関係者の自宅からテレビ局まで乗せることもあります。
たまにタレントがテレビで「こんなタクシードライバーがいた」とネタにしていますが…。
いいタクシードライバーも多いのでご安心ください!!

【郊外・その他】よくある一例まとめ

東京の郊外や地方にスポットを充ててみましょう。

基本的には、ベッドタウンであったり、少子高齢化や免許返納が世間でも叫ばれ、タクシーを利用する方が増加傾向にあるのが東京郊外の特徴です。

買い物帰り

買い物には手ぶらで出たけど、思わずディスカウントストアで沢山の買い物をしてしまった…というお客様も、買い物帰りは「もう疲れた」という心理に陥るのはよくある話です。

そんな時にお客様はタクシーを呼ぶ事が多いでしょう。
呼び方は大型ショッピングモールであれば、専用電話が配置されていることもあります。
それ以外でしたら、馴染みのタクシー会社へ直接「配車依頼のお電話」をするか「配車アプリ」を利用してタクシーの依頼をするのも手でしょう。

場合によってはたまたま外を流しで走っていたタクシーを停めるというお客様もいます。

病院への通院など

都内同様、郊外にも病院に通院する方の足としてタクシーは欠かせません。

大学病院や市民病院などの大型施設から、個人で開業しているお医者さんまで多岐に渡り送迎を行っています。

病院への送迎時にタクシードライバーが気を付けるべきこと

大型の病院や産婦人科などは、タクシー会社への直通配車電話が設置していることもあります。

お墓参りなど

郊外の特徴として、霊園への送迎が多いのも特徴でしょう。

多くのお客様は大規模な法要でない限りお墓参りの後に長居することは考えにくく、乗車した場所へ帰る事が多いため、待ち時間のメーターは停めて送迎をピストンして営業していることもあります。

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やはりこのような霊園でも、昨今は事務所内にタクシー会社への直通配車電話が設置している傾向が見られます。

駅までの送迎

純粋に自宅から最寄り駅までの送迎として利用するケースは郊外・都心部問わず多々発生するでしょう。

もちろん徒歩圏内であればお客様は「タクシー」という選択肢はないのでしょう。
しかし駅まで20分以上かかる場合や険しい坂道を上り下りしなくてはいけないような地域ですと、出掛ける際の荷物によってタクシーを呼ぶかどうするか考えてしまいます。

さらにバス停すらない、バスすら乗るのが大変な時は、尚更タクシーの出番という訳ですね。

筆者の体験談として

ここでは、筆者が実際に体験した「こんな時にタクシーを呼びたくなった=実際に呼んだ」というエピソードをご紹介します。

過去の体験から、つい最近の出来事まで…お客様目線で「タクシーを呼びたい時はどんな時か」を改めて振り返りたいと思います…!

バーベキューの帰りに利用

直近ですと、近隣の友人宅で皆でバーベキューをした際のエピソードです。

徒歩20分くらいで自宅へは帰れるのですが、時刻が20時頃~家族も疲れていることもあり、これはタクシーで帰ろうという事になったのです。

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やはり大人はアルコールも入っており、荷物もそこそこあったという事もあって、「タクシーだ!」「タクシーで帰ろう!」という話に。
友人宅はバス通りにも面していたのですが、バスは最寄り駅が終点なので、自宅までのドアツードアでない上、他のお客様も乗車していることから、子供達もいる手前やめようという話に。

結局私も含め皆さん、流行の配車アプリを使用してタクシーを呼び、帰路につきました。
※ちなみに行きはバスや主催の友人が送迎してくれました。

草野球の帰りに利用

週末のとある趣味の時間に発生した「タクシー乗りたい!」という出来事です。
筆者は草野球をしているのですが、試合を行うグラウンドで「駅チカ」という立地は稀です…。

今でこそマイカーでグラウンドへ向かっていますが、昔は免許がなく公共交通機関で行くしか方法がありませんでした。
それはちょうど草野球の試合終了後、帰路につこうとバス停の時刻を見たら「30分間隔」という絶望的なダイヤ。さらに時期が12月初旬の夕方でしたので寒いこと寒いこと!

するとそこに一台の空車のタクシーがやってきたため、仲間と相談し乗車することに!
急いで帰らなくてはいけなかった事情も重なり『30分に一本しか来ないバス』よりも、『すぐそこに来たタクシーに乗車』という方を選択し、事なきを得ました。

もちろん、草野球に限らずフットサルやテニスの総合グラウンドなどでも、節目のよさそうな時間帯に付け待ちしていたら「乗りたい」というお客様がいるかもしれませんよ。
タクシーって『乗りたい時に居ない!』っていうのがユーザーの心理でよく聞きますから…。

バスの営業時間が終了

郊外ではバスの営業時間が23時前に終了するケースもあります。

住宅地などにバスを利用して帰る人は、まさにその時間帯を過ぎると致命的になってしまいますよね。
深夜バスを走らせているケースもありますが、そう多くはないです。

そうなれば駅前のタクシー乗り場には大挙としてお客様の列ができます。
特に週末となれば、食事をした帰りや自分へのご褒美的なものを兼ねて「早く家路に就きたい…」という気持ちもわからなくありません。
特に徒歩で時間がかかる場合、深夜の徒歩は「物騒で危険」という認識もあります。

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筆者も学生時代、最寄り駅から実家まで30分ほど徒歩でかかっていました。
都内でアルバイトをして帰るとどうしても深夜になるので、週末は何度か最寄駅に着くとタクシーに乗った記憶があります。

重い荷物を背負っていたので利用

海外へ旅行に行った際、キャリーケースを持っていたこともありタクシーに乗りました。

帰りはお土産も詰め込んだこともあって行きよりも荷物がかさばり、これまた帰りが夜であること+時差ボケもあり眠かったので、もうお金を出しても最寄駅から家まで快適にドアツードアで帰りたい!という欲が勝りました。
※ちなみに空港定額ではありません。

このような経験はきっと皆さんも似たようなケースでおありではないでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

お客様=ユーザーには、タクシーを利用される前に様々なストーリーがあるのです。
タクシードライバーで活躍されている方、これからタクシードライバーへ転職を考えている皆様も各々ストーリーがあるようにです。
「こういう時にタクシー呼びたい!」そんな状況を事前に察知できたら相当強いですが、100%察知はできません。

ですのでタクシー営業に欠かせないのは、もちろん「経験」で掴む勘もあるのでしょうが、「配車アプリ」や「無線配車」「流し営業」といった基本的な営業方法の確立が必要不可欠となるのです。

「お客様はこの辺にいる…」その勘が働く人は意外としっかりとした事前の調べと根拠を組み立てているのです。

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